● エトランジェ ディ コスタリカ の re-Collection Pocket(Ruled)を今日から使い始めた。ので,まだ1日しか使っていないんだけれども,このノート,プラチナのブルーブラックでも裏に抜けることがある。その場合,文字が滲むからすぐにわかる。
同じページの中でも文字が滲んで裏に抜けるところと抜けないところがある。同じページ内で紙質にムラがあるということだ。
● このノートをネット通販で買えるだけ買っておくかってことになりそうだったのだが,思いとどまってよかった。ノートとしての品質はダイスキンに劣るかもしれない。ダイスキンの方が安心して書けるということだ。
正直,この紙質では万年筆を使っての両面使用は難しい。紙の滑らかさはダイスキンよりこちらの方が勝っているのだが,これほどインクが滲む箇所があっては,快適に筆記できるとは申しにくい。
モレスキンだけじゃなかったのか。日本メーカーの日本製ノートにもこういうのがあったのか。
SARASAのグリーンブラック(0.5mm)を使っていくことにする。
● 万年筆もそうだけど,ボールペンでも黒は重くなりすぎる感があって,あまり使いたくない。鉛筆の黒には感じないんだけどね。万年筆やボールペンの黒には重さを感じる。重厚感というのとは違う,無意味な重さ。
したがって,ノートやメモ帳に使うなら,万年筆ならブルーブラック,ボールペンならブルーブラック,ブラウンブラック,グリーンブラックのいずれかになる。油性ボールペンにはこうした色がないので,ゲルインクのボールペンを使うことになる。
● ブラックの入らないブルーやグリーンは(特にブルーは),輝度が強すぎて目を刺してくる。これまたあまり使いたくない。
若いときはそんなことはあまり感じなかったので,加齢現象なのだろうと思っているんだけどね。
● ともあれ。ゲルインクのボールペンに替えたら,裏抜けの問題は消えた。モレスキンもそうだった。
インクを選ぶようなノートは,それだけでノートとしては欠陥品だと単純に思ってしまうのだが,作る側としては,万年筆で書くなんてのは眼中に置かないんだろうか。いたとしても,そんなのは少数派だよ,そんな少数派なんか問題にしなくていいよ,大半の人はボールペンで書くんだから,それに対応すればいいよ,と。
それはそれで見識というものなのかね。もしそうなら,モレスキンも見識を持っているということになるがね。
● これだけの厚さ(ページ数)があるのにスピンが付いていないのも,使いづらさの理由になる。スピンは必須と考えたい。
それを省略してしまったことも,生産終了に至っている(至っていないのかもしれないけど)理由のひとつなのではないか。
● 以上の2点-万年筆だと裏に抜けることがあるのと,スピンがないこと-において,このノートを是とすることはできない。これで価格が900円というのでは,少々納得いたしかねる。
そのことと,左右ページの罫線の位置がピタリと揃っていることが,どうにも噛み合わない気分だ。
● 万年筆(Plaisir)で書くとペン先がよく見える。SARASAだと先端がちょっとだけ見えるという感じになる。もちろん,ペン先がよく見える方が安心だ。
ま,ボールペンでは立て気味にして書くことになるので,ペン先の見え方はどうしたってそういうことになるんだけどさ。
まぁ,気を取り直して,SARASAのグリーンブラックで書くことを愉しめば良い。そのように努めよう。
(2021.03.19 追記)
やはり万年筆で書きたくて,Plaisirで3ページほど書いてみた。ら。裏抜けがない。全くないかというと,あるにはある。のだけれども,気になるほどの抜け方ではない。裏抜けの範疇に入れなくていいと思う。
初日の抜けは何だったんだろう。自分で気づかぬままに水滴を落としてしまったんだろうか。
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