2024年2月23日金曜日

2024.02.23 測量野帳の表紙にシールを貼る

● 「幻燈」のメトロ24時間券に付いてきたシールを切り離して,測量野帳に貼った。爺の少年趣味といいますかな。
 そんなことをしないで,シンプルなまま使えよ,とも思うんですけどね。

● 爺の少年趣味は続くよ,どこまでも。OZ magazine のシールを貼ってみました。

● これは測量野帳60周年のときのシールですかね。わかりませんが。再生紙使用のセ-Y21N に貼ってみました。


(追記 2024.03.08)

● 測量野帳へのシール貼りごっこ,やまず。が,手持ちのシールはなくなったので,とりあえずこれにて終了。
 そのためにわざわざシールを買うってのは,やめておかないとね。

● いや,あと1枚あった。野帳には収まりきらないので,両端を切り取った。もったいなかったけど,野帳に貼りたいのでね。


(追記 2024.04.13)

● 昨日,すし華亭簗瀬店に行ったので,店の拡販シールをもらってきて,測量野帳に貼った。
 すし屋ってカッコイイ! すし華亭は天ぷら屋にもなっていて,今後は天ぷら屋としてのすし華亭に注目したいけどね。桜海老とセリのかき揚げ,旨かったよ。


(追記 2024.12.09)

● 測量野帳に名探偵コナンのシールを貼って喜んでたんだけども,こういうことをするとレギュラー野帳の元々の気品を損ねることになるかもなぁと,後悔する今日この頃。
 てなこと言いながら,また測量野帳にこんなシールを貼ってしまいましたですじゃ。ぼくは灰原哀のファンなんですよ。なのに「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を見逃しているのですじゃ。早うアマプラに来い。


2024年2月2日金曜日

2024.02.02 Bun2 2024-2月号

● 「Bun2」の設置店一覧によると,上野文具の本支店にも置いてあるはずなのだが,置いてあるのを見たことがない。ので,東武宇都宮百貨店の5階文具売場に行く。ここなら間違いなく置いてあるので。
 が,今回は上野文具本店にあるのを確認しましたよ。入口を入ってすぐのところ,下の床に近いところに置いてあった。
 これではわからないはずだ。入口を入ってここに視線を落とすことはまずないぞ。

● 今回の特集は「2024年のトレンド文具を探る!」。“若年層をターゲットにした個性派ボールペンや色にこだわった文具シリーズなど” ということ。
 人口の少ない若年層を狙うより,ボリュームゾーンの中高年をターゲットにした方がいいんじゃないかと思いがちなのだが,それではダメなんだろうな。

● 老人サイドから発生して全体に広がっていく商品や流行などはないのだろう。若者の間で流行ったものが上の世代に浸潤していくのが自然の道理なのだろうな。
 老人を狙ったものとあからさまにわかるものは,老人が受入れないのかもしれない。自分は老人だと認めたくない老人が大半だろうから。

● さらに。文具となると,大方の老人には関係のないものなのかもね。ヘビーユーザーは若年層なのだろう。
 年寄りにはモンブランのマイスターシュテュックあたりを静々と使っていてもらえばいい。こっち側には来ない人たちでしょ,相手にするだけムダ,ってなことかもね。

● ともあれ。トレンド文具として紹介されているのは,パイロット「フリクションWaai」,ぺんてる「マットホップ」,サンスター「トプル」。いずれもボールペン。
 新製品が最も多く出るのはボールペンの分野。話題を切らさないことがメーカーの至上命題になっているかのごとし。10年前のボールペンでも(書けるのであれば)実用的には1㎜も問題はないんだけれども。

● 「地球や環境に優しい文房具が続々登場!」というタイトルの記事もある。ここに紹介されている文具をいちいち紹介するのはやめておく。
 環境対応というのに,ぼくは疑いを抱いている。そんなことをすると,生産に必要なエネルギー消費量はかえって増えるんじゃないかと思う。材料を搬送するのにもガソリンや軽油を使っているはずだ。
 SDGsの欺瞞性もそろそろ大衆の目にも見えるようになってきていないか。

● そんなわけで,今回は記事として読むべきものはあまりない。カタログを楽しむ的な感じで目をとおすことになる。
 そんな中で唯一,ヨシムラマリのエッセイが1ページ分掲載されており(p15),これだけが読める記事になっている。目新しいことが書いてあるわけではないけれども,文具好きの背中を押してくれる文章だ。
 以下にいくつか転載しておく。
 紙は情報の外部記録装置として,人間の脳がより多くの情報を扱うことを可能にし,その思考能力を飛躍的に向上させてきた。
 紙と情報が不可分でほぼイコールだった頃,文房具は間違いなく思考のための道具だった。しかし,30年ほど前からパソコンが普及し始めたことをきむかけに,情報は紙から分離し始めた。その頃から,文房具は思考の道具としての役割をゆるやかに失ってきたといえる。
 脳が肉体という器から離れなれない限り,思考というとらえどころのないものをつかもうとする最初の部分,0から1を生み出す部分には,まだ紙に手で書くという行為に一日の長があると思う。
 もうひとつは,A4コピー用紙サイズの筆記用紙だ。特に横長の状態に置いて広々と使えるものは,モヤモヤとした思考をひたすらに書き出して整理することに向いている。

2023年12月24日日曜日

2023.12.24 mizutama 『はじめての万年筆とインクの本』

書名 はじめての万年筆とインクの本
著者 mizutama
発行所 エクスナレッジ
発行年月日 2023.08.19
価格(税別) 1,680円

● 現在の文具界を牽引する mizutama さんの新刊。万年筆とインクについての解説もあるけれども,それは本書の一部。メインは,万年筆とインクを使って絵を書くための初歩的な教本であるところ。
 たとえば,線にグラデーションをどうつけるか,といったことが解説されている。

● mizutama さんの本とあれば,そうだと思って買う人がほとんどだろうけど。万年筆とインクについて知識を得ようと思ってこの本を買いました,という人はまさかいないだろうけど。

2023年12月11日月曜日

2023.12. 11 マイスターシュテュックでもできないこと

● 品川に来たので,コクヨの品川キャンパスで測量野帳を広げてみた。観光客の気分作りね。3行ほど書いて帰ってきた。
 言っちゃ何だが,測量野帳に万年筆で文字を書き連ねるのはなかなかに気分がいい。

● 199円の中華製ダミーサファリでも,440円のプラチナPreppyでも,Amazon で2,960円のラミーサファリでも,15万円のモンブラン マイスターシュテュック149でも,気分の良さはあまり違わない。

● 高価な万年筆で書けば次々に文章が溢れてくるなら苦労はないが,文章は書き手の頭脳と体化された経験等に依存するものだから,そういうわけには行かない。
 マイスターシュテュックもバカの補正はできない。

● しかし,ペンを使いたくて,そのために書くという趣味人が,この世にはあまた存在するだろう。
 自分の時間とお金を何に使おうと,その人の勝手だ。“何人の容喙をも許さず” でいいのだ。

● が,自分にピッタリの1本を探す旅は,自分探しと同じで,ないものを求める不毛な作業だ。
 自分とは時間の関数でもあって,一定不変の自分など存在しないからだ。今日はピッタリの1本が明日もそうである保証はない。こちらが変わってしまうんだから。

● いったん始めると死ぬまで続けるほかはない。それが嫌なら,どこかで見切りをつけないといけない。
 その見切りは早ければ早いほどいい,とぼくは思う。その上で “何人の容喙をも許さず” を続けるのは,どうぞご勝手に,という話だ。

2023年12月2日土曜日

2023.12.02 Bun2 2023-12月号

● 今回も東武宇都宮百貨店の5階文具売場でもらってきた。特集は「読者が選んだベスト文具30-2023年 Bun2大賞」。たぶん,年6回刊行(偶数月)の「Bun2」の中で最も読みごたえのあるのが今回の12月号だと思う。
 その30の文具について,高畑文具王,いだてたく,他故壁氏の3氏が鼎談で評価しているのを読めるので。

● といって,その30の文具の中で,ぼくが買ったのは2つだけ。三菱鉛筆の「ユニボールワンP」(第2位)とサンスターの「TANK」(第22位)だけだ。
 それぞれ複数本買っているのだけど,ほとんど使っていないのが実情。

● というのも,ぼくの文具を使うシーンというのがひとつしかないからだ。測量野帳(今は LEVEL BOOK を使用中)に文字を書き連ねるというのが,唯一のぼくの筆記シーンだ。それ以外に文具を使うことはない。
 強いていうと,手帳に何か書き込むくらいのものだが,それはシーンに数えるほどのことでもない。

● ので,必要な文具も限られてくる。野帳と筆記具が1本あれば足りてしまうわけだから。
 したがって,多品種の文具を買う必要はなく,小品種大量(?)購入・消費となる。要は,野帳と鉛筆があればいいよ,って感じなんだな。

● いくつか転載。
 (ユニボールワンPについて)小型の手帳が売れてるじゃないですか。あれにちょうどいいよね。最近,手帳が小っちゃくなってきたから。(高畑 p10)
 三菱の最近のこなれてきた感がすごいじゃない。かたちの作り方が上手なんだろうなって思う。(高畑 p10)
 最近思うんだけどさ,ガストにいる配膳ロボット。あれを猫にした人は天才だなって思う。(高畑 p12)
 Bun2大賞の12位がサンスターのネコゴム。消しゴムなのだが,ぼくは持っていないし,当然使ったこともないのだが,けっこう話題になったようだ。
 しかし,たぶんリピーターはいないのじゃないかと思う。聞くところによると,消えない消しゴムらしのでね。消えない消しゴムではいくらネコの顔が可愛いといっても,使ってみようとは思わなかった。
 あと,文具店で売られているのを見たことがない。それも買わなかった理由のひとつなのだが。
 今,文具業界はericさんとmizutamaさんで回ってんだよ。素敵文房具の2大巨頭だね。(高畑 p12)
 (LIHIT LAB.のmyfaについて)今の若い人らは車も買わないし,海外旅行にも行かない。推しに投資するのが最大のお金の使い方なんだよね。そこを文具メーカーが把握した上で投資対象を盛り上げるツールを生み出したのはなかなか上手いし,面白い流れだと思うな。(きだて p13)
 (トンボZOOMについて)日本の文房具がダサい・カッコ悪いって,僕らよりちょっと上の世代の人たちはみんなそう思ってるんですよ。で,みんなラミーとか言うじゃないですか。全然そこに負けてないよって思うんだよね。(高畑 p14)
 男性は,女性のようにジュエリーで身を飾ることが少ないから,筆記用具がおしゃれの方法になるのかもしれない。なにしろ,万年筆は高級感があり,ステイタス・シンボルとして捉えられているふしがある。(外海君子 p24)
 万年筆がステイタスになったのは昔のことだと思いたいのだが,今でもその気風は残っているんだろうか。そんな社会はそもそもが貧しい社会だと思うんだが。あるいは共同体がしっかりとあった時代の話。
 個化がますます進み,互いに他者には最小限度の関心しか向けないようになるのではないかと思っているのだが,そうなると,万年筆に限らず,ステイタス・シンボルという概念じたいが,なくなるとまでは言わないけれども,かなり薄くなるような気もするのだが。

2023年11月29日水曜日

2023.11.19 1万円超の鉛筆補助軸の世界へ

● 以前から気になっていたのが,銀座五十音のミミック。鉛筆補助軸ね。
 気にはなっていたけれども,どうしてもというわけでもなかった。

● 出会い頭の一目惚れが起きるかどうかが全て。異性との出会いと同じ。
 理由があって好きになるのではない。まず好きになる。すると,脳が勝手にその理由を考え出す。
 しかし,脳が考えた理由は,ほぼ百%デッチアゲだ。ここで脳を信用するとろくなことがない。
 いざ付き合い始めたら3日で飽きることもあるが,それは仕方がない。渡世コストと割り切るしかない。

● ところが,ミミックがいいなと思ったのは写真を見てのことで,現物を見たことはない。唯一の不安がここで,買ってみないと一目惚れするかどうかわからないというところ。五十音に行けば現物あるんだろうけどね。
 が,写真を見ての自分の感覚を信じることにする。Amazon をはじめ,ネットで買物するのがあたりまえになった今ではそれが普通にもなっているしね。

● “鉛筆を使う人” になりたいんですよ。“鉛筆を使っている自分” というイメージに負けたわけね。
 何せ,鉛筆をかれこれ70ダースほども買っちゃってるんでね。それを「バカ」とも言うと思うんだけどね。

● ミミックがそこに向けての推進力になってくれればと思ってるわけですよ。
 とりあえず,初期の「ペンギン」と「南天」を注文した。「パシフィック」と「テンピョウ」も良さげだ。

● ちなみに,パーフェクトペンシルのマグナムを買ったときには,あまりのバカバカしさにコンクリートに叩きつけてしまった(ファーバーアステルの名誉のために言っておくと,その程度のことで変形してしまうほど,パーフェクトペンシルはヤワではなかった)。
 ああいうあざとさと毒々しさはミミックにはなさそうだ。洗練を極めているようなのだけど,それも写真でだけの印象なんですよね。

2023年11月14日火曜日

2023.11.14 買わないつもりの BLACKWING 鉛筆を買っちまった

● 銀座蔦屋書店では店頭から BLACKWING が消えていた。全国的な現象ではないようで,ANGERS 丸の内店には従来どおり並んでいた。
 BLACKWING なんぞを使っているのは,メーカーのマーケティングに踊らされているバカに決まっていると言ってみたいのだが,自分で使わずにそう言ったのでは人前が立たない。

● なので,ANGERS で2B相当の1本を買ってみた。550円。実際,どうなのか。後刻,試してみよう。
 抱き合わせで真鍮製の鉛筆補助軸も購入しました。ポイント補助軸。これもあまり見かけない商品だつたので。

● マーケティングに踊っている大ウツケを揶揄するために BLACKWING を買ってみる人は,けっこういそうだな。
 それはそれで何だかね。中ウツケくらいにはなりそうだよ。ぼくもその口なんだが。

● で,結論はね,どうして三菱鉛筆は Hi-uni を550円で売らないんだ? ってことなんですよ。
 Hi-uni よりいいとは思えなかったんだよね。Hi-uni に劣るとも思わなかったけど。

● “いいモノを安く” は何とかのひとつ覚えだろ,高級感を纏わせるには価格も装飾対象だろ,とか言いたくなるわけですよ。
 実際に550円になったら文句を言うに決まってるくせにさ。いや,ぼく自身のことですよ。

● 鉛筆ってとっくに完成形に至っているでしょ。その構成上,従来の常識を覆す画期的な製品など出てくるはずがない。わずかな付加価値を加えてどこまで勝負できるか。
 BLACKWING は,だから,その価格が最大の謎でね。どうしてこの価格にできたのか。鉛筆の持つ大衆性を払拭する決定をした,その経過を知りたい。

● パロミノ製の BLACKWING は2010年に登場して,当時からけっこうな価格だったはず。当時の日本は今ほどの貧困国ではなかったし,円安でもなかった。にもかかわらず,最初から高価だった(たぶん)。
 生産量も制限しているようには見えない。LoFt やハンズでも見かけるくらいだから。にもかかわらず,この価格を維持できているのが,興味をそそるよねぇ。

● Amazon Prime の年会費も日本だけダントツで安い。日本人に負担できる限度額を Amazon が考慮しているのかもしれない。
 でも,BLACKWING は見事なほどにそうではないやり方を採用して,ともかくも成功を収めているように見える。