2026年7月27日月曜日

2026.07.27 東京の文具店巡り

● 昨夜は潮見のホテルに泊まった。朝食後,潮見から洲崎にやってきた。しおかぜ橋を渡るコースが最短距離だ。ただし,このコースだと洲崎には裏口から入ることになる。
 かつて遊郭だったことを偲ばせる遺構はない。見ようによってはなくもないんだけれども,まぁ,ないと言い切ってしまっていいだろう。洲崎橋跡のベンチで休憩。このあたりに大門があったわけだろう。

● 洲崎神社祭禮があるらしくてね。これも洲崎に来てみた理由のひとつ。玉の輿云々は洲崎神社の由来に関係あるようなんだけど,玉の輿になんか乗ったら後が地獄だろうよ。やめときなと言いたい。
 その洲崎神社。祭禮は来月の3日。
● メトロ東西線の木場駅でメトロ24時間券を購入。日本橋へ。
 駅を出たところに「ここ滋賀」があった。滋賀県のアンテナショップ。

● 滋賀というと,オリジナル測量野帳を次々に出しているところというイメージがある。“ひこにゃん” とかね。ひょっとして,その野帳があるんじゃないかと思って覗いてみたんだけどね。
 ありませんでした。その代わりというか,とび太くんのA6ノートは2種ともあった。286円だったかな。ちょっと迷ったんだけども,これはすでに持っているのでね。買わずに出ましたよ。

● 次に,高島屋5階の文具売場。高級路線だけれども,厳密に高級路線だけではお客さんが来ない。売れ筋も置いとかないとね。文具に関しては外商扱いはほとんどないんだろうから。
 とは言っても,100円ボールペンが欲しい人はヨソに行ってね,ということではある。測量野帳はあった。Campus も(ただし,A6はなかった)。

● バイヤーがどんな要素に重きを置いてセレクトするのかはわかりようもないけれども,高島屋で買うようなお金持ちでも,ノートは Campus と決めている人は割といそうな気がする。ならば Campus は押さえておこう,となりそうだ。
 ジェットストリームもそうだろう。売れ筋の多くは貧にも富にも売れる。

● 日本橋丸善。現在の本店は丸の内にあるが,丸善と言えば日本橋。北関東の田んぼの村からだと,東京駅に近い本店の方が行きやすいのではあるけれど。
 大衆文具や学用品も品揃え豊富ではあるけれども,ぼくからすると高級文具がメインストリームに見える。Campus ノートと鉛筆しか使わないんだから,ほとんどの文具は高級文具になってしまうわけだが。

● システム手帳のバインダーで惹かれるものがあった。イタリアのハンドメイドと謳っている革製のもの。値段も22,000円程度で高くはない。イタリアのハンドメイドでは製品寿命はさほどに長くはないだろうが,ルックスが素敵。
 いやね,今は樹脂製の600円か700円のものを使ってるんですよ。機能的に問題がないからこれていいや,と思ってますよ。
 でも,次に買うとすれば PLOTTER 一択かなと思うことはあってね。でも,丸善のイタリアンの方がいいかなと思えてきた。買うことはないと思いますけどね。ぼくには分不相応ですからね。

● 日本橋から銀座線でひと駅乗って,三越前。駅の改札を出たところに「タロー書房」があるわけね。
 文具や雑貨は置いてない。本のみの書店ですよ。日本橋の良心ですな。本を買うときにはこういう書店で買いたいものですよ。

● しかし,文具はないので,次に移る。誠品生活日本橋に行ってみる。台湾の誠品書店が出店。運営は有隣堂が受託。
 台湾の書籍,雑誌,文具,雑貨,食品が揃っているが,日本の書籍もかなり充実。好きな人なら半日は過ごせるんじゃないかと思う。

● もしかして台湾の鉛筆があるんじゃないかと思って,確認がてら寄ってみた。はい,鉛筆なんかはありませんでした。
 台湾でも鉛筆派は少数だろう。日本も同じ。台湾の鉛筆を使ってみようかなどと思う日本人は,充分に好事家の範疇に入るだろう。好事家を相手にしていては商売は成り立たない。単価が高ければまだしも,鉛筆は世界のどこでも安いんだろあから。
 台湾の鉛筆が欲しければ,台湾まで買いに行ってください。特にメーカー指定,製品指定となると,日本にいては Amazon をいくらまさぐっても難しい。

渋谷駅の銀座線ホーム
● この後は銀座線で渋谷に。渋谷に来ると,JR線と京王井の頭線の通路にある,岡本太郎「明日の神話」を見るのが習わし。
 何はともあれ,デカい。これだけのものを1人で作ったわけじゃないんだろうな。岡本組の作品かい。それとも1人でこれをやったのだろうか。

● 渋谷はとにかく人が多い。銀座線では降りる人が全員降りてから,乗る人が動きだすというルールが確立されていたが,ここではその精神は通用しそうにない。
 全国の地方(田舎)から人が蝟集している。というか,世界中の田舎民が蝟集している。人が溢れているときはどうするべきかというルールは,田舎には存在しない。無法地帯になる他はない。

● 渋谷 LoFt。伊東屋ほどではないかもしれないが,ここも外国人客が多い。ごった返してるというほどではないのだが,いや,日本文具は外国人にも人気なんですねぇ。優秀さが世界に知られているというか。
 LoFt の旗艦店は渋谷なんでしょ。文具売場も銀座よりずっと広い。世の中には文具好きがこんなにいたのかと思うことになるのだが,日本には1億の日本人がいるのだ。こんなのは九十九里浜でひと匙すくった砂のようなものだろうか。

● 半蔵門線で神保町。神保町の古書店街を歩くのは10年ぶりか20年ぶりか。いや,30年ぶりか。
 読書離れ,本離れがもうずっと前から言われている。神保町も昔とは変わったに違いないのだが,それでもこの景観は日本でもここにしかないものだろう。が,自分のような者が入っていいものだろうか。冷やかしで入っては申しわけない気にさせる。
 ので,外側から見やるだけだ。平日の午後とて,お客さんは年配者が多いようだ。売上の8割は土日祝日で叩き出すといったところなんだろうか。

● 改装なった三省堂書店本店。1階はガラッと変わったんですね。これが三省堂の解答か。やっぱり当事者は深く考えているんだなと思った。ぼくらは具体的な形にされたのを見てなるほどと思うけれども,これを形にした人がいるわけだ。
 本離れだからといって諦めていないし,諦めるわけには行かない。蔦屋書店とは違う解答を出した。しかし,この解答でも行く末はなお厳しいのだろう。

● スタッフに,NHKが出している茶道の本はないか,と訊いたジジイがいた。スタッフがなにか言ったら,今全部説明したじゃないかと怒り出した。
 迷惑な客だ。テレビ講座のテキストか,そのテキストを単行本化したものだろう。そんなものは自分で探せ。人の手を煩わせるな。
 バカで態度が大柄なのは社会に不機嫌を拡散する。このいう下品な手合いは教師あがりに多いという偏見を,ぼくは持ってしまっているのだが。

● 神保町の「文房堂」を初訪問。全品2割引き実施中。が,Campusノートと鉛筆しか使わないぼくには,この燦然とした歴史を有する老舗文具店は敷居が高いものだった。
 いや,敷居は高くないのだが,ぼくが買えるものはなかった。文具の使い方の最先端を行く人(多くは女性)じゃないと,なんだこれはとしか思えないものが多い。

● 入口に「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と書いてある。
 意味は明白で誤解の余地はないのだけれども,わざとこの文章にしているのだろうか。

● 御茶ノ水から丸の内線に乗って,東京。KITTE の ANGERS。
 ANGERS に来るとホームに戻ったようで,何がなしホッとする。見慣れた商品棚を見ることになるのだが,しかし,ここでも何か買うには至らなかった。

● これだけ回って,結局,何も買わないで終わった。申しわけのないことです。

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