● ジブン手帳とか工夫をこらした手帳がたくさんあるんだけどさ,こういう工夫は合う人と合わない人がいる。ジブン手帳は汎用性があるから,商品として定着しているんだけれども,それでも合わない人がいるだろう。
自分のスタイルを手帳に合わせることがダメだとは必ずしも思わないんだけども,無理しないと使えないものを我慢して使い続けるのはあまりよろしくないとも思う。
● ジブン手帳以上の汎用性を持つのは,予定管理とメモを物理的に分離することだ。手帳には時間目盛りのページ以外はない方がいい。若干の余白は必要なんだが。
分離することによってメモスペースは無限になる。好きなだけ,書きたいだけ,書けることになる。書くか書かないですますかという篩にかける必要がなくなる。書くか書かないかというスタート時点での逡巡を消すことができる。
● 1日1頁のスペースがあっても,ほぼ日weeksMEGAのようにメモページがどっさりあっても,大型サイズのデスクダイアリーであっても,無限でない以上,やはり制約要因になる。
ジブン手帳はスケジュールとメモが別冊になっている。トラベラーズノートも同様だ。システム手帳でスケジュールリフィルとメモリフィルをバインドして使う場合も同じ。これならOKだ。
が,いわゆる綴じ手帳でメモまで扱おうとするのは不可。にもかかわらず,ほとんどの手帳はこのタイプで,それがよく売れているのは,自分が書くメモの総量をよくわかっていて,これなら自分の用途には充分だと踏んでいるからだろう。
● それで何か問題があるかといえば,何もない。分離する必要があるのは,メモをたくさん書く人の場合だ。手帳に付いているメモページではとても足りないという人の場合。
ただし,誰でもメモをたくさん書く人に変化する可能性があるわけだ。ゆえに,予め備えておいた方がいいとは思う。
備えておくと,逆に,たくさんメモを書く人に変化する可能性が高まるかもしれない。その変化を無条件にいいことだと讃えることは必ずしもできないことが,少々以上にこの提言の勢いを削いでくれるのだが。
● そのメモ帳(ノート)は1冊主義が良いとぼく一個は考えているが,やり方は人の数だけあるだろう。仕事とプライベイトで分けるも良し。営業職の人なら顧客ごとにノートを用意するも良し。自分の使いやすいようにすればいい。
が,手帳にメモを書いてしまうのは不可。手帳に書いていいのは,スケジュールに絡むメモだけだ。
だから,手帳を必要としない人はけっこういるはずだ。予定などカレンダーに書いておけば足りるという人が相当数いるだろう。ちなみに,予定が少ないのは恥ずかしいことでも何でもない。
しかし,メモ帳が要らないという人はひとりもいないはずだ。
● 先に電子ノートはどうだろうかと言ってしまったけれど,仕事に絡むメモや記録を電子ノートに書けるわけがない。紙のノートになるはずだ。
仕事に絡む記録の一切は廃棄まで考えておかないといけない。いつまでも保存しておいていいものはおそらく皆無だろう。自分のものにしてはいけないわけだから,紙にしておいた方が分別が楽だ。
電子ノートだと不用意に消してしまうこともありそうだ。電子ノートは使うとしてもプライベート専用。
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