2022年8月31日水曜日

2022.08.31 無印良品のポリカーボネイト万年筆を買う

● 宇都宮駅ビルに無印良品が入って数ヶ月が経つ。という印象だったのだけども,昨年の4月23日だったらしい。1年半も前になるんだね。
 それを数ヶ月前と感じてしまうんだから,時間が経つのは速いわけですよ。

● 現役時代は日々の基本色は憂鬱色だった。憂鬱色に泊まっていると,1日が過ぎるのは遅いのだが,まとまった時間,1ヶ月とか1年,はスルスルと過ぎていった。
 今の基本色は無色透明なので,1日が過ぎるのも速い。

● ところで。その宇都宮駅ビルの無印良品で初の買物をした。無印の売場としては狭い方なのに加えて,自分が文具売場しか見ないのが相まって,ずっと素通りしていた。無印の文具はだいたい頭に入っているので。
 が,今日,初買物。何を買ったかといえば,ポリカーボネイト万年筆。490円。中身はプラチナの Preppy。カートリッジが1本付属。

● Preppy はすでに何本か持っていて,これ以上増やしても仕方がない。しかし,まぁ,上手く使い分けができればいいのだとか何とか理屈をつけて,買ってしまうわけですよ。490円だし。
 実際には使い分けなんか,できないし,やらないんだけどさ。

● 万年筆は毎日使うのが最良の手入れになる。たとえ安価なものであっても,使いだしたら毎日使うのが望ましい。万年筆に限らず,何でもそうだ。典型的には弦楽器がそうだよね。使わないで放置しておくと,傷みが光の速さで進行する。
 ところが,10本と言わず,3本であっても,毎日使って使い分けられるほど筆記量の多い人なんていないでしょ。買ったときの状態で保存しておいて,あとは眺めるだけというなら,何本持ってもいいけれども,使うのなら同時に持っていい万年筆の数はごく限られたものになる。
 できれば買わないで,販売店にそのまま預かってもらっていた方がいいんだよね。わかっちゃいるけど,490円だし,ってことになったわけね。

● カートリッジはブルーブラックと黒があるのだが,本体は黒ばかり。黒を使えと神様が仰っているのだろう。黒のカートリッジも一緒に購入。5本入りで250円。
 当然,プラチナのカートリッジだ。プラチナが自分で出しているカートリッジは10本で440円。Amazonで買えば280円程度だから,カートリッジはプラチナ純正(無印で売られているのも純正なのだが)を買うのが吉。

● Preppy にはコクヨ PERPANEP 版もあるので,オリジナルと合わせて3つのブランドから出ていることになる。3つのキャリアから出ているスマートフォンのようなものだ。
 左の写真は,左からオリジナル(プラチナ版),コクヨ版,無印版。
 オリジナルとコクヨ版は全く同型。無印版はキャップをストレートにして,クリップも装飾を排した形。
 コクヨ版と無印版は同じ材質だと思う。同じ樹脂でも強度が違う。オリジナル(プラチナ版)は嵌合を繰り返すうちにキャップにヒビが入る。キャップ内側の突起もすり減ってくる。嵌合しなくなる。
 白い方の2本はそこが丈夫だ。無印版は買ったばかりで使ってないわけだが,コクヨ版はそれなりに使っている。そのうえでの体感です。

● オリジナルは0.5mm(中字),0.3mm(細字),0.2mm(極細)とあるのに対して,コクヨ版と無印版には0.3mmしかない(と思う)。ぼくはオリジナルとコクヨ版の首軸を入替えて使っている。オリジナルの0.2mmをコクヨ版に装着。現時点ではコクヨ版のその1本しか使っていない。
 コクヨ版は最近までは440円だったのが,484円に値上げされて,無印版と価格差がなくなった。オリジナルは330円だが(0.2mmと透明軸の0.3mmは440円),通常筆記にグイグイ使っていくなら,白い方のどちらかだ。好きな方を選ばれよ。

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