2019年10月31日木曜日

2019.10.31 ダイスキンとPlaisirで充分だ

● 常用しているノートとペンは,ダイスキンとPlaisir。ダイスキンは100円でPlaisirは1,000円。これで充分だ。
 ダイスキンより20倍高いノートに,Plaisirより50倍高いペンで書いている人はたくさんいると思うけど,君のそれより俺の“ダイスキン+Plaisir”の方がずっと生産性高いよ,とか言ってみたいなぁ。

● PlaisirはPreppy(300円)より安いと思う。ペン先,ペン芯は同じもの。が,樹脂製のPreppyは軸に割れが入りやすいし,キャップの嵌合が緩くなる。Plaisirはそれがない。
 ひょっとすると,軸よりもペン先が傷んで使えなくなる方が早いかもしれない。そのときはPreppyを買ってペン芯部分を差し替えればいい。Plaisirはペン先,ペン芯もカートリッジ式なのだ。

● もちろん,使ってみたいノートはダイスキンのほかにもある。実際,他のノートもいくつか使ってきた。
 いずれは,コクヨのSYSTEMIC(A6サイズ)にマンスリー手帳とCampusを挟んで,自宅以外のところで文字を書き込む。そういうふうにしたいものだと思っている。

● SYSTEMICはとっくに購入済みだし,Campusの在庫もけっこう積みあがっている。早く使わないといけないわけね。
 しかしながら,ダイスキンはもっとたくさんの在庫が積みあがっている。あろうことか,今でも時々は積み増してしまう。

● ノートっていうのは,構造が非常に単純だから(構造とも言えないほどだ),極端に言えばどれでも同じだ。
 どれでも同じというフィールドで,メーカーはいろんな工夫をしつつ,独自性を模索している。カバーを堅くする,使用済みのページの角を切り取って目指すページにすぐ行けるようにする,検索性を高める工夫をする,ページ数を予め印刷しておく,方眼の縦横を細かく調整する,などなどいろんな細工を加える。

● が,そうした細かい差違がかえって煩く感じられることもあるわけで,ノートは紙を綴じてたくさん書けるようにしたものなのだから,そうであってくれればそれでいい,と思うんですよ。
 とすると,ダイスキンはピッタリなんですよ。たくさん書けて,万年筆でも(プラチナインクなら)裏抜けしない。余計な装飾がない。しかも100円だ。

● ま,ノートはひと月かふた月で使い終えるから,いろいろ使ってみてもいい。ずっと同じのだと飽きる。
 が,ペンはずっと同じので飽きないのはなぜだろう。Plaisirにプラチナのブルーブラックのカートリッジをさして使っているが,これを他に替えたいとはあまり思わない。SARASAのブルーブラックやグリーンブラックを使ってみたくなることもあるけれど,結局はPlaisirに戻ってしまう。

● というわけで,ダイスキンとPlaisirで「書く」を満たすことができる。足りないところはない。
 で,あるからして,「書く」のに必要なコストは限りなくゼロに近いといっていい。「書く」それ自体は,書き手の貧富を選ばない。

2019年10月29日火曜日

2019.10.29 手帳とメモ帳は分離すべし

● ジブン手帳とか工夫をこらした手帳がたくさんあるんだけどさ,こういう工夫は合う人と合わない人がいる。ジブン手帳は汎用性があるから,商品として定着しているんだけれども,それでも合わない人がいるだろう。
 自分のスタイルを手帳に合わせることがダメだとは必ずしも思わないんだけども,無理しないと使えないものを我慢して使い続けるのはあまりよろしくないとも思う。

● ジブン手帳以上の汎用性を持つのは,予定管理とメモを物理的に分離することだ。手帳には時間目盛りのページ以外はない方がいい。若干の余白は必要なんだが。
 分離することによってメモスペースは無限になる。好きなだけ,書きたいだけ,書けることになる。書くか書かないですますかという篩にかける必要がなくなる。書くか書かないかというスタート時点での逡巡を消すことができる。

● 1日1頁のスペースがあっても,ほぼ日weeksMEGAのようにメモページがどっさりあっても,大型サイズのデスクダイアリーであっても,無限でない以上,やはり制約要因になる。
 ジブン手帳はスケジュールとメモが別冊になっている。トラベラーズノートも同様だ。システム手帳でスケジュールリフィルとメモリフィルをバインドして使う場合も同じ。これならOKだ。
 が,いわゆる綴じ手帳でメモまで扱おうとするのは不可。にもかかわらず,ほとんどの手帳はこのタイプで,それがよく売れているのは,自分が書くメモの総量をよくわかっていて,これなら自分の用途には充分だと踏んでいるからだろう。

● それで何か問題があるかといえば,何もない。分離する必要があるのは,メモをたくさん書く人の場合だ。手帳に付いているメモページではとても足りないという人の場合。
 ただし,誰でもメモをたくさん書く人に変化する可能性があるわけだ。ゆえに,予め備えておいた方がいいとは思う。
 備えておくと,逆に,たくさんメモを書く人に変化する可能性が高まるかもしれない。その変化を無条件にいいことだと讃えることは必ずしもできないことが,少々以上にこの提言の勢いを削いでくれるのだが。

● そのメモ帳(ノート)は1冊主義が良いとぼく一個は考えているが,やり方は人の数だけあるだろう。仕事とプライベイトで分けるも良し。営業職の人なら顧客ごとにノートを用意するも良し。自分の使いやすいようにすればいい。
 が,手帳にメモを書いてしまうのは不可。手帳に書いていいのは,スケジュールに絡むメモだけだ。
 だから,手帳を必要としない人はけっこういるはずだ。予定などカレンダーに書いておけば足りるという人が相当数いるだろう。ちなみに,予定が少ないのは恥ずかしいことでも何でもない。
 しかし,メモ帳が要らないという人はひとりもいないはずだ。

● 先に電子ノートはどうだろうかと言ってしまったけれど,仕事に絡むメモや記録を電子ノートに書けるわけがない。紙のノートになるはずだ。
 仕事に絡む記録の一切は廃棄まで考えておかないといけない。いつまでも保存しておいていいものはおそらく皆無だろう。自分のものにしてはいけないわけだから,紙にしておいた方が分別が楽だ。
 電子ノートだと不用意に消してしまうこともありそうだ。電子ノートは使うとしてもプライベート専用。

2019.10.29 能率手帳の70周年記念限定品を探して

● これね,もう出ているらしんだけど,宇都宮ではまだ見かけていない。今日は上野文具本店に行ってみた。ここにもなし。
 ここにないということは,宇都宮ではどこにいってもない可能性が高い。あるとすれば,ジョイフル2くらいか。

● マンダラ手帳なんてのがあったんですねぇ。面白い。こういう発見があるから,文具店めぐりは面白いのだが,面白いからといって購入するかというと,なかなかそういうわけにもいかない。3,000円とあってはなぁ。

● 続いて,東武百貨店5階の文具店。能率手帳の70周年記念限定品は,ここにもなし。もう諦めた。
 通常品のなかにもウィック3年連用手帳があるのだ。限定品の4年手帳じゃなくても,これで全然いいじゃん。

● 最近,各文具店でいい場所を占めているのが,(株)デザインフィルの「PLOTTER」だよね。「あらゆるクリエイティブワークを愉しむ人のためのツール」であり,「創造力で未来を切り拓く人」が「最高のアイデアを生み出し,発想をカタチにし,新しい世界を創り上げていくための道具」というのが,メーカーの宣言(?)なんだけどさ,そのためにはメーカーのスタッフ自体がクリエイティブの達人でなければならないように思えるのだが。
 いやいや,医療用のメスや鉗子を作っているのは医者ではない。たぶん,医者では作れない。

● あとさ,そうしたツールや道具を使っている人の中に,「創造力で未来を切り拓く人」はあまりいなさそうというか,ほとんどいなさそうというか。未来を切り拓く人は,道具を選ばない人に多いのではないのかな。
 しかし,こういうものを作りだすメーカーは大したものだ。何せ,トラベラーズノートを作ったところだもんね。トラベラーズノートの最大のライバルは「PLOTTER」かもしれないよね。

● こだわりというか追求というか。サクラクレパスが出したボールペン,SAKURA craft_lab 003 にも同じことを感じる。
 最近,日本の文具メーカーはいよいよ凄い。

● もう諦めたんだけど,ララスクの落合書店も覗いてみた。当然,なし。

● さらに,ヨドバシ宇都宮店の文具売場。もちろん,なし。
 ヨドバシだからポメラとかシャープの電子ノートがある。電子ノートってどうなんだろうね。無地にも横罫にも方眼にもスケジュール欄にもなるんだけどね。
 その昔,電子手帳ってのがあって,使いものにならなかったですわな。電子と名が付くものは電子手帳のトラウマからなかなか逃れられない。

● ちょっと試してみるかというには,少々お高い。実用性を満たすなら,電子ノートがベストっぽい。いくら書いても質量を持つブツが残らないわけだから。これだけを持ち歩けばいい。
 が,売れてる様子は正直,あまりないんですよね。電子ノートを買うくらいだったら,ポメラだろうかなぁ。富士通の電子ペーパー「QUADERNO」ですかね。こちらはもっとお高いけど。

2019年10月27日日曜日

2019.10.27 品川駅の「ベーバーウオール」と上野駅の「ANGERS」

● 品川駅のエキュート。その2階にベーバーウオールという本屋があって。隣が文具店とカフェ。蔦屋書店みたいな。が,それぞれ別店舗のようだ。
 記念に文庫本を2冊買ったよ。

● 文具店も上野駅構内のANGERSっぽいというか。けっして広い店ではないんだけども,けっこう楽しく過ごせそうだ。
 といっても,ぼくが買う(買える)ものはないんですけどね。オッサンが買うものはない。まぁ,感性豊かな若者あるいは女性向けといいますか。

● オッサン向けかそうでないかのメルクマールは,手帳売場を見ればいいんですよね。ノルティや髙橋を置いているのはオッサン御用達。ロルバーンやモレスキンなど横文字のが置いてあるのは,オッサンは来るなの店。
 伊東屋のように両方あるのは,これはもう専門店と量販店を両立させている化け物的販売店だ。
 で,オッサンも晩期に入っているぼくのような者は,ノルティや髙橋の製品に安心感を感じるわけなんですよね。と言いながら,来年はダイソー製品を使うつもりなんだけどね。

● 品川から上野東京ラインの宇都宮行きに乗車。たいてい,東京駅で乗客のかなりが入れ替わる。ので,東京から座れるのが常。が,今日は東京で降りる人がいない。
 上野でも座れず。ので,急遽,上野で降りることにした。

● ANGERSを覗いてみたわけね。能率手帳の70周年限定品を見たいんだけど,能率手帳がANGERSにあるわけもなく。
 宇都宮でありそうなのは,どこだろ。書店の手帳売場はどこもダメだし,LoFtに行けばあるんだろうかな。あとは「ジョイフル2」くらいか。

● いや,買わないんですよ。買わないんですけどね。現物を確かめたいと思うほどには気になっているっていうだけでね。

2019年10月26日土曜日

2019.10.26 能率手帳70周年限定品,まだ見ていない

● 某書店の手帳売場。お,ついに能率手帳70周年限定品が宇都宮にも登場したかと思ったら,ノルティUの1日1頁タイプだった。
 でも,これ,いいんじゃない? 2,800円。使いやすそうだわ。

● 70周年限定品は3つあって,ひとつは「メモティ」。カレンダーが付いた方眼メモ帳。 ふたつめが「デイリーブック」。これが1日1頁タイプ。みっつめが「4年日誌」。
 最も注目されているのが「デイリーブック」だろう。ノルティUを能率手帳の判型に縮めたものが,つまり「デイリーブック」。

● ぼく的に気になるのは「4年日誌」だ。少しサイズが大きい。これが能率手帳サイズなら躊躇なく買うと思う。
 「4年日誌」の使途はあくまで日誌であって,スケジュール管理をするための手帳ではない。「4年日誌」に書くものはこれとこれだと決めている。それを書くだけなら能率手帳サイズで充分なのだ。

● まぁ,しかし,何はともあれ実物を見てみたい。ネット情報によればもうすでに出ているらしいのだが,限定品のことゆえどこでも入手できるというわけではないのかもしれない。
 宇都宮で能率手帳を扱っているところをいくつか見ているんだけど,宇都宮には現物がない。

2019年10月23日水曜日

2019.10.23 トラベラーズノートのイメージは?

● ダイソーで300円のダイソー版トラベラーズノートを手に取ってみる。機能に問題はないと思われる。トラベラーズノートと同じように使うことができるだろう。
 しかし,トラベラーズノートは買えないけれどこれならというわけで,この安価版として使う気になる人はそんなにいないのじゃないかと思う。

● モレスキンは100%,ダイスキンで代替できると思う。ゴッホやピカソも使っていたというデッチアゲの“伝説”やら何やらをそっくり含めて,ダイスキンで代替できる。
 モレスキンの場合,機能を除くとじつは何も残らないからだ。その機能もモレスキンならではの部分はない。

● しかし,トラベラーズノートはダイソー版で代替することはできない。機能は代替できるわけだが,トラベラーズノートは機能以外に何かがあるからだ。
 その何かを説明しろと言われても少し困るんだけども,数千円を出してトラベラーズノートそれ自体を買わなければしょうがないと思わせるところの何かだ。ダイソー版はトラベラーズノートではないと言い切れる何か。

● そこがトラベラーズノートの強味であるわけだ。製品化する前の段階で,製品に吹き込もうとしたものにかけた時間と手間が,製品を通して存在を主張している感じ。
 けっして使いやすいとは思えない。旅に持っていくのでも,測量野帳やダイスキンの方が取り回しが楽なはずだ。
 しかし,それを超えてトラベラーズノートを選ばせる,トラベラーズノートが持つ魅力。

● 原始回帰願望を刺激するのか。装飾を削ぎ落としてシンプルになりたいという願望を刺激するのか。
 トラベラーズノートの特徴をひと言で言ってみろといわれれば,ぼくはワイルドさと答える。変化球を投げられなくて申しわけないんだけど。
 じつはとんでもなく手をかけているはずなのだが,佇まいはワイルドだ。紙の束を革で挟んでいるだけなのだから。

● 普通のノートは1冊ごとに全取っ替えになる。トラベラーズノートはカバーとリフィルが分離しているから,カバーは長く使うことになる。
 長期間の使用はモノへの愛着を生む。愛着を持たせるノートはそんなにない(ペンにはあるが)。そこもトラベラーズノートの強味に数えていいと思う。

● トラベラーズノートというネーミングもいい。トラベラーはその地のしきたりや伝統に囚われない。移動していく人だから。友人もそこには存在しない。自分を縛るのは自分だけという立場を保持している。
 トラベラーズという言葉で自由を宣揚している。リベラルというのと,ノートの使途を制限しないという2つの意味で。

● カバーとリフィルの分離はシステム手帳も同じだ。ぼくもシステム手帳を長く使っているのだが,たぶん,システム手帳よりトラベラーズノートの方が愛着を生みやすいのではないか。
 機構がないからだ。挟むだけだからだ。リングがない分,人工感を感じさせない。自然に近い。

● さて,ここまで書いても,ぼくはトラベラーズノートは使わないと思う。すでに一生分のノートを持ってしまっているからだ。買ってしまったものは使わないと。
 細かく言うと,ほぼ日手帳のカバーに無印良品のA6ノートを挿して使うのも,コクヨのSYSTEMICに手帳とノートの両方をセットして使うのも体験してみたいのだ(前者は体験済みだけど,まだまだ体験したい)。

2019年10月22日火曜日

2019.10.22 ベルモールの落合書店文具売場で

● 宇都宮はベルモールに入っている落合書店の文具売場を覗いてみた。右の写真は鉛筆付きのダイゴーの手帳。
 昔はさ,鉛筆付きが当り前でさ,専用の鉛筆で書くのが手帳だと思ってたよ。

● “働く人の手帳”なのだ。働く人は忙しいのだ。
 手帳に凝ってる時間などないはずだ。手帳本や雑誌の手帳特集で紹介されているような独創的な使い方というのか,カラフルだったりイラストがあったりというのは,そういうふうに凝れる暇があるからできるわけで,“働く人の手帳”は殺風景なものだろうと思う。

● “SAKURA craft_lab 004”が出ていたんですね。004は赤黒の2色にシャープペンをセットした多機能ペン。
 このシリーズ,かなり面白いと思うんだけど,残念ながらぼくは万年筆ユーザーなのだ。

● その万年筆も面白そうなのがいくつか出ているのだが(プラチナからも出ている),千円のPlaisirがガンガン使えているので,他を買う気にならない。
 Plaisirは使い込むほどに風格が出てくるという高級品ではない。使っていく間に塗装に傷がつけば,単純にみすぼらしくなる。
 ところが,使い込まれてみすぼらしくなったPlaisirを想像すると,何だかワクワクする。早くそうなったPlaisirを見てみたい。
 つまり,それをも風格と呼ぶならば,使い込まれて風格を醸さないモノはたぶん存在しない。ちびた鉛筆にも風格ってあるもんね。プラスチック製品であっても風格って出るしね。

● 落合書店はロイヒトトゥルムを売りたいのかもしれない。ロイヒトトゥルムの品揃えが豊富だ。モレスキンよりはずっといいような気がするが(使ったことにないまま言っている),2千円という価格がね。
 百円でダイスキンが手に入るんだから,2千円では手が出ないというのが正直なところ。

2019.10.22 アイデアプロセッサ

● スマホに“ひとり会議”というアプリを入れてみた。自分を相手にLINEするみたいなアプリ。唯一,気がかりなのはスマホ入力で実用的な速度が出せるかということ。
 本気でそれをやろうと思ったら,やはりキーボードでWindows用もあるのでこちらも入れることにした。580円。昔,“Inspiration”を秋葉原まで買いに行ったことがあった。

● アイデアプロセッサと呼ばれていたジャンルのソフトね。1万円ほどだったか。実際にはまったく使わなかった。アイデアプロセッサという言葉に負けたね。
 それに比べれば,580円だからね,安くなったものだ。OfficeソフトだってGoogleはタダで出しているんだからね。
 ユーザーの裾野が広がったということじゃないよねぇ。ネットが主戦場になるとこうなるってことなんでしょ。よくわからないけど。

● で,Microsoftストアでポチッとした(ムダに入力項目が多くないか,Microsoft。住所なんか入れさせてどうするんだ)。
 ら,どこにインストールしますか,リンクされているデバイスがありません,だと。
 バカか,今購入手続きをしたデバイスにインストールするんだよっ(→ 無事にインストールできました)。

● アイデアプロセッサといえば今泉浩晃さん考案の“マンダラート”も有名だ。以前はMac版しかなかったのだが,今はAndroid版も複数あって,1つをインストールしてみた。
 やはりPCでも使えた方がいいと思い,ググってみたら吉井良平さんがEXCELで作ったものがあったので,ダウンロードさせてもらった。

● アイデアプロセッサってのは文字どおりにクリエイティブ系が使うものだと思い込んでいた。ので,クリエイティブ系に憧れていた自分も“Inspiration”なんぞを買ってしまったわけだけども,よく考えてみたらさ,こういうのを使うクリエイティブ系って,クリエイティブ系としては一流とは言えないかもしれないねぇ。
 むしろ,ぼくのようなクリエイティブ系に憧れるノン・クリエイティブ系が買うものかもな。

● というわけなので,“ひとり会議”も“マンダラート”も入れただけで満足ということになる気配が濃厚だ。
 このアプリを(特にPCで)使い倒すことになると,ノートに手書きという局面は消滅するはずなのだ。たぶんそうはならないと思うんですよね。

2019年10月19日土曜日

2019.10.19 トラベラーズファクトリー ステーション

● 上野東京ライン開通後は新橋駅が自分のターミナルになった。東京駅は通過するところ。
 ま,それというのも,ぼくの場合は,東海道新幹線で西に向かうということがまずないからだ。京都なんて行かない。大阪も行かない。東海道新幹線,もう何年乗ってないだろう。
 京葉線に乗り換えて舞浜に行くことも,絶えてなくなった。かつては年パスを持っていて,年に50日はTDRで過ごしていたこともあったんだけどね。子供が小さかった頃だ。
 奥様もTDRはお好きなはずなのだが,行ってみたいと言うことはない。おそらく,入場料が数次にわたって値上げされたのが効いているとにらんでいるんだが。

● 今日はその東京駅で降りた。で,地下街をフラフラと歩いていたら,「えっ,こんなのがあったの」と思うお店に出くわした。
 「トラベラーズファクトリー ステーション」。2017年4月27日にオープンしたらしいのだけど,ぼくは全然知らなかった。

● アンティークショップのような佇まい。あるいは,掘出し物があるんじゃないかと思わせる古書店のような佇まい。
 もちろん,狙ってそうしている。トラベラーズノートは革カバーにリフィルを挟む方式だから,長く使っていると味がでる。経年劣化とは無縁の世界だ。
 そんなに長く使われたんじゃ儲けが出ないんでは。そこはリフィルで儲けさせていただきますよ,ということだろう。

● トラベラーズファクトリーではペンも作っている。真鍮製だ。これまた,使い込んでいくと味が出る。使っていく中でできた傷も勲章。そういう趣になる。
 となれば,アンティークショップの佇まいは必然だ。ピカピカであっちゃいけない。

● 巧いなぁと思うんですよねぇ。ずっとここにいたくなる。トラベラーズノートを使う自分をイメージしてうっとりしてしまう。
 トラベラーズノートって安いものじゃないけど,買ってしまおっかなぁと思わせる。だってね,ここのサイトには「憂鬱な満員電車での通勤や通学さえも旅するような気分になれたらいいな。そんな妄想から,トラベラーズファクトリー ステーションの構想がはじまりました」とあるんですよ。
 ツボを押さえているというかねぇ。いやね,“満員電車での通勤や通学”で“旅するような気分”になんかなれっこないんですよ。無理にそういう気分にさせたにしても,そんな無理が続くわけがないんですよ。
 そんなことはわかってるんですよ。でも,「憂鬱な満員電車での通勤や通学さえも旅するような気分になれたらいいな」ってすごく共感するじゃないですか。

● 切符(硬券)の栞とか,懐かしのブルートレインのヘッドマークのシールなんかも売られている。
 けれども,まぁ,トラベラーズノートですよね。こんなふうに使ったらいかがですか,というサンプルの展示もあって,なるほどなぁと思う。こんなふうに遊べるんだったら,トラベラーズノートって全然高くないじゃん,とか思うわけですよ。
 したがって,問題は,ここまでトラベラーズノートで遊べるのか,俺,ってことなんですよね。

● 「TRAVELER'S TIMES」のNO.12と13と14があったのでもらってきた。「旅は,思考する。旅は,発見する。旅は,想像力を解放する。旅は,自らの内面をさらけ出す。そのすべてを受け入れ,ここに書き留めよ。」という標語(?)も格好いいけど,表紙の写真がね,巧いわなぁ。このイメージ戦略,統一感に乱れがない。
 これじゃあね,いくら安くてもダイソー版のトラベラーズノートは売れないでしょうね。いや,一定程度は売れるだろうけれども,トラベラーズノートユーザーを引き抜くことはできないでしょ。一度や二度はおもしろがって買うかもしれないけれども,それ止まりでしょ。トラベラーズノートの特徴はトンガリで,ダイソー版にはこのトンガリがないからだ。
 そこが“モレスキン vs ダイスキン”との違い。“トラベラーズノート vs ダイソー版のトラベラーズノート”はそもそも成立しない。

● ということで,トラベラーズノートを買ったのかというと,買わなかった。結局,貧乏性が足を引っぱるのだ。トラベラーズノートのイメージに吞まれたいと思うんだけど,貧乏性がそれを上回るのだ。
 いつも持ち歩いているダイスキンに書き留めよ,それでいいじゃん,と思ってしまうのだ。これって消費者として賢いのではない。跳躍力がないだけだ。困ったものなのだ。

2019年10月15日火曜日

2019.10.15 Googleカレンダーを試してみる

● 昨日はスマホのアプリをいくつかダウンロードして試してみた。ジョルテ手帳も。うまく行けば紙の手帳をやめて,こちらを専ら使おうかと思って。
 が,結局,アンインストールした。自分には使いこなせる自信がないというか。

● 忙しい人は紙の手帳でなければにっちもさっちもいかないはずだと思っている。デジタルなら予定表を共有できるとか言ってみたところで,あんなものは暇人の手慰みにしかならないだろう。
 ぼくは来年4月から仕事というものを持たない人間になる。そうなればデジタル手帳で充分だろうと思う。

● 要は手帳といっても予定管理をするのではない。予定などなくなるとまでは言わないけれども,たぶん頭で憶えていられる程度だろう。週に2つか3つ程度のものかと思う。
 なので,手帳はログを残していくために使う。特に,現在,紙の手帳に書いていることで,デジタルでも書き留めておきたいと思うのは,呼んだ本,見た映画,(WALKMANで)聴いた音楽のタイトルだ。

● で,その程度だったら,手帳アプリを引っぱってこなくても,スマホに最初から入っているGoogleカレンダーでできるかもしれない。これなら広告も表示されないしね。
 っていうか,実際にやってみたらできた。絶対に予定が入らない(普通は寝ている)時間帯の欄をメモ用に充てればいいのだ(ま,映画は実際に見た時間帯に記入すればいいのだけどね)。

● ログを残すのはGoogleカレンダーで問題なくできる。入力は主にパソコンでやり,スマホはビューワにするのがいいだろうが,細かな変更はスマホから行う。
 さて,どうしようか。今日からデジタルに替えようか。来年からにしようか。せっかく買ったダイソーのバイブルサイズの週間リフィル,使わない可能性が高くなった。100円だからいいんだけどさ。

● 一覧性は紙の手帳(マンスリーであれウィークリーであれ)が勝る。これは実感した。
 もうひとつ。デジタルで残す場合,始期と終期を厳密に入力しがちになるのではないかと思った。それだとログを残すこと自体が億劫になる。
 そこはむしろラフでなければならないと思うが,デジタルはラフであることを邪魔してくる。

● 細かくログを残したい人には,デジタルはピッタリだろう。何を食べたかとかね。写真も載せられるはずだから,料理の写真も一緒に残せる。
 その料理についての感想も書きたいだけ書いて保存できるだろう。完璧主義者には恰好だと思う。

● 気持ちはデジタルに傾いている。自分をもっとスマホに知ってもらって,5年後か10年後,話相手がスマホしかいなくなったときに,良い話相手になってもらうために。
 ま,こういうものは使ってみないことには始まらない。自分にも使えそうだと思えたこと。方法論が具体的に見えてきたこと。ならば,使ってみるかという。
 ま,そこまで構えて使うものでもないと思うが。


(追記 2019.10.16)

● と,ここまで書いておいて何なのだが,やっぱり来年も紙で行くことにした。しばらくいじってみたのだが,やはり一覧性の問題が引っかかった。
 紙なら文字の大きさも書く時点で任意に選ぶことができる。

● デジタルでログを残す作業はTwitterですでにやっている。さらにGoogleカレンダーにログを書いておくのもなぁ。
 Twitterですでにスマホには自分の好みや興味や時間の使い方は伝わっていると思う。Googleカレンダーを使うまでもなく,良い話相手になってくれるだろう。

2019年10月9日水曜日

2019.10.09 ダイスキンに復帰

● 中紙は50枚の百円ノート,昨日で使い終えた。23日かかった。紙はちょっと厚めで万年筆でも裏抜けの心配はないのだが,紙質を含めてダイスキンの方がいいかな。
 単に長く使っているから,感覚がダイスキンに最適化してしまっているだけかもしれないのだが。

● まぁ,ノートは何であれ,手書きで書くのは楽しいから,筆記自体が自分の趣味のひとつだと言いたいくらいなのだが,書いたものを保存しておくのはどうか。
 保存するに値するものは書いていないのは明らかだ。書いている本人が,自分の書いたものをすべて読み返さなければならないと言われたら,けっこうな苦役になると思っているから。

● 生前に処分しておかなければならないものはいくつもある。今住んでいる家もそうなのだが,書きためてあるノートもそうだ。たぶん,奥様より自分の方が早く死ぬと思うのだが,こういうものを残しては残された奥様の負担を増やすことになる。自分が死んだ後にノートを読まれるのは別にどうでもいいんだが。
 いずれはビニールテープで結わえてゴミステーションに持っていくことになると思う。書くことじたいに意味があって,読み返して役に立てるのは二義的な話なのだ。

● で,今日からダイスキンに復帰した。96枚のオレンジダイスキンを何冊か買いためてしまったので,これから使っていこう。
 使ってみると,ダイスキンが一番だなと実感する。横罫じゃヤダという人には,ダイスキンは選択肢にならないだろうが,ぼくのように横罫オンリーの人間には,ダイスキンは欠点が見当たらないノートだ。
 モレスキンを超える品質で百円なのだから,欠点のあろうはずがないのだ。

2019年10月6日日曜日

2019.10.06 原稿用紙と便箋

● 小山の駅ビルに「Can★Do」が入っている。そのCan★Doにしかないものではないと思うのだが,モレスキンサイズの原稿用紙があって。
 原稿用紙って,何か惹くものがある。その小さな原稿用紙を手にとってパラパラとめくってみた。

● もとより,使い途などあろうはずがない。原稿用紙を必要とする筆記ならパソコンでやりたい。あの原稿用紙を仮に使うとすれば,普通にメモ用紙としてだろう。
 それでも原稿用紙に惹かれるのは,作家やプロとして文章を書く人たちへの憧れがあるからか。子供時代は学校で原稿用紙を使わされた経験があるので,過去へのノスタルジーを刺激されるのか。

● あと,便箋。大学に入学してからの数年間,高校の友人と“文通”をしていたことがある。コクヨの安い便箋(書翰箋というやつ)を使っていた。
 その友人とももう長く会っていない。どちらかが家庭を持ってしまうと,男の場合でも疎遠になるものだ。
 彼はパソコンもスマホも使わないタイプなので,電話か手紙しか連絡手段はないのだが,こちらから電話をかけることはないし,かかってくることもない。今さら,初老の男どうしで文通でもあるまい。

● しかし,文具店に行くと.便箋や封筒も見る。どうもそっち方面に風が吹いているようなのだ。売場面積も増える傾向。遊び心いっぱいの便箋や封筒が並んでいる。おそらく,女性が買っていくのだろう。
 ノートは自分ひとりで使うものだから,実用性に問題がなければ何を使ってもかまわない道理だが,手紙は相手に届くものだから,何でもいいというわけにはいかないか。

● 便箋を使ってやってみたいのは,いろんな筆記具を試すことだ。ノートではPlaisir1本やり。時々,ゲルインクのボーペンも使ってみることがあるけれども,すぐにPlaisirに戻ってしまう。
 便箋だったらたとえば“ぺんてる”のプラマン,呉竹のレターペンなんかを使ってみたい。どちらも持っているのだが,目下,使う局面がない。

● それらを使ってみたいので,誰かに手紙を書きたい。ま,しかし,手紙を出す相手はいない。どうしてもといえば,自分に手紙を出すという手があるけれど。
 ノートに思いついたことやその日やったことを書くのと,自分に手紙を書くのとでは,趣がだいぶ異なる。何より,かなりこそばゆい。

● 書くとすれば,中学時代の自分にか。星雲の志に燃えていた(燃えていなかったか)社会人になったばかりの自分に書くか。
 おまえの人生,ぜんぜん大したものにならないから,あんまり自分を孤立させてまで自分の道を行こうとしなくていいよ,とか。老境にかかる頃にまさかという坂を転げ落ちることになるよ,とか。あんまり自分のことにかまけていないで,家族も大事にしてな,とか。自分の豆腐メンタル,神経過敏にけっこう苦しむから,図々しくいくことを心がけな,それって教養より大事だよ,とか。おまえより頭のいい人なんか佃煮にするほどいるんだから,あんまり頭で勝負しようとしない方がいいよ,とか。

2019年10月5日土曜日

2019.10.05 能率手帳への未練

● 宇都宮の東武百貨店に立ち寄った。東武ブックセンター(落合書店)の手帳売場で能率手帳をしみじみと見てしまう。
 先日,ダイソーのシステム手帳リフィルを買って,手帳選びは終わったはず。未練だぞ,俺よ。

● 右の写真,見づらいんだけど,デスクに秘書! なんてコピーもあってさ。30年以上もその秘書を使って来たわけでさ。
 糟糠の妻を離縁したというか,長年仕えてくれた秘書を馘首したというか,何だか切ない気持ちになってさ。

● どうしようかなぁ。ダイソー手帳はやめて,能率手帳をずっと使うことにしようかなぁ。
 といって,来年4月からぼくは完全引退の予定。仕事を持たない身になるのだ。時刻メモリが入った能率手帳をどう使おうというのだ。
 環境が大きく変わるのだから,手帳ももっとザックリしたものに変えた方がいいと思ったのだ。能率手帳を使い続けるのは,現役を引きずるようでイヤなのだ。

● 手帳は1年使うものなのだから,どれを買ったって安いものだ。世の中に高い手帳というのはないと思う。
 さあて,どうしようかなぁ。

● 東武ブックセンターに隣接して文具店が入っている。その文具店で「Bun2 10月号」をもらってきた。
 手帳特集なのだが,手帳はね,例年と同じというか,わりと情報量が少ない感じ。こういう手帳があるのはもう知ってるよっていうかさ。

● それよりもナカバヤシの折りたためるクリップボードに注目。A4をたたんでA5にして持ち歩ける。ゴムバンドが付いているので開かないようにできる。
 問題は使う局面がぼくにあるか。ないという結論。クリップボードは立って書くのに適している。逆に,机において使うものではない。立って書く局面が完全引退後の自分にあるとは思えない。

2019年10月2日水曜日

2019.10.02 来年の手帳はダイソー

● 仕事は来年3月で完全引退の予定。もしどこかから請われれば(請われないと思うけど)続けるかもしれないけれど,まぁ,もういいかなと。
 経済的には困窮しても,自分のやりたいことだけをやる生活に切り替えたい。

● 2つの潮流というか,対極的な考え方がある。
 ひとつは,年をとって定年退職を迎えるようになったら,君にできる最大の社会貢献は元気でいることだよ,というもの。
 医療だの介護だの,そういうもののお世話になるのは,現役世代の負担を増やすことになる。元気でいて現役世代の負担を増やさないのが,君にできる最大の社会貢献だ。

● で,元気でいるために最も効果があるのは働くことだ。働ける限りは働いた方がいいよ。朝起きる理由があるというのは,君が思っている以上にありがたいものだよ。
 仕事をしていれば社会との接点を保つことになるわけだし,若者(特に異性)と話をすることもできるだろう。君ね,20代の女性と話ができるなんて,仕事してなかったらあり得ないことなんだよ。
 惚けないためにも仕事をするのが一番。こんないいことはないんだ。おまけに,タダだってありがたいくらいなのに,給料までもらえるんだよ。

● もうひとつの考え方は,60~75歳は黄金の15年だというもの。後期高齢者になると自分の身体に何が起こるか,さすがに想定しにくくなる。何が起こっても不思議はない。
 しかし,75歳までは身体が動く。若者と同じようなわけにはいかないとしても,行きたいところには行けるし,食べたいものは食べられるだろう。しかも,第一線から退いて,背負うものも少なくなる。しがらみからも自由になれる。今まで生きてきたご褒美の時間だよ。

● その黄金の15年を仕事で埋めてしまっていいのかい。充実の手段が仕事しかないって,本当にそれでいいのかい。それはひとつの貧しさではないのかい。
 いや,君が後悔しないんだったら,いいんだよ,ずっと仕事をしていても。実際問題として働かざるを得ない人もけっこう多いし,その年で仕事があるというのはありがたいことには違いないんだしね。
 でも,本当に後悔はしないんだね。黄金の15年を仕事で埋めてしまう人生で。

● どちらがいいのか,正直,ぼくにはわからない。特段やりたいことがなくて,仕事をしていられればというのなら,そうすればいい。
 これはどうしてもやりたいという積極的にやりたいことっていうのは,正直な話,ないかな。どうしてもっていうことになるとね。
 ので,半分は逃げかもしれないんだけど,組織の中で仕事をするっていうのは自分が一番苦手なことかもしれず,その苦手なことを22歳のときからずっとやってきて,まだ続けている。もういいんじゃないかと思う。

● 相方はぼくより10歳若い。が,一緒に辞めると言っている。ので,可処分所得は4分の1になる。経済的にはキツキツになるが,お金じゃないよなとも思う。
 ま,多少の蓄えはある。月額13万円程度だろうが,年金も出る。年金制度が今のままなら,10年後には相方の年金も出る。
 というわけで,とにかく辞めちゃおう,と。

● やっとここから本題。ので,手帳も長年使ってきた能率手帳から,来年はダイソーの週間リフィル(バイブルサイズ)に変更する。それを今日,買ってきた。
 同じサイズの月間リフィルもある。マンスリーとウィークリーの組み合わせにもできるのだが,そういうことは今までもしてなかった。当然,来年も同じ。
 実際のところ,マンスリーでもウィークリーでもいいのだが,今までウィークリーのレフトタイプを使ってきたので,あまり落差の出ない1週間1頁(見開き2週間)のダイソーリフィルで行くことにした。

● ダイソーリフィルがずっとあるという前提で,あと4年間はこれを使おうと思っている。理由は単純で,保存用バインダーがあと4冊残っているからだ。無印のやつとかね。
 それらに所を得させるというか,買った以上は使ってやらないとっていうか,使い途を作らないとっていうか。

● 今までもそうだったが,予定を管理するのではなく,ログを残しておくための手帳だ。バーチカルなんていうのは,お忙氏にはいいだろうけれど,ぼくには無縁のものだ。
 月間リフィルを使わないのは,月の予定を一覧するという状況がそもそもないからだ。来年4月からは予定じたいがなくなるはずだ。
 週間をやめて月間のみにするのはありだ。要するに,「時間を積極的にデザインする」必要はない。記憶を喚起するフックを作っておくのが手帳を使う目的だ。

● ノートはずっと前からダイスキンだった。これで手帳も含めて,身も心もダイソーマンになるわけだ。
 自分が安くなったような気がする? そんなことはない。客観的にはこれ以上は安くなりようがないほどに安いかもしれないのだが,客観は置いておく。
 持ち物が安いからといって自分が安くなることは論理的にあり得ない。気分的にはあり得るだろうが,そういう気分になることを拒否すればいいだけだ。ダイスキンとダイソー手帳をエルメスのトートに容れて持ち歩くつもりだ。

● リフィルの強度や紙質に問題があるようには見えない。百円手帳でぼくはいい。
 ダイスキンとシステム手帳のリフィルに関しては,ダイソー製品に無印良品につながるものを感じたりもする。機能以外のものを削ぎ落としてシンプルな形状にすれば,こういう形になるよな,と。