2015年3月22日日曜日

2015.03.22 パイロットのペン・ステーションミュージアム

● 某日,株式会社パイロットコーポレーションが運営する「ペン・ステーション」に行ってみた。
 ちょっと敷居が高いと感じてたんですよね。っていうか,自分で勝手に敷居を作ってしまっていた。俺,パイロットの万年筆,使ってないし,とか。プラチナのPreppyが愛用の1本なんだからね。
 でも,ま,ハイテックCコレトは4年間使い続けているし,初めての万年筆はエリートSだったし。

● 最初は蒔絵が施された万年筆が展示されているコーナー。が,照明の反射のせいか,こちらの視力が落ちてきたせいか(遠視,乱視の進行がすごい),よく見えないのが残念だった。
 ただし,見えたとしても,ぼくにその美がわかるかどうかは,われながら疑問でありますな。

● あとは,パイロットの歴代製品の展示,万年筆の製作過程の解説,筆記具の歴史をラスコー壁画の時代から紹介するパネル展示など。
 さほど時間をかけないでサラッと見せてもらった。時間をかけたところで,さほどに情報量が増えるわけではない(ぼくの場合は)。

● もちろん,企業のミュージアムだから,あざとくならない程度に,自社製品のカタログも置いてある。じつは,これが一番ありがたかったりする。
 全部,もらってきた。これをスキャンして,Googleドライブに保存して,スマホでながめるのが,ぼくのささやかな趣味のひとつなので。

● 豪華な造りのカタログもある。昔はパソコンや携帯電話のカタログにもありましたね。今だと,音響関係にあったりしますかねぇ(いくら豪華だからといっても,車のカタログには興味なし)。
 出来のいいカタログをながめるのは楽しいですな。ただし,ながめるだけで,買うことはない。

● プラチナの「スリップシール」機構は素晴らしいと思う。使わないで放っておいてもインクが乾かない。万年筆を使うことの敷居を低くしたと思う。
 ところが,パイロットには書き味の硬軟を調整できる技術があるんですね。その前に,キャップレスを実現したのがすごい。いまだに,ここはパイロットのオンリーワン。

● ミュージアムは2階にあって,1階はカフェになっている。昼どきだったんだけど,空席はあった。が,遠慮してしまった。あまりのアーバンな雰囲気に臆するところがあったわけです。
 で,銀座まで歩いて,別のところで食べたんだけど,失敗だった。ここで食べておけばよかった。優雅な時間を過ごせたろうに。

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