2019年11月26日火曜日

2019.11.26 デジタルの厳密さとアナログの曖昧さ

● またちょっとGoogleカレンダーをいじってみた。入力じたいは紙の手帳の方がずっとやりやすい。デジタルは入力がめんどうだ。特に,開始と終了の時刻の入力。
 もっとも,スマホでやったからで,パソコンを使うと違うのかもしれない。

● この面倒さを乗り越えると,デジタルならではの快適さが待っているのかもしれないが,この面倒さを乗り越えるのはなかなか容易なことじゃない。

● 能率手帳には8~24の時刻メモリが印刷されている。そこに横線を引いて,始まりと終わりの時刻を表示できる便利さは何としたことだろう。時刻をあらためて入力しなければいけないのとは段違いだ。
 この時刻メモリは予定を入れるためのものだろうが,ログを残すのにも同じように便利だ。

● ところでノルティの手帳には(ノルティに限らないが)時刻メモリが印刷されていないものもある。つまり,そちらを好む人もたくさんいるからだろう。
 人間はデジタル的な厳密さをあまり好まないのだろう。アナログで表示できる範囲の曖昧さ,大雑把さ,いい加減さに快を感じるのではないか。

● となると,デジタルの時間管理ツールがさらに普及するためには,この曖昧さをどこまで取り込めるかも重要な要素になってくるのではないか。
 結局,曖昧さは自由に通じるのかもしれない。っていうか,自由の核は曖昧さなのかもしれない。

● かといって,あまりに曖昧なのもとりとめがなくて辛い。時刻メモリは印刷されていて欲しい。
 来年3月で仕事から完全に離れる自分には,もう時刻メモリなんて要らないと思って,ダイソーの週間リフィルでいいやと思い,来年からそちらに移行するつもりでいるんだけど,見開き2週間のこのリフィルは1ページが7つに区切られているだけで,いたってノッペリとしている。

● どうやったらここに時刻メモリをいれられるだろうか。Bindexの時刻メモリをコピーして貼りつけようか。って,そんな面倒なことはさすがにできない。
 結局,1日を三等分する点を打つことにした(写真はちょっとわかりにくいけど)。ほぼ日手帳weeksがそうしている。ほぼ日以外にもけっこうあると思う。

● これをするだけで,取っかかりの拠点ができたような気がする。朝昼晩と分けたつもりなのだが,これで照準がだいぶ狭まったというかね。どこに書けばいいか迷わなくなるというか。
 曖昧も 中くらいなり おらが春。何でも中くらいがいいんですよ。爺むさい言い方で悪いけど。
 自分でそういう作業をすると,百円手帳にも愛着が湧いてくるしね。

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