2026年5月25日月曜日

2026.05.25 理想の鉛筆使い

● ぼくがイメージする理想の鉛筆使いとは,三菱9800かトンボ8900といった,ごくありふれた普通の鉛筆を,淡々とかつ粛々と使い続けている人だ。
 Hi-uni や MONO100ではなく,まして BLACKWING やパーフェクトペンシルといった際物でもなく,普通に小学生や中学生が使っていそうな9800や8900をあたりまえのように使っている人。

● SNS で鉛筆の書き味比べなんぞという不粋なマネは間違ってもしない。鉛筆の個人品評会は行わない。ノーガキを垂れるようなバカ丸出しはしない。
 9800や8900を使って,着々と成果物を積み上げている。

● ぼく一個は,鉛筆でありさえすればどれでもいいと思うに至っているのだが,つまり10本110円で売られている百均中華鉛筆でも問題ないと思っているのだが,理想の鉛筆使いは10円の鉛筆は使わない。100円ショップで文具を買うという発想がない。
 高価でもなく,かといって極端に安いのでもなく,9800や8900を使っている。

● 文具店に普通に置いてあるから,それを使っているたいったふうだ。鉛筆じたい興味があるわけではないから,いい鉛筆はないかと探すことはあるけれども,細かな差異に振り回されることはない。
 安さを求めることにもさほどに熱心ではない。そんなことに時間とエネルギーを費やすなんて,思いもしない。

● 要するに,鉛筆じたいには格別の関心がないように見える。鉛筆を使ってする作業に気が向いている。
 海に来たら遠くまで泳ぐことを考えるタイプだ。波打ち際でチャプつくことには興味がない。

● 左の写真は,黒田前日銀総裁が妙な持ち方で8900を弄びながら,記者の質問に答えているのを写したものだと思うのだが(ネットから拝借した),この飄々とした感じがいいと思っている。
 彼が実施した異次元の金融緩和には様々な意見があろうかと思うが,そういったこととは別に,この写真の風情はなかなかいい。

● 彼が手にしているのが鉛筆であること,その鉛筆が8900であることが重要だ。ここでの小道具は8900でなくてはいけない。
 彼が常時8900を使っていたのかどうかは知らないが,この感じがぼくが理想とする鉛筆使いのイメージだ。

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