2022年3月15日火曜日

2022.03.15 ゼブラのミリペンを使い切る

● ゼブラのミリペンの1本目を使い終えた。使い始めたのは1月28日。30年以上前に生産されたものなのだから,経年劣化があるだろう。そんなにはもたないだろうと思っていた。インクも揮発してしまっているだろう。
 ところが,それはないようなのだ。キャップがけっこうキツくて,カッチリ嵌るゆえか。

左がペン先が摩耗したやつ
● 使っているうちにペン先が摩耗してくる。ガイドパイプから出ている部分がすり減ってきている。
 筆圧をかけて書くと,ペン先がガイドパイプの中に埋もれてしまうこともあるのだろう。軽く書けるのがミリペンの特長なので,筆圧をかける人はいないと思うが,それでもペン先は摩耗する。
 ガイドパイプが直接紙にあたるようになったら,ミリペンの寿命が尽きたことになる。インクがなくなるよりも,ペン先が消失する方が先のようだ。

● それを防ぐためにペン先をセラミックで作ったものもかつてはあったらしい(ぺんてる セラミクロン500)。今はどうなんだろうか。
 書き味を考えると,摩耗しない材質ではうまくないのかもしれない。

● それが,今日,ガイドパイプが直接,紙にあたりそうになってきた。寿命だろう。
 どのくらい使えたかというと,測量野帳(中紙40枚=80ページ)にビッシリと文字を書いていくという使い方で,2冊半ほどは書けた。万年筆(プラチナ)のカートリッジだとだいたい1冊分(より少し多い)だから,万年筆カートリッジ2本分はもつということ。

● ミリペンで黒インクアレルギー(?)も克服できた。黒で書くと重ったるい印象になる。ノートの重量が増したような気分になる。
 それがイヤで,万年筆やゲルインクボールペンのブルーブラックを使ってきたんだけれども,ミリペンの黒は重さを感じなくてすむ。軽快な黒というか。この黒ならぜんぜんOKだ。線が細いからってのもあるかもしれない。

● で,いったんそうなれば,万年筆の黒やジェットストリームの黒も許容範囲に収まってしまうだろう。人間の感覚なんてそんなものだ。
 ともかく黒も大丈夫になった。黒に対して鈍くなったと言っても同じことだが,まぁまぁけっこうなことだ。

● 今年はミリペンタイプのペンを使っていこうと思っている。1本で飽きたなどと言っていてはいけない。在庫はタップリ以上に仕込んである。
 次はピグマ(黒 0.1mm)を使ってみる。ピグマ専用のホルダーに入れて使う。

● 特に方眼の野帳(SKETCH BOOK)を使うときには方眼に負けない強さの線が必要で,ミリペンタイプのペンはピッタリだと思う。
 LEVEL BOOK を使い終えたあとは,引き続き SKETCH BOOK を使っていこうか。3mm方眼なので,縦に2マスで6mmだから,横罫ノートとして使っていくにも,5mm方眼よりも使い勝手はいいだろう。

● ミリペンを使い始めたとき,ゼブラがこのペンを生産しなくなっているのが何だか不思議に思えたものだった。こんなにいいものなら,かなり売れるだろう。それなのにどうしてやめちゃったの,と。
 が,どうやら市場は縮小傾向にあるようだし,他社との競争もあっての結果なのだろう。その “他社製品” があるので,ミリペンがなくてもたしかに困ることはない。

0 件のコメント:

コメントを投稿