ただし,このフリーパーパーは全日本文具協会がスポンサーになっているので(たぶん),同協会の会員になっていない企業の製品は取りあげられることがない。高橋書店も日本能率協会マネジメントセンターもほぼ日もマークスも会員になっていないから,NOLTY もほぼ日手帳も EDiT も出てこない。
● というわけで,レイメイ藤井,パイロット,コクヨ,ナカバヤシ,キングジム,サンスター,シャチハタ,クツワの製品が紹介されている。キングジムが紙の手帳を出していたのは知らなかった。シャチハタやクツワも。
クツワって鉛筆削りなどの鉛筆周りの製品を作っている会社っていうイメージだもんね。紙製品も出していたんですねぇ。
● パイロットのクルールフォンセは,黒板のような手帳。当然,黒のボールペンやブルーブラックの万年筆を使うわけにはいかない。パステルカラーのボールペンやカラーシャープペンを使うことになる。当然,パイロットでもそれらのペンは用意している。
ニッチを狙った製品だが,主に使うのは女性でありましょうねぇ。
● レイメイ藤井には「マンスリーのマス目が円グラフ状になっており,中心点と24時針が入っている」のがある。現物を一度見たこともあるような気がするが,定かでない。
たしかに,色々な使い方ができるんだろうけど,自分が買うことがあるかといえば,まぁない。が,自分ならこれをどう使うかを考えるのは頭の体操になりそうだ。
● 伊東屋の担当によると,「シンプルなマンスリー手帳を購入する人と,日記のようにしっかり書けるタイプを購入する人という2極化傾向になっている」とあるが,そうなんだろうか。
「在宅の時間が延びたことから簡易なスケジュール帳を選ぶ人が多い」のはわかる気もするんだけど。
● 館神龍彦さんによる「ほこら系手帳」の解説もある。「神社系手帳」は上手い命名だと思うのだが,「ほこら」の方はあまりにニッチで,現物が支柱の書店や文具店に出てくることはほぼないので,そういうものもあるんだねという認識にとどまる。
手帳は広く使われているものを,あまりカスタマイズしすぎずに使うのが,少なくとも実用的な観点からは,賢いのではないかと思っている。
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