2021年11月20日土曜日

2021.11.20 実店舗で買うものがない

● 自治医大駅で「休日おでかけパス」を買うために下車したので,駅前にある「うさぎや」を覗いていく。ここは書店なんだけども,見るのは文具売場だけ。
 といっても,何も買わないんですけどね。最近,メルカリで東京メトロの文具や雑貨を買い漁っていたり,どういうわけかモレスキンを買い集めていたりするので,けっこう文具代の出費が上がっているのだが,実店舗で買うのはそんなにない。

● 以前からそうだ。文具は消耗品といっても,一度買えばけっこうな期間使える。万年筆なら(たとえ1,000円の製品でも)数年間は使えるわけだ。ノートだって使い切るのに半年かかるというものではないか。
 なので,そうそう買うものじゃない。ぼくなんか万年筆1本とノート1冊でだいたい足りる。ノートはだいぶ在庫が溜まっている。筆記具も同じ。極論すれば,死ぬまでに何も買わなくても,書くには困らない。

● メルカリで買ったメトロ文具は言うならなくてもいいもの,贅沢品,遊び要素が強いものだ。ぼくのみならず,実用度を満たすものだけがある状態を1とすると,その数倍(5か6)のなくてもいいものに囲まれているのが,文具ユーザーの普通の姿だろう。
 人間はまさにホモ・ルーデンス,遊ぶ人,なのだ。食うや食わずでも遊びたいのだ。戦後,真っ先に復興したのは浅草の映画館だと聞いたことがあるのだが,じつにそういうことなのだ。マズローの欲求5段階説は,そっくりそのまま受け入れることはできないものだ。
 が,そうした遊び要素メインのものも,メルカリで気が済むだけ買ったので,リアルの文具店で買うものがない。

● どこでもそうだが,今の時期は手帳売場が一等地にある。この店には,高橋書店,NOLTY,博文館といった書店の手帳売場に置いてある定番商品のほかに,ほぼ日手帳weeks がある。
 weeks の MEGA は,日々のメモも含めて,これ1冊で間に合うという設計思想で作られた製品だと思う。が,ぼくは間に合わない。どうでもいいことを長ったらしく書いて,時間をうっちゃってる人間には,ほぼ日オリジナルの1日1ページだろうと,weeks MEGA の分厚いメモページだろうと,おそらく足りない。

● 時間軸のある手帳とメモ帳は分ける。そうすればメモスペースに制限がなくなる。
 ルーズリーフの手帳版であるシステム手帳を使うことでも解決するが,メモはリングのない紙に書く方がストレスがない。
 というわけで,何も買わずに出たのでした。

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