2022年2月27日日曜日

2022.02.27 SARASA のボルドーパープル,紫系も悪くない

● ミリペンに飽きたからなのか,SARASA のボルドーパープルを使ってみた。先日,川崎 LoFt で買った Grand と前に買っておいた CLIP
 ぼくは安い CLIP の方が使いやすいと感じる。軽いからだ。軽さは使い易さ,だ。Preppy や Plaisir を好んで使っているのも,軽い万年筆だからかもしれない。安いからが全てではなかったのかも。
 口金を金属にするなどして,先端に重さを付けることによって重心を低くするなどということをしなくても,軽けりゃいいじゃないかと,わりと単純に思っている。

● ボールペンはパスタと同じ。パスタやピザは安いのが旨い。ウニや牡蠣やローストビーフが載っている必要はない。ウニや牡蠣は食感を壊すことがあるし,下手をすれば食味のバランスまでおかしくしかねない。
 ペンも同じ。装飾や「重心の低さ」や高級感は要らない。高級ペンは営業マンが顧客に使ってもらうために持つもの,かなぁ。自分ひとりで完結する世界で使うのであれば,たぶん無用のもの。

● 高級なペンは精緻な作り込みに感動できるから気分を上げる,という話もある。気分が上がるというのが錯覚ではないとしても,その高級なペンを使って作りあげた成果物の質も上がりましたか。上がってないなら,気分を上げても仕方がない(と言っちゃいけない。気分が上がると,それこそ気分がいいんだから)。
 金属の磨き方や切出し方に感動できるなら,樹脂の精巧な成形にも感動できるのではないかね。そういうわけには行きませんかね。

● ユニボールワンのボルドーブラックも試してみた。ゲルインク特有のヌルヌルヌラヌラ感を味わうにはある程度の太さが必要なので,0.38mm のユニボールワンより 0.5mm の SARASA の方が書いていて楽しい。
 発色はさすがにユニボールワン。色味については,ブラックが入っていた方が落ち着きは良くなるが,紫だけでも眼を刺して来ることはない。紫って,青系でブルーブラックの範疇に入れてもいいような。ダメか。
 通常筆記に適する色は,黒やブルーブラックだけじゃないですねぇ。グリーンブラックもいいんだけど,パープル系も良し。

● この1本と決めたら,インクがなくなるまでその1本を使うという感じになりがちだったんだけれども,極端な話,1行書くごとにペンを変えてもいいわけだ。
 そのへんは柔軟にというか,いい加減にというか,ラフに考えていいのだよね。そこでストイックになっても仕方がない。
 ミリペンも色んな色のゲルインクボールペンも,ごっちゃにして使っていくのもいい。

0 件のコメント:

コメントを投稿