2020年8月21日金曜日

2020.08.21 古川武士 『こころが片づく「書く」習慣』

書名 こころが片づく「書く」習慣
著者 古川武士
発行所 日本実業出版社
発行年月日 2018.10.20
価格(税別) 1,300円

● 言われていることは理解できるし,効果もあるのだと思うのだが,「書く」ことが必要なときには「書く」ことができるだけのエネルギーが枯渇している場合が多いんだよね。そこが問題。
 一度でもやって効果を実感するのが,その隘路を脱する一番の近道だと言われると思うんだけど。

● 以下に転載。
 私たちの心は,1つのことに没頭しているときに豊かさを感じやすいという特徴があります。(p30)
 人はネガティブな感情と声を吐き出しきれれば,今度は自然とポジティブになっていけるものです。(p66)
 私たちは反省することは自然と行っていても,あえてよかったことを振り返らないものです。(中略)私たちの感情を左右するのは,事実や出来事より解釈・捉え方です。自己嫌悪感は,反省点や失敗ばかりに強く焦点を当てているから生まれてくるのです。マイナスの出来事にフォーカスしている思考をバランスよくするには,よかったことに目を向ける習慣が必要です。(p72)
 「怖くて言えない」もしくは,「つい言いすぎてしまう」最大の原因は,その場のコミュニケーションの即興性に頼りすぎるからだと私は考えます。(p107)
 脳が言い訳できないところまで曖昧さを排除して,行動プランを具体化することです。行動プランを脳が行動命令として受け取れるまで具体化すると,ぐっと行動しやすくなります。(中略)ポイントは,「面倒」「怖い」「不安」「時間がない」などの感情が出てこなくなるまで徹底的に行動のハードルを下げることです。(p121)
 人は止まっているときにやらない理由を,逆に,動き始めるとやる理由を考えるものです。(p124)
 行動の心理とは「慣性の法則」のおうに,小さく動き始めるとどんどん勢いを増していくものです。(中略)0を1にする初動の管理が,行動力の差と言っても過言ではないのです。(p126)
 動きだすと情報が集まり,思わぬ解決策が見つかることがあります。(p135)
 日記とは本来,過去を振り返るものですが,ここではあえて「未来日記」としてまだ起きていない明日のイメージを描くことを提案したいと思います。「未来日記」の目的は,よい未来をイメージして書くことで,実際にそれを手に入れやすくすることです。発想は単純ですが,やってみると驚くほど感情に変化があります。未来を詳細にイメージできれば,脳はそれを現実化するのです。(p157)
 童話作家のメーテルリンクは次のように言っています。 「みんなが考えているよりずっとたくさんの幸福が世の中にはあるのに,たいていの人はそれを見つけられない」(p168)
 感情は磁力のようなものを持っており,プラスを引き寄せるか,マイナスを引き寄せるかは普段心でどういう感情を味わっているかに大きく左右されます。(p169)
 あなたの運命を変える出会いは,想定外のところにあります。好奇心を原動力にして,新しい世界を切り開いてみませんか?(p172)
 人は誰かに感謝されて,役に立ち,必要とされたがっています。感謝の気持ちをあなたが抱くことそのものが,周りの人の自己肯定感,貢献感を高め,ときには癒しにもなり得るのです。(中略)ここで押さえておきたいのは,感謝とは見出すものであって,実際に起きる出来事や人に含まれているものではないということです。(p176)

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