2025年9月29日月曜日

2025.09.29 青森市のダイソーで 2

● 鉛筆党の党員になってからは,ダイソーが扱っている鉛筆にも注目するようになった。とは言っても,そんなにたくさん扱っているわけではないから,すぐに注目を解くことになるわけだけどね。
 ダイソーの特徴は,文具店には置かれていない小さいメーカーの製品が並んでいることだ。具体的には北星とアイボール。

● ダイソーの店舗数は国内だけでも4千を超えるのだから,ダイソーに扱ってもらえるかどうかは,中小メーカーにしたら大きな問題になるのかもしれない。
 その代わり,生かさぬよう殺さぬような扱いを受ける。利益はそんなに出ないのだと思うけれど。

● 北星の “かきかたえんぴつ”(4B,6B)も知る人ぞ知る存在で,硬筆書写をしている人たちが 𝕏 で紹介しているのを,しばしば目にする。
 練るために使うのにもピッタリだと思う。最終的な行程を仕上げるまでの,あーでもないこーでもないを書いていく。

● 落書きに使うのも良さそうだ。最も創造的な「書く」は落書きだと思っている。大人になると落書きする人は少なくなるが,それはしなくなるのではなくて,できなくなるのだとも思っている。つまり,創造力が枯渇するから。
 ぼくもその口で,何とか落書きをしたいものだと思うのだが,上手くいかない。

● 現在は3本セットで売られている。以前は4本だったと思うが。
 北星の硬度設定は独特で,HBが三菱のBより濃いんじゃないかと思うことがある。クラフツマンのHBは,Hi-uni のBより濃い。
 その代わりというか,この “かきかたえんぴつ” の4Bと6Bの硬度差はあまり感じない。どちらを使ってもよいと思う。

● 4本セットで販売されている,アイボールの消しゴム付き鉛筆にはさらに驚かされる。消しゴムの消え具合も含めて,普段使いの鉛筆はこれでいいのじゃないか。いや,これがいいのじゃないか。
 ダイソーで買うべきはこれだ。北星同様に,HBでも三菱のHBより軟らかい。HB,B,2Bの3硬度だが,これでほとんどの用途に対応する。

● 消しゴム付きでこの書き味。比較対象になるのは,伊東屋のイートンペンシル。4本で110円のダイソー鉛筆と1本で132円のイートンペンシル。
 書き心地に有意差は? あると言えばある,ないと言えばない。
 にもかかわらず,イートンペンシルを使う人がいることの不思議。いや,自分でも使っていながら,こういう言い方をしてはいけないんだけどね。

● しかし,ダイソーは三菱9800も3本セットで販売している(Seria にもある)。9800は文具店でも買えるが,3本で165円。それが110円で買えるのだから,普通はダイソーで買う。
 コクヨの Campus も百均で扱っている。文具店は定価販売だから価格競争を免除されていると思いがちだが,実質的には価格競争に晒されている。町の文具店はもちろんだが,LoFt やハンズのようなチェーン店も安閑としていることを許される状況ではない。
 

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