● 96枚ダイスキンを使い終えた。ちょうど30日間で使い終えた。1日3枚(6ページ)ずつ書いてきた計算。
昨年の9月からバッタリ書かなくなって,その状態が今年の1月まで続いたのだが,以後,モードが切り替わった感じ。
● モードは切り替わるもので,自分で切り替えようとしてもうまく行かない。自ずからできる波に任せることにして,波を変えようとジタバタしない方がいい。
波(山と谷)はあるのが自然であって,それを均して平らにしようなどとは試みない方がよろしいと思う。そう思うようになったのは,わりと最近のことだけど。
波が来たときにはトコトン乗ることも大事だろう。少しペースを抑えようなどとは考えないで,どんどん書いたらいい。
● その上でのことになるのだが,手書きで書くことをやめない方がいいと思う。手で書くと芋づる式に吐きだせる。吐きだせばスッキリするのは間違いないし,芋づる式に出てきたものの中に,自分でもエッと思うようなことがあったりもする。
バババッと吐きだしたものを自分で読んで,「けっこういいこと言うじゃん,俺」と思うことがあるのだ。ダイスキン1冊を使い切る間に一度あるかないかだけどね。
だから,手書きで紙に書くのは,できれば継続できるに越したことはない。
● ダイスキン。これだけ書く楽しさと効用を与えてくれて,わずか100円。最も使いでのある100円かもしれないなぁ。
ダイスキンを見かけるたびにゴソッと買っていt時期があるのだけど,そうしておいて正解だったかな。
● 明日から何を使おうか。続けてダイスキンを使い切ってしまえばいいのだけれども,そこはそれ,他にも色々とあるので,チョチョっと手を伸ばしてしまう。
エトランジェ ディ コスタリカの re-Collection Pocket(Ruled)を使ってみようか。買ったのは3年前だ。すぐに使うつもりだったけれど,今日まで放っておいてしまった。
罫線はC罫。窮屈に感じる人がいるかもしれない。罫線はモレスキンと同じく,ページの端まで印刷されている。B罫のダイスキンは19行なのだが,こちらは25行。
左右ページの罫線のずれは見事にまったくない。Made in Japan の実力と言うべし(イタリアっぽい社名だけれども,etranger di costarica は日本の会社)。
最初と最後のページは糊付け幅が広くて,実際には使用できない。これはこの種のノートの宿命のようで,モレスキンも同じだ。
ダイスキンをあげつらう場合にここを指摘するのが定番になっているのだが,あっさり言ってしまえば,そういう輩はバカである。
● 紙質からして万年筆を使うと裏抜けするなどということはあるまいと,使う前から信用している。というか,そこを疑ってしまうのはモレスキンを使ってしまったからで,万年筆を使うと裏に抜けるノートなど,そうそうないものだ。
製本もしっかりしていて,問題があるようには思われない。
● 価格は900円(+税)だった。最近は実店舗では見かけなくなっているが,楽天では630円(+税)で販売している。ただし,メーカーのサイトには載っていないようだ(ぼくの見落としかもしれないが)。
カバーに挟んで使うソフトカバータイプの方が人気があったようでもあるのだけれども,そのソフトカバータイプは楽天でも見あたらない。カバーは出てるんだけどね。
re-Collection Pocket は過去の製品になったと見做していいだろうか。ハードカバータイプは通販サイトをさらっていけば,まとめ買いもできるかもしれない。が,そこまで深追いすることもあるまい。
● いや,じつは深追いしそうになって,どうにか気持ちを冷ましたところだ。ネット通販なら実店舗より270円も安くなるのか(送料が無料なら)というわけでね。
生産が終了しているなら,流通在庫があるうちに買えるだけ買っておくかという方向に,気持ちのベクトルが向いてしまった。こうなると厄介だ。
● しかし,このノート,630円でも安いかどうか。モレスキンに比べれば安いんだけども,世の中にノートはたくさんある。
ぼくなんかダイスキンだけでもかなりの在庫を抱えているのだ。ダイスキンだけでも,だ。
と言い聞かせて,どうにか我に返ったのだった。
● というわけで,最初で最後になるはずの,エトランジェ ディ コスタリカの re-Collection Pocket(Ruled)を明日から使っていく。
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