ので,とつないでいいのかどうか,一度この資料館を見ておきたかった。
● 去年の1月25日に,浅草から日本橋まで隅田川を歩いたことがあった。そのときに,資料館の前を通っている。
再訪することがあるとは正直思わなかったので,入ってみるかと思ったものの,土日祝日は休館なのでそれも叶わなかった(この日は土曜日だった)。
順路のスタート地点に金印(漢倭奴国王)のレプリカがある。ホントに小さな印だ。といっても,純金製だからね。そんなに大きくはできませんやね。
当時の中国は華夷秩序を確立する代償に,こんなのを夷の小さなエリアの統治者に与えたわけか。
● 次は大昔の硯。中国から来ている。文人志向の強い人は親中国になりやすいのか,と思ったりしましたよ。文人を以て良しとする性向はまだまだこの国にはあるでしょ。文人というのは旧来型の教養を備えている人っていうかね。
政治家にも文人政治家であることを求めたりする。最近では(といっても,だいぶ昔になるが)宮沢喜一首相がそのタイプだったかもしれない。だいたい政治家としては有能ではない場合が多い。
● 昭和50年代の電卓も展示されている。これ,俺,使ってたよ,と。
ペン修正液など現役で使われているのも展示されているんだけども,この資料館は多くの文具メーカーが集まって作った業界団体が運営しているわけだから,どれを展示するかに関しては各社のバランスも考えないといけないよね。
が,頭のいい人がいたんだよねぇ。手動で計算できる機械を作ったんだから。
このタイガー計算機はヤフオクにもかなり出品されている。3千円くらいで落札されてたりする。
● 一度見て気がすんだ。ガラスケースに入っている実物よりもカタログ的な書物の方が,時間をかけて好きなだけ鑑賞するのに適している。
美術館が典型的なんだけど,こういうところを見て歩くと,ズンズンズンと疲れが溜まってくる感じがするのはどういうわけのものだろう。
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