2025年6月8日日曜日

2025.06.08 U-Color とイートンペンシル

● Bや2Bの濃くて軟らかくて,したがって滑らかな書き味を好ましいと思っていたが,HB程度の硬さもいいなと思うようになった今日この頃。
 筆圧を抜いて書くことを憶えれば,疲労度も変わらない。

● そんなHBを2本。まず,今は亡き,BIGWAY の U-Color。
 BIGWAY はトキワのグループ企業で,本体から切り離されたり,吸収されたり。現在は切り離された状態で,化粧品を取り扱っているのだと思う。
 トキワ自体が化粧品製造の大手に脱皮成長した。そもそもの始まりは地元の檜を使って,鉛筆の木軸を作っていたはずだから,まさに脱皮というに相応しい。

● その BIGWAY の U-Color,全然,悪くない。三菱やトンボに充分に伍していける品質だと思う。
 MADE IN JAPAN の鉛筆にダメな鉛筆なんてないな。

● 伊東屋のイートンペンシル。細めの丸軸。丸軸の方が,ぼくは持ちやすいと感じる。
 硬度表記がないが,ないのであれば中心硬度のHBだろう。HBにしては軟らかめ。ので,北星製造かと思っていたのだが,消しゴムの構造が写真のようになっている以上,キャメル産だと考える他ない。
 芯は,当然,オリエンタル産業だろう。

● ぼくが持っているのは先代のものだが,現在のイートンペンシルは132円。Hi-uni と uni の中間の価格。
 価格的にも品質的にも高級鉛筆のひとつに数えていいと思う。

● ちなみに,U-Color は10ダース,イートンペンシルは5ダース持っている。月に1本使えたとしても,全部使い切るには15年かかる。
 他の鉛筆を含めると,その10倍はある。数える気にもならないが,そのくらいにはなる。全部使い切るには,あと150年生きなきゃならない。

● これがけっこう,鬱の種になるんだな。誰かもらってくれないかな。
 鉛筆をもらってくれる人なんてなかなかいない。数少ない知り合いのうち2人に当たってみたが,速攻でキッパリと断られた。

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