2022年3月3日木曜日

2022.03.03 シェーファーのローラーボールにジェットストリームのリフィルが使える件

● 昨日,手持ちの筆記具の棚卸しをしてたら,シェーファーのローラーボール(水性ボールペン)が出てきた。こんなの,いつ買ったんだか。
 10年以上放っておいたはずだが,問題なくインクは出る。が,線が太い。これじゃ封筒の宛名書きにしか使えない。宛名書きなんかすることはない。
 買ったときも,おそらく,ここで買ったことを後悔したはずだ。ぜんぜん使えねーじゃん,って。

● ともあれ。じゃあ,どうする? リフィル交換でしょ。
 とりあえず,ググって情報を集めてみたんだけども,シェーファーのローラーボールと互換性のある国産品がどれか,確たることはわからない。「シェーファーのボールペンリフィルの互換替芯はセーラーの替芯 No.300」という情報はあったんだけども,これは油性ボールペンの話のように思われる。

● そこで,手持ちのキャップ式のシグノ,ノック式のシグノ,ジェットストリームを持ちだして,シェーファーで使えるかどうか,試してみることにした。
 左の写真。上から,シェーファー,キャップ式シグノ,ノック式シグノ,ジェットストリームだ。

● まず,キャップ式シグノのりフルはペン先がシェーファーの口金を通らない。まるでダメ。互換性なし。

● ノック式のシグノはペン先は通るが,軸が長すぎるてシェーファーの軸に収まらない。
 が,軸をシェーファーのリフィルと同じ長さになるように,軸の尻尾をカッターで切り落としてやれば,おそらく使えると思う。今回はそこを実地にやってみることはしなかったけれども,まず大丈夫ではないかと思える。
 ちなみに,ユニボールワンのリフィルも同様だ。SARASA はダメ。ペン先の形状がわずかに違うようだ。
 モレスキンボールペンのリフィルはまるでダメ。ペン先が細すぎて,シェーファーの口金との間に隙間ができてしまう。長さの方は切り落としで対応できるのかもしれないが,そんなことをする気にもならないだろう。

● ところが。ジェットストリームのリフィルが使える。ジェットストリームのリフィルはそのまま入る。
 長さはノック式シグノと同じなのになぜ入るのか。細いので中でしなっているのかもしれない。
 つまり,ジャストフィットではない。無理やり押し込んだ感はある。が,ともかく入る。
 で,実際に書いてみると,問題はない。普通に書ける。

● ぺんてるのビクーニャのリフィルも試したのだが,これは使えない。ジェットストリームに限る。
 ので,シェーファーの軸を活かしたいなら,ジェットストリームのリフィルを移し替えるのが手間要らずでいい,という結論。
 それではローラーボールにならないというのであれば,ノック式シグノのリフィルを5mmほど切り落として使えばいいのじゃないかと思う。

● 蛇足なのだが,ノック式シグノとジェットストリームのリフィルは,ペン先の形状も長さも同じ。ノック式シグノのリフィルはジェットストリームに入るし,ジェットストリームのリフィルはノック式シグノに入る。
 この互換性は完全なもので,書いてる最中にペン先がブレることも一切ない。といって,わざわざジェットストリームのリフィルをシグノに入れて使う人はいないと思うけど。


(追記 2022.03.09)

エナージェルなのでニードルチップ
● ぺんてるのエナージェルのリフィルをシェーファーのリフィルに合わせて,上部を約5mmほど切り落として入れたら,ピッタリ収まった。ペン先のブレも一切なく,快適に使える。
 同じようにしてシグノ(ノック式)とユニボールワンのリフィルも使えるはずだ。SARASA だけはペン先の形状が違うようで,ペン先のすべてが露出しない。

● あとは,そんなことまでしてシェーファーの軸を活かしたいのかという問題だけだ。使えないものを買ってしまった,自分が愚かだった,と反省して,そっくり捨ててしまうという手もなくはない。
 ぼくは生来の貧乏性が災いして,活かすことにしたのだけれども,エナージェルのリフィルはエナージェルの軸に入れて使えばいい話ではあるよね。

● ともあれ。ゲルインクのエナージェルを入れたので,ローラーボールであることは毀損していない。
 このあとも,ジェットストリームではなく,ゲルインクボールペンのリフィルを入れて使っていこうと思う。

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