● 東京ソラマチの LoFt に寄ってみた。ソラマチ全体がクリスマス商戦モードに入っている。LoFt でも入ってすぐの場所にクリスマスグッズを置いている。
一番に目立つのはクリスマスカードだ。ぼくなんぞは,これをそのまま贈答品として使いたくなるのだが,やはりこれはメッセージを書いて,誰かに渡すものなのだろう。コミュニケーションツールのひとつだ。
● しかも,その誰かは異性であるのが普通なのだろう。意中の彼氏(彼女)に渡すもの。何となく秘め事にしておきたいような。2月のバレンタインデーよりも,クリスマスにカードを渡す方が気持ちが高ぶることになっているんでしょう。
そうして数ヶ月か数年経つと,どうしてあんなことをしてしまったのだろうと,恥ずかしくていたたまれない思いをすることになるのがお約束。たぶん,渡す前からそこはわかっているんだよね。でも,やってしまうのさ。
● あとはクリスマスリースやツリーのオーナメント。これでツリーを飾り付けるのだとすると,さぞかし立派なツリーになるのだろうな。子供が小さかった時分には,わが家でもツリーを飾ったけれども,ささやかなものだった。
今ではクリスマスの飾り付けは何もしない。ケーキを予約することもない。365日の中の1日以上のものではなくなった。
こういうので来年が寅年であることを知る。今年は丑だったのか。年賀状を出すのも止めて5年になる。干支に注意が向くのは,こんなときだけだ。
● わが家では正月飾りもなし。どのご家庭でも似たようなものではないかと思う。名家やお大尽はちゃんと飾っているかと思うのだが,ごく普通の大衆家庭ではまず正月飾りは見かけない。
昔は車のナンバーの上にまで松飾りやしめ飾りのミニチュア版を飾っていたものだが,あれは自家用車がステイタスになっていた頃だったんだろうかなぁ。
● 今年の正月はコロナ禍でほとんどの人は家にいたと思うけれども,コロナ以前は自宅じゃないところで三が日を過ごす人も多かったろう。自分たちがいないのに自宅を飾るってのもね。
独楽を回すわけでも,凧をあげるわけでも,羽をつくわけでも,カルタや双六遊びをするわけでも,普段とは違う装いをするわけでもなくなっているのだから,正月飾りが廃れるのも仕方がない。雑煮を食べないという人も増えているのではないか。
コロナはこのあたりにも変化の兆しをもたらしているんだろうか。内向きの生活様式を増やしているんだろうか。
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