トップバッターはこれ。「友禅の鉛筆セット」。鉛筆に布を巻いてる。ケースは同じ布を巻いた紙製。
布を巻いてる分,軸が太い。鉛筆削りにはギリギリ入る(削れる)が,補助軸には入らない。
鉛筆自体には問題なし。削り際の布がほつれることもない。硬度はBかな。布を巻いて太くなった分,握りやすい。貫通式の補助軸を最初から纏っているようなものだ。
● 生来の貧乏性ゆえ,ケースの再利用も考えたくなるんだけど,さすがにね,爺さんには相応しくないねぇ。
今どきは女の子もこれは持ちたがらないんじゃないかな。
シャネルの鉛筆。製品の発表会に来てくれた顧客にアンケートを書いてもらうのに配る,あるいは景品として作製したもの(だと思う)。
鉛筆はけっこう粗悪。中華製だろう。
● ブランド本体も中華製だけどね。中国で99%まで作り上げたものを本国に送って,最終工程だけ本国でやる。
レシピは中国に流れるわけだから,本物と寸分違わぬ偽物が出回る。それゆえ,真贋の判定権を握ることがブランドにとっては死活問題。
エルメス側がそれは偽物だと言ったら,どうあがいても貴女のケリーは偽物になるわけね。
● 昔,香港が中国に返還される前,香港で買えば安いからと,ブランド漁りに香港に行きませんでしたか。ペニンシュラの裏側のアーケード街で買いまくりませんでしたか。それ,全部偽物だよ。
コーリンの8562。つーかですね,買うでしょ,これは。買いますよね。
第一に蓋に描かれた女の子が可愛いじゃないですか。ホノボノとしてくるじゃありませんか。子供(特に女児)が大人にかける魔法ですよ。
● 木箱にも惹かれましたよ。四隅がすべて直角だから,持ちづらいし,鞄に入れても却って落着きが悪いと思うんだけども,形の無骨さと絵柄の可愛らしさが,不思議に同居してますよ。
木箱はあまり頑丈な造りではない。鉛筆自体は当時のコーリンの普及版でしょ。それに化粧を施したって感じね。
(追記 2024.07.07)
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