● 渋谷にいる。東急百貨店3階の伊東屋渋谷店を覗いてみた。ここ,2回目。だいぶ前,情報カードのジョッターを探しに来たことがある。
結局なくて(あったのに見つけることができなかっただけかもしれない),銀座本店で買ったんどけど,一度も使ったことがない。何やってんだかな。
● 昨日,能率手帳の70周年限定品を見たので,特に欲しいのも見たいのもなかったんだけどね。要するに,ぼくは店内を通過する通行人に過ぎないんだけどさ。
● 本店も池袋店もそうだけど,店内の人口密度は相当高い。考えてみると不思議な気がする。ぼくなんかは文具なんて何だっていいじゃん,それほどこだわらなくちゃいけないものかよ,という思いがどこかにあるのでね。
道具にこだわるにはこだわるだけの理由が必要だ。これでなければアウトプットの質が落ちるといったような。
● けれどもね,それだけの質を備えたアウトプットをしている人なんてほとんどいないよ。あんたの文章なら使用済みのコピー用紙の裏側で充分じゃね? と言いたくなる場合がほとんどでしょ。
草野球の補欠がイチローなみに使うバットにこだわるのは滑稽でしょ。そういうことを思うわけですよ。
● にもかかわらず,真剣にノートやペンを選んでいる。考えようによっちゃ,壮大な無駄だ。この無駄を全部足し併せたら,大気圏を突き破って銀河の果てに至るのではないかと思うほどだ。
その壮大な無駄を,皆さん,楽しんでいらっしゃる。今回は通行人にすぎない自分も同類だ。一度も使うことのない情報カードのジョッターを,さんざん探し回って買ったのなんか,その典型例だ。
● LoFtと違って,老若男女が万遍なくいる。特に,老女の方々には文具を買うなら伊東屋と決めていて,伊東屋以外には見向きもしないのではないかと見受けられる人もいる。
伊東屋信者。老舗の強さというものでしょうね。で,率直に申せば,ぼくもどうせ買うなら伊東屋で買いたいという気持ちがないでもない。栃木の在にあっては,そういうわけにもいかないんだけどさ。
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