● 宇都宮は上野文具の本店を覗いてみた。主には手帳売場ということになるんだけども,先月の12日に手帳を買いにここに来たのだが,ピンポイントで探しているものがなかったので,何も買わずに出たのだった。
そのときに,能率手帳ゴールドが1冊だけ置かれているのを見つけた。ぼくの知る限り,宇都宮の文具店で能率手帳ゴールドを置いているのはここだけだ。ここの1冊だけだ。ジョイフル2にもなかったから。
● その能率手帳ゴールドがまだ残っていた。売れたので補充したのかもしれないが,売れずに残っている可能性が大と見る。
その1冊が売れないで残っているということは,能率手帳ゴールドを買った人は,この界隈には1人もいないということだ。
● 能率手帳ゴールドっていうと,ぼくの年代だと,組織の幹部クラスやいわゆるエグゼクティブが使うものだと思っている人が多いだろう。ぼくもそう思っていた。ので,自分で使うことなど,考えたこともない。
が,実態はそうではないのだろうと想像はつく。そういうアッパークラスは絶対数が少ないわけだから,そうした人たちにしか使ってもらえないのでは,商売にならないとしたものだろう。エグゼクティブに憧れるノン・エグゼクティブにたくさん使ってもらわないと。
● けれども,SNSを覗いてみると,そうした範囲をも越えて,わりと普通の若者や主婦が使っていたりする。
“能率手帳=オヤジ手帳” の思い込みもぼくなんかは持ってしまっていて,黒くて味も素っ気もないと思われる手帳を女性が使っているというのがなかなか想像できないのだが,能率手帳ゴールドに関しては女性ユーザーの方が多いのではないかと思える。
そういう人たちがSNSにアップしているものを検索によって串刺しにして見るわけだから,ユーザーの集合を作ってその集合要素だけを見ていようなものだ。この世は能率手帳ゴールドのユーザーで溢れていることになる。リアル世界とは乖離する。そこは当然のこととして押さえておかないといけないのだが。
● が,そこまで裾野を広げても,宇都宮のリアル店舗では能率手帳ゴールドは1冊も売れない? たしかに,自分の周囲で能率手帳ゴールドを使っている人を見たことはない。ぼくがいる世界は,そもそもがそういう世界ではないってこともあると思うけど。
それにしてもなぁ。宇都宮のリアル店舗では1冊も売れないということになると,それはなぜなのかを知りたくなる。掌に乗る綴じ手帳に5千円も出せる人は宇都宮にはいない? いくら何でもそれはないからねぇ。
● メーカーの通販サイトで注文すると名入れサービスがある。実店舗よりもネットで買う人が多いんだろうか。あるいは,能率手帳ゴールドも大都市圏でしか売れない類の製品なんだろうか。
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