2022年9月17日土曜日

2022.09.17 三菱鉛筆の「創業130年限定セット」異聞

● ネット情報によると,2016年当時に,三菱鉛筆「創業130年限定セット」のノートだけを100円で販売していたホームセンターがあったらしい。このノートを100円で買えた人がいたとは羨ましい。
 uni や Hi-uni とノートのセット販売のみで,ノート単体の販売はなかった。ノートの裏表紙には非売品と書かれているのだが,その非売品のところに100円の値札を貼って販売していたようだ。全国的にということではなく,そういう店もあったということ。

● また,Hi-uni アートセットの Hi-uni(10B~10H の全11種)が半額で売られたりもしたらしい。これは売れ残り品の処分。
 ○○周年記念限定品にはこういうことが付きものだ。ぼくも60周年記念の測量野帳を定価の6割引で買ったことがある。

● ぼくが言うのも何なんだけど,こうした○○周年記念限定品に手を出すのは,しょせんカモ人間なんだよね。メーカーの思惑に手もなく乗せられて,メーカーの掌で踊っているバカ人間。
 ぼくも,トンボ8900の70周年,測量野帳60周年,能率手帳70周年では,踊ったクチだ。最初が三菱鉛筆130周年だったことになるのだが,このときは踊るところまでは行かなかったかな。セットを1つ買っただけだから。
 むしろ,今回の方が,ノート単体をメルカリで購入し,2つめのセットをAmazonで買ったというわけだから,踊っているに近いかもしれない。

● 記念限定品などというものは,稀少性を偽装して売ろうという話なのだから,冷ややかに眺めているのが正解なのだ。おぉ,バカどもが踊っておるわい,と。
 同じアホなら踊らなにゃ損々とは,阿波踊りでは正解だとしても,記念限定品で踊っていたのでは,文字どおりのアホでしかない。

● まして,大量に買って転売して儲けようなどとは,バカを二乗したふるまいだ。うまくババを引かせることができればいいが,素人がそんなことを考えたところで,自分がババを抱えたまま臍を噛むことになるのが落ちとしたものだ。
 そういう転売ヤーが多いのではないか。自業自得というものだ。雑な頭の人間が,あんまり世間をなめた真似をしてはいけない。そういうヤツは懲りるということを知らないから(学習能力がないともいう),何度でも同じことを繰り返しているんだろうけどね。

● というのは,東京五輪記念の測量野帳で転売ヤーを利してしまったことがあるからだ。開催がコロナで1年遅れ,しかも無観客開催になったのだから,五輪グッズは無惨に売れなかった。メーカーは頭を抱えたろう。
 測量野帳など80円とか50円という価格で,一部の店で投げ売りされたようだ。それをゴソッと買い占めて,メルカリで転売する。170円とか180円とか,レギュラー野帳よりも安く売るから,ぼくもけっこうな量の五輪野帳を,彼ら彼女らから買ってしまったのだ。
 そうした事情を知っていれば,いくら安くても買わなかったと思うのだが。

● しかしだね。今回,三菱鉛筆に乗ってみたわけだが,さらにトンボ鉛筆の100周年記念の復刻鉛筆に食指が動いてしまった。鉛筆というか,缶ペンケースなんだけど。
 復刻版鉛筆が3本付いたのがメルカリに1,800円で出ている。ポチろうかと思ったのだけど,もっと安い値段で完全品(鉛筆1ダース付き)を買った人もいたようなので,どうにかこうにか思いとどまった。
 要するに,ぼくは踊りたい人なんだよねぇ。カモ人間なんですよ。

● ところで。現在時点でAmazonがほぼ定価で扱っているということは,このセットはまだけっこう売れ残ってるってことですかね。2016年に出た130周年記念の限定品が,6年経っても残っているんだから。
 三菱鉛筆が作りすぎたんですか。でも,三菱鉛筆のセットの価格はいたって良心的だったからね。ノートはサービス品のような値付けだったから。

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