10年以上放っておいたはずだが,問題なくインクは出る。が,線が太い。これじゃ封筒の宛名書きにしか使えない。宛名書きなんかすることはない。
買ったときも,おそらく,ここで買ったことを後悔したはずだ。ぜんぜん使えねーじゃん,って。
● ともあれ。じゃあ,どうする? リフィル交換でしょ。
とりあえず,ググって情報を集めてみたんだけども,シェーファーのローラーボールと互換性のある国産品がどれか,確たることはわからない。「シェーファーのボールペンリフィルの互換替芯はセーラーの替芯 No.300」という情報はあったんだけども,これは油性ボールペンの話のように思われる。
左の写真。上から,シェーファー,キャップ式シグノ,ノック式シグノ,ジェットストリームだ。
● ノック式のシグノはペン先は通るが,軸が長すぎるてシェーファーの軸に収まらない。
が,軸をシェーファーのリフィルと同じ長さになるように,軸の尻尾をカッターで切り落としてやれば,おそらく使えると思う。今回はそこを実地にやってみることはしなかったけれども,まず大丈夫ではないかと思える。
ちなみに,ユニボールワンのリフィルも同様だ。SARASA はダメ。ペン先の形状がわずかに違うようだ。
モレスキンボールペンのリフィルはまるでダメ。ペン先が細すぎて,シェーファーの口金との間に隙間ができてしまう。長さの方は切り落としで対応できるのかもしれないが,そんなことをする気にもならないだろう。
● ところが。ジェットストリームのリフィルが使える。ジェットストリームのリフィルはそのまま入る。
長さはノック式シグノと同じなのになぜ入るのか。細いので中でしなっているのかもしれない。
つまり,ジャストフィットではない。無理やり押し込んだ感はある。が,ともかく入る。
で,実際に書いてみると,問題はない。普通に書ける。
● ぺんてるのビクーニャのリフィルも試したのだが,これは使えない。ジェットストリームに限る。
ので,シェーファーの軸を活かしたいなら,ジェットストリームのリフィルを移し替えるのが手間要らずでいい,という結論。
それではローラーボールにならないというのであれば,ノック式シグノのリフィルを5mmほど切り落として使えばいいのじゃないかと思う。
● 蛇足なのだが,ノック式シグノとジェットストリームのリフィルは,ペン先の形状も長さも同じ。ノック式シグノのリフィルはジェットストリームに入るし,ジェットストリームのリフィルはノック式シグノに入る。
この互換性は完全なもので,書いてる最中にペン先がブレることも一切ない。といって,わざわざジェットストリームのリフィルをシグノに入れて使う人はいないと思うけど。
(追記 2022.03.09)
エナージェルなのでニードルチップ |
同じようにしてシグノ(ノック式)とユニボールワンのリフィルも使えるはずだ。SARASA だけはペン先の形状が違うようで,ペン先のすべてが露出しない。
ぼくは生来の貧乏性が災いして,活かすことにしたのだけれども,エナージェルのリフィルはエナージェルの軸に入れて使えばいい話ではあるよね。
● ともあれ。ゲルインクのエナージェルを入れたので,ローラーボールであることは毀損していない。
このあとも,ジェットストリームではなく,ゲルインクボールペンのリフィルを入れて使っていこうと思う。
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