2026年5月29日金曜日

2026.05.29 ユニ色の鉛筆書き比べ

● バカついでにもうひとつやってみようと思う。ユニ色の鉛筆書き比べ。

 三菱 Hi-uni
 三菱 uni
 三菱 uni-Popular
 三菱 uni star(uni-P の後継)
 コーリン Hi pierce
 アイボール Hi-new
 太陽 ELITE Ⅱ
 ユニオン 9500

 いずれもHB。下の3本は両切りピース。uni-P も初期にはそうだったが,ぼくが持っているのは頭が丸まっている。

● 中華製と思われるユニ色鉛筆も2本あるので,ついでに試してみる。上のやつは軸木の色からも塗装からも中華製で間違いない。
 下の “MEGURO” はひょっとしたら日本製か。そんなわけないな。

● いずれがアヤメかカキツバタ? 目隠しされたら,ぼくには皆目,見当がつかない,という結論になる予定(つーか,前にも書き比べたことがあったかな)。
 高品質のグラファイトペンシルが咲き揃う国,日本。その幸運をかみしめよ,諸君。

● Hi-uni,uni,uni star(uni-Popular)の差異は非常に知覚しにくい。微差すら感じない。
 絵を描くとまた違うのかもしれないが,文字を書くだけなら Hi-uni でなければならない理由はないと結論づけたい。一番安い uni star でいいんじゃないか。

● 「有隣堂しか知らない世界」でも取りあげていたが,Hi-uni の黒鉛量が最も多いらしい。が,筆線の濃さに差が出るわけではない。
 滑らかさに差があるか。ない。芯の減りに差があるか。ない。鉛筆の神秘のとば口に立ったような気がする。

● ただし,Hi-uni ではいけない理由もない。1966年の発売当時,Hi-uni は100円だった。60年後の現在でも150円(+税)なのだ。
 当時7円だった官製ハガキは85円,12倍になっている。Hi-uni はあり得ないほど安くなった。当時は高嶺の花ですらなかった Hi-uni も,今なら湯水のごとく使うことができる。いざ,使わんかな,使わんかな。

● もの皆すべて,大衆化するんだぜ。今はオメーラ(富裕層)が使ってろや。そのうちオレラのところまで落ちてくるからよ。
 オメーラがやってるのはしょせんその程度のもんよ。

● ところで。uni star は「なおく やさしく つよく」を校訓にした江西小学校のノベルティ。江西小学校とはどこにでもありそうな名前だが,「なおく やさしく つよく」の江西小学校はどこにあるんだろう。
 人生で大切なことはすべて小学校で教わりますな。自分の出身小学校の校訓は覚えていないんだけどね。

● この鉛筆を運動会の賞品(?)にするとは,なかなか太っ腹な。
 この鉛筆は〄付きだから少なくとも30年以上前のものだろう。当時の小学生は立派な中年になっているか,初老にさしかかっている。「なおく やさしく つよく」生きてきましたか? 今も「なおく やさしく つよく」生きてますか?

● コーリンの Hi pierce は三菱鉛筆が Hi-uni を出した翌年,1967年に世に出た。当然,Hi-uni を意識している。コーリンのフラッグシップ。しかし,価格は Hi-uni の半額の50円。
 非常に滑らか。書いていて紙から受ける抵抗感が最も少ない。芯は uni より軟らかめ,濃いめ。北星のHB的。

● 太陽の ELITEⅡは Hi pierce に近い。芯の濃さも同じくらい。
 アイボールの Hi-new はどちらかといえば uni 寄り。いや,文句なしに書きやすい。いい鉛筆だとストレートにわかる。
 ユニオン9500は一格落ちる感じ。中華製とおぼしき2本は同じ土俵に上げて比べてはいけないもの。悪くはないんだけどね。

● オリーブグリーン軸の鉛筆を書き比べるよりもずっと楽しい。ぼくはBか2Bがいいなと思っていたのだが,HBも許容範囲であることを再び確認できた。
 しかし,この路線を牽引したのは uni なんでしょ。1958年は日本鉛筆史の画期になった年なんでしょうねぇ。何だかんだ言って,三菱鉛筆だからできた。

● 鉛筆は古いものもかなりの量が残っているようで,メルカリなんぞをこまめにチェックすれば,ここにあげた鉛筆はさほど苦労せずに入手できる。が,現在まで残っているユニ色の鉛筆は uni だけであるのも事実。
 率直に申せば,あるべき姿になったのだとぼくは感じている。

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