2021年7月25日日曜日

2021.07.25 村本篤信 『ロジカルメモ』

書名 ロジカルメモ
著者 村本篤信
発行所 アスコム
発行年月日 2020.12.04
価格(税別) 1,500円

● 副題は「想像以上の結果をだし,未来を変えるメモの取り方」。しかし,タイトルの「ロジカルメモ」をひと言で言うと何なのかは,本書を読了した今でも,ぼくにはよくわからない。

● 以下に転載。
 他人ごとだと考えているうちは,人が発揮できる能力は半減します。かつての私がそうでした。(中略)「作業はしていたけれど,クリエイティビティはまったく発揮できていなかった」「もっとできることがあったのではないか」という思いが,いまだにあります。(p50)
 「考える」とは,頭の中身を言語化する(文字にする)ことである。人は言語化することで,初めて考えることができる。(p64)
 森博嗣さんはそうではないと著書で何度も書いている。言語で考えるのではなく,絵的なイメージで考えていると語っていた。人間の全部が全部,言語で考えているわけではないらしい。
 「アイデアマン」と呼ばれる人たちには,優しい人が多い気がします。「誰かに喜んでほしい」という思いを強く持っているから,自然に人に優しくなれるのかもしれません。逆に,「仕事をやらされている」と思いながら日々を暮らしていると,どうしても自分のことしか考えられなくなり,アイデアが生まれづらくなっていきます。(p78)
 「真剣に考えなければいけないことがあるときほど,気になることや気になる言葉に邪魔される」というのは,おそらく誰にでもあることではないでしょうか。ですから,まずは頭の中に浮かんでくることを,すべて紙に書き出してしまい,一度頭をからっぽにしましょう。(p94)
 アイデアをつくる際の一番の大敵は,「後でゆっくり考えよう」という感情です。(p98)
 書籍,映画,コミックを問わず,常に何かしらヒットにつながっている最強の言葉があります。それが「君」と「僕」です。(中略)これは,「君」と「僕」という言葉が読み手にとって「自分ごと」になりやすい言葉であるせいだと私は思っています。(p115)
 何らかの課題を解決する際に必ず必要になるのが,仮説をつくることです。(中略)「仮の答え」をつくること。(p140)
 「自分を一言で表すと,これです」といった標語を持つと,自分の中に芯のようなものができるように思います。(p218)
 ゲイのコミュニティには「オネエ言葉」という,素晴らしい文化があります。そして,洋の東西を問わず,オネエ言葉には,「深刻な悩みや深刻な状態を,明るく笑い飛ばす」という効果があります。(p224)

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