これはぼくのテーブル |
ペンも透明軸の黒の油性ボールペン。会社や役所で事務用に使われているものか,あるいはやはり百均で何本かのセットで100円で売られているものかと思われた。
● 要するに,ノートやペンにはまったくこだわりのない人のようだ。ぼくもダイスキン+Preppyの300円システムをいたく気に入っているので,安いものを使っている点では彼と同じなんだけど,一応,安いなりにこだわってはいるのだ。
彼はそうしたこだわりも持っていない。書ければよし。潔いこと,このうえない。
● ぼくもかつてはそうだった。ノートに手書きを始めた当初は,ペンは景品でもらったボールペンだった。書ければいいのだ。どうせ大したことを書くわけじゃない。
弘法筆を選ばずを地で行くならば,そのスタイルでいいではないか。ので,そのオジサンとかつての自分に対して,少し羨ましさも感じたのだ。
● ところで,件のオジサン,ノートを広げたものの,書きだす様子はなかった。何も書かないで出ていったようだった。
退職して無聊をかこっているのだろうか。家にいると粗大ゴミ扱いされるので,ノートとペンと財布を持ってスタバに来てみたってことだろうか。
来てはみたものの,ここも自分の居場所じゃないと悄然として立ち去ったのだろうか。
● というようなストーリーを作ってしまったんだけど,失礼だったかもしれない。そんなことでは全然なかったのかもしれない。
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