2020年6月21日日曜日

2020.06.21 銀座で文具売場を見て回る 2

● 先週と同じホテルに宿泊した。同じコースを回って銀座に。コロナのダメージは依然として続いているとしても,緊急事態宣言が解除され,だいぶ人出が戻ってきているのだと思うが,外国人がいない。
 ゆったりしている感じ。特に中国人がいないからだと思うんだけど,静かでもある。ウォークマンのイヤホンを耳に突っ込んで音楽を聴きながら歩くのに好適な環境。

● 今回は伊東屋に。銀座にあまたある聖地の1つ。
 狭いフロアが何階もあるのと,広いワンフロアとどちらがいいかといえば,圧倒的に後者。平面移動は苦にならなくても,上下に移動するのは億劫感を伴う。伊東屋に弱点があるとすれば,ここなんでしょうね。
 田舎者ほど上下の移動を苦にするとも聞いたことがある。なるほどと納得したものだ。
 率直に申しあげると,銀座で文具を買うなら,伊東屋ではなくLoFtに行くだろう。ジャンルによってフロアが上下に分かれているよりも,ワンフロアに全部あって,そこをあてどなく(?)彷徨うのが楽しいからだ。

● 伊東屋の魅力は品揃えであったろう。伊東屋に行けばあるだろうというリスペクト。もちろん,Amazonでよければあるに違いないが,リアルの品揃えはまた別物だ。それが,改装によって後退したように見える。
 いや,そういうことではないか。ぼくごときが欲しいものなど,たいていの文具店にはある。要するに,ぼくには伊東屋でなければならない理由がないのだ。それほどに尖ったユーザーではない。

● モンブランのノートがあった。モンブランって,いつからノートも作るようになったのだ? A5サイズ,ハードカバー,96枚で7,800円。ふざけるなよ,モンブラン。
 つーか,そういう戦略が通用する時代はもう終わってるだろ。わかっていても,その戦略を取らざるを得ないってことなんだろうか。誰かが間違って買ってくれれば大きな利幅が取れるんだから,薄利多売で苦しむよりも賢いわい,ってか。

● 久方ぶりにG-SIX。入店制限あり。というか,勝手には入れない。列を作らされて,消毒液を必ず使うように,マスクをしていない場合はするように促される。
 自慢じゃないが,3月以降マスクなどしたことはない。したことはないが,一応,携帯はしている。こういうときには逆らわずに付けることにしている。

● G-SIXに来るときは蔦屋書店を覗くとき。蔦屋書店のようなアクティブなお勧め・提案に対しては煩く感じることがある。提案の限界というのもあるだろうと思ったり。で,もういいかと思って遠ざかったいたんだけど。
 が,久しぶりに行ってみると,自分の浅はかさを思い知らされる。自分の知らない世界が膨大にあるのだと教えられる。
 誰か一人が提案しているわけではない。水準の高い人たちがチームを組んでやっている。自分と引き比べてはいけない。素直になることも必要だね。

● 文具売場にはプラチナのセンチュリー「ザ・プライム」のプラチナ仕様がありました。お値段は100万円。限定100本のうちの1本はここにあるということね。
 買ってしまう? あと20年(7300日)生きるとして,毎日使えば1日あたり137円。買っちゃいけない金額でもないな。いやいやいや,買っちゃいけない金額か。

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