2020年6月5日金曜日

2020.06.05 無印良品の「雑記帳」

● 宇都宮は福田屋(竹林の方)に入っている無印良品で “未ざらし雑記帳” のA6を10冊ほど買った。前から気になっていたもの。
 トイレットペーパーでも茶色のものは売れない,消費者は白を選ぶ,という話を聞いたことがあって。だいぶ昔なんだけど。今は,茶色のトイレットペーパーを見かけなくなってるけどさ。
 古紙配合率が高いものを使った方が古紙価格の安定に資するから,資源の循環を円滑にするだろうという素人発想で,できるだけ茶色いものを使った方がいいよなぁと思っててね。

● 以前,年賀はがきが叩かれたことがあったじゃないですか。再生紙と謳っているのに古紙がさほどに入っていなかった,って。
 これ,叩く方がおかしいだろうって。そんなの見りゃわかんだろうが,って。第一,黒っぽい年賀はがきなんか売れないでしょ,って。叩くアンタはそいういうの買いますか。

● でも,時代は動くわけで。無印良品なんかが先導した結果かもしれないけれども,古紙配合率が高い封筒は普通に使われるようになった。むしろ,真っ白な封筒よりもそっちの方がカッコいいという感じになってきた。
 昔の“茶封筒”は手抜きや失礼や経費削減を連想させて,個人で使うには抵抗があったが,今はそうじゃなくなった。っていうか,昔のピラピラの “茶封筒” は今はない。しっかりした作りになっている。

● 封筒にとどまらず,ノートでも古紙配合率が高いものを使ってみようかね。チラッとそんなことを思ってみたりもするわけなのでした。というわけで,無印の“雑記帳”が気になっていたよ,と。
 ともあれ。32枚で39円。B罫。紙の中央をホチキスでとめて折っただけのもの。ノートとはそういうものだという原点回帰。
 ぼくのような者が何事かを書きつけるにはこれで充分だ。これ以上のものは,おそらく要らない。

● 表紙がないんだから,そのままバッグに放りこんでおいたら,紙がよれてしまうだろう。それでいいような使い方をするのが吉かとは思うんだけど,ぼくはひたすら文章を書くという使い方しかしていない。
 高級ノートはこう使う,安いノートはこう使う,という使い分けはできない。言うなら,すべてが雑記であり,ノートは必ず雑記帳なのだ。

● どれも同じように使う。だから,よれないようにコクヨのSYSTEMICに挿して使うことにしよう。挿しこむだけでも途中でよれてしまうかもと思ったんだけど,ちゃんと収納できた。
 となれば,普通のノートと同じ使い方ができる。万年筆(プラチナのブルーブラック)で書いてみたら,線が滲むことはない。裏に抜けることもない。
 しっかりした紙質だ。藁半紙を連想してはいけない。「梱包用紙としても使用される未ざらし紙を使ったノートです。引き裂きに強く消しゴムや消せるボールペンでこすった際にも破れにくい丈夫な紙なので,表紙をつけず1ページ目から書き出せる仕様にしました」ということなのだからね。

● しかし,書いている最中に位置がずれてしまうというか,だんだんSYSTEMICからはみ出してしまう。仕方がないでしょうね。
 ググってみると,A5サイズの “雑記帳” をオルドナーホルダーケースに入れて持ち歩いている人がいた。なるほど,ではA6の “雑記帳” を持ち歩くのにちょうどいいケースを買うか。オルドナーホルダーケースほどじゃなくていい。ダイソーにありそうな気がする。
 が,ケースから出す手間がかかるんじゃ,それでなくても最近は書かなくなっているのに,いよいよ書かなくなりそうだ。

● SYSTEMICに挿しこむのじゃなくて,単に挟んで持ち歩くことにするか。SYSTEMICにはモレスキンと同じようなゴムバンドが付いているので,カバーから外れることはないと思う。この場合,2冊挟んだ方がしっかり抑えられるようだ。
 そうしてあくまで普通のノートと同じように使う。安いからといって雑には扱わない。

● 安いといえば,ダイスキンは(A6より小さいのだが)96枚で100円だ。ハードカバーとゴムバンドが付いたれっきとしたノートだ。
 ダイスキンがどれだけ安いかってことね。無印はひとつのブランドになっているが,さすがにダイソーがブランドになることはないでしょうね。
 もっとも,96枚のダイスキンは最近見かけなくなった。ひょっとすると,なくなってしまうのかもしれない。

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