● Twitterでほぼ日の「day-free」と方眼ノートをカバーに挟むとちょうどいいというツイートを読んで,なるほどと思った。
方眼ノートを2冊挟んでもいいなと思った。コクヨのシステミックにA6Campusを2冊挟むのと同じ要領。
● でも,A6Campusは中紙48枚なのに対して,ほぼ日方眼は120枚だったか。それだけの容量があるんだから,2冊持ち歩く必然性は皆無だな。
2冊束ねて持ったのでは,最強すぎるメモノートになるだろう。“すぎる”のが問題で,過剰武装は何だかスマートじゃない。
● と承知の介で,1回は体験してみよう。というわけで,方眼ノートを2冊,ほぼ日ストアに注文。11月前半は購入額が2千円を超えれば送料無料。方眼ノートだけではわずかに2千円に届かないので,“おちつけピンバッジ”を追加した。
さて,使い心地やいかに。
● 待つこと,数日。ほぼ日ストアから方眼ノートが届いた。
さっそく,ほぼ日カバーに装着してみた。少し厚くなりすぎるようだ。1冊だとちょっとスカスカになるかもしれないけれども,1冊装着で使っていくのが吉かと思う。
だいたいが,120枚もあるんだから,2冊まとめて持ち歩く必要性はないのだ。
● 1冊をSYSTEMICに挿すとちょうどいいかもしれない。っていうか,いい。
ほぼ日手帳カバーはカバーの内側に色々と凹凸がある。SYSTEMICにはそれがないので,“書く”ことに限定していえば,SYSTEMICの方が優れている。
あえて優れているという言葉を使ってみたが,ほぼ日カバーはあくまで手帳カバーであって,手帳ではない単なるノートを挟むことは想定していないだろう。
● ほぼ日手帳カバーの内側になぜ凹凸があるかといえば,そこが収納スペースになっているからだ。カードやチケットを入れておける。何だったら紙幣だって入れておける。とっさのときはほぼ日手帳だけ持って出れば何とかなる,という仕様だ。
SYSTEMICはその収納を表紙側に持ってきたところがユニークだ。見た目以上にかなりのものが入る。ペンも問題なく収納できる。
● では,ほぼ日手帳カバーもそうすればいいかというと,そうはいかない。ほぼ日カバーの場合は,表紙に第2の命が宿る。
そこに収納など持ってきてしまっては,ほぼ日カバーではなくなってしまう。最もシンプルな“カラーズ”でもそうだ。
● ほぼ日手帳とはそういうもので,実用性しか問題にしない人が使ってはいけないものだ(ただし,念のために申しあげると,凹凸に対抗するために,方眼ノートの表紙は厚めになっている。実際に,ほぼ日カバーに挟んで使うときに凹凸が気になることはないかと思う)。そりゃそうだろう。「日々の言葉」なんてのをページの下に印刷してあるのだ。読む手帳なんて,実用性しか考えない人には出てこない発想だ。
実用性を追求する人はコクヨに行き着く。手帳だったら日本能率協会に行き着く(いや,マルマンかもしれないし,高橋書店かもしれないんだけど)。実用性の追求に関するこの両社のこだわりは,まさにプロのものという気がする。
● 多くの人は,実用性も求めるし,かといって実用性だけじゃなくてアソビも欲しいと思うだろう。ぼくはかなり実用性に傾いていて,アソビはほどんど欲しないタイプだと自分では思っているんだけど,それでもほぼ日手帳カバーをひとつ持っている。
時々,目先を変えたくなるもんね。両方使えばいいんだよね。
● ほぼ日手帳の方眼は独特の3.7mm。たしか,4.0→3.45→3.7 と変遷してきた。方眼ノートも同じ幅だ。
ここに書いていくときに方眼線をガイドラインにすると,3.7mmでは狭すぎるし,2つ使って7.4mmにしては広すぎる。A罫より広くなるのだ。
● ちなみに,A6ダイスキンはB罫で19行。A6CampusのB罫だと21行。仮に,ほぼ日方眼ノートで3.7mm幅で書いていくと,39行になる。普通のA6ノートのほぼ倍を書くことができる。
そのようにして書いたあとのノートは,ある種の壮観さを漂わせるだろう。ぼくは蝿の頭のような小さい字を書くのをじつはまった苦にしないので,そういう書き方をしてみようかと思っている。
使うのは,少し先になるけれど。
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