2025年2月19日水曜日

2025.02.19 使いかけ鉛筆・第2弾を使い切った

● Bの使いかけ鉛筆・第2弾を使い切ったので,自慢方々,記念撮影。左の貧乏削りをしている2本は自分で使いかけにしたもの。
 他の6本は,リアルの女児が使いかけたのをセカンドランナーとして受け継いだもの。中の2本は芯を折ってしまったもの。猿より不器用な男が手削りすると,こういうことも起きる。

● これらの鉛筆を使い始めたのは昨年11月。途中,「鉛筆シャープ」を使った期間がトータルで1ヶ月ほどあるので,これだけ使うのに3ヶ月を要している。 
 使いかけだからね,最初から補助軸を使える程度の長さだったわけですよ。もちょっとビシバシと使いたいものだな。

● 次も,リアルの女児が使いかけにしたBの鉛筆を使って行く。写真の11本。Bはこれでおしまい。
 左端はTOPVALUか。その隣はクツワが販売元になっているPUMA鉛筆。この2本は女児がクラスの男の子と交換した鉛筆じゃないかと妄想している。

● その2本だけは六角軸で,他は丸軸。丸軸だと補助軸のホールド力が下がる。丸軸を完璧にホールドするのは,クツワとミミックだけだ。
 今までのとは別の女児が使っていたものだが,小学校でも低学年だったんですかねぇ。このぶっ飛んだ絵柄はその年齢の女児の独占物でしょ。

● 左端を除いて,すべて頭を丸める処理をしている。値段もそこそこするんだよね。
 が,質はどうかと言うと,しっかりした鉛筆ばかりではないわけだ。

● 可能ならば,メーカー名の入った鉛筆を使わせるべきだと思う。
 初めての鉛筆体験は三菱9800のBか2B,トンボ8900のB,北星9500のHBといった,絵柄鉛筆より安くて高品質の鉛筆で味わわせてやりたいんだけどね。

● 何なら Hi-uni,MONO100,クラフツマンを持たせてもいいかもしれない(ただし,クラフツマンのHB〜2Bを入手するのは,現時点では極めて困難)。uni が世に出た1958年と比べれば,高級鉛筆の相対価格は爆下がりで,小学生が持っていても特におかしくはないもんな。
 けれども,なかなかそうも行かないんでしょ。子供は絵柄を選ぶだろうから。

2025年2月18日火曜日

2025.02.18 SYSTEMIC を使っていく

● 今は亡きA6用のコクヨ SYSTEMIC。10年前に宇都宮のヨドバシで400円台で買った。
 Campus ノートを2冊収納できる。1冊が48枚だから2冊だと96枚で,モレスキンポケットと同じになる。
 ゴムバンドとスピンも付いていて厚表紙だから,Campus をモレスキンに変身させられると言う人もいた。Campus をモレスキンに?

● アホか,モレスキンなんて頭の毛が3本足りないヤツが使うもんだろ(ので,ぼくも持っている。ポケットサイズを2冊使ったことがある。だから,モレスキンの粗悪さは知ってるつもり),Campus をモレスキンにしてどうする? と思ったものでしたよ。

● 昨日(17日)から Campus を使っているのだが,在庫を使い切ろうと思う。その Campus と一緒に SYSTEMIC も使うことにした。
 今使わないと,使わないままで終わりますからね。なんせ,Campus の在庫は23冊しかないんで。

● したらば。やはりいいですな,SYSTEMIC。
 厚表紙になるとデスクやテーブルでもがぜん使いやすくなる。Campus が測量野帳になる感じといいますか。

● デスクやテーブルで使うんだから,表紙は別に厚くなくても支障はないわけだ。ノートを置く台があって,それが固いわけだから。
 しかし,それでも表紙が厚い方が書きやすいんですね。有意に書きやすいような気がする。

● Campus に SYSTEMIC を装着するとモレスキンになるんじゃないです。測量野帳になるんですよ。いや,いいものを買っておいたものですよ。
 2冊収納できるといっても,書くときには1冊にしといた方がいいです。その方が,断然,書きやすいです。

2025年2月17日月曜日

2025.02.17 測量野帳からA6 Campus へ

● 昨年3月から再生紙の測量野帳(LEVEL BOOK:セ-Y21N)を使ってきた。それを機に鉛筆をメインに使うようにもなった。その最後の再生紙野帳。34冊目。
 普通紙の野帳が数えるのもいやになるほど残っているが,次は A6 Campusノートを使ってみようと思う。これは23冊しかない。

● で,最後の1冊を使い終えた。野帳はいったんお休みして,A6 Campus に移る。
 野帳の LEVEL BOOK と同じB罫(1冊だけC罫がある)。野帳の22行に対して,Campus は21行。野帳の40枚に対して,Campus は48枚。横幅は Campus の方があるから,Campus は月に3冊は使えないと思う。

● 野外で書くことなどないので Campus で充分なのだが,ぼくの心は測量野帳にありますよ。Campus はあくまで仮住まい。
 Campus なら,少なくともプラチナのブルーブラックで裏抜けすることはないはずだから,万年筆に戻ってもいいのだが,このまま鉛筆を使って行く。

● ぼくは文具に関しては判官贔屓というかマイナー愛好癖はなく,紙製品ならコクヨでいいと思っている人間だ。
 そのコクヨの中でも,あたりまえだが,製品によって紙質に違いがある。野帳と Campus を比較すると,紙質は,好みかもしれないが(いや,好みだろうが),Campus に軍配が上がる。滑りがいいのだ。

● 少なくとも鉛筆で書くならば,Campus の方が使用エネルギーが少なくてすむかもしれない。速度も出る。筆圧を要求されない感じなんだな。
 Campus だと中華製の粗悪な鉛筆でも(昭和30年代の国産鉛筆の普及品より,今の中華製の方がいいとは思う)かなり使えるというのもひとつの発見。

● 紙によってここまで違うのか。と言っても,その差は微差ではある。
 が,その微差のために,製紙業者を含めてメーカーは鎬を削っているのだろう。

● Campus を使うのは今回が初めてではない。数年前にも何冊か使っているのだが,鉛筆を合わせるのは初めてだ。けっこう新鮮な体験になりそうだ。
 今まで使ってきたのが再生紙を混入させた野帳なのだから,書き味が違ってくるのは当然の話。普通紙の野帳と Campus の間にどれほどの違いがあるのかは,また測量野帳に戻ったときに確認してみる。


(追記 2025.02.18)

● Campus ノートは無線綴じ。その代わりというか,1枚おきに左右ページがけっこうな幅でベタッと糊付けされている。
 無線綴じで強度を出すために,こうするのが必須なのだろうとは思うのだが,これが使っていてけっこうなストレスになる。他の人はどうなんだろう。平気なんだろうか。

● もうひとつは,やはり左右ページの段差だな。極端に言うと,使い始めの頃は左ページは左半分しか使えない。いや,極端に言うとですよ。
 測量野帳は,折丁製本なのと薄いのとでそれを免れているんだけれども,これは綴じノートの宿命なんですかねぇ。フラットに開くやつも出ているようだけどさ。

2025年2月9日日曜日

2025.02.09 ミミックのあれこれ

● ミミック。コーラルとペンギンでは持った感じが違う気がする。重さも長さも太さも同じはずだから,たぶん錯覚なんだが(グリップの違い−ブラスかクロームか−でもないと思う),持った感じはペンギンが好み。下方が重い感じがね。
 ん? やっぱ,グリップの素材の違いか。

● ただし,ブラスよりクロームが滑りやすい。使う時期やこちらの体調によって,どちらがいいかは変わることになる。
 100対0というのはなかなかないものだな。開発する側は苦渋の選択の連続かもしれないねぇ。

● ミミックを使っていて,???と思うのが,鉛筆を装着するとグリップと本体軸の間に隙間ができることだ。この段差が人差し指の裏側にあたって不快だと感じることがある。
 鉛筆を装着したない状態だとビタッとくっつく。その場合でも,グリップと軸の太さは同じではないから,段差自体は生じてしまうのだが,これ,逆にできなかったのかなとは思うんだよね。装着しない状態で隙間ができて,装着するとピタッと合う,と。

● が,難しいんでしょうね。なぜなら,鉛筆の太さが一様ではないから。国産鉛筆でもメーカーによって太さが違う。ましてや,欧州の鉛筆はひと回り細い。
 これで装着後にビタッと合うようにできるはずはないだろう。合っているところからスタートさせるしかない。

● 同じ鉛筆でもミミックに挿すと書き味が変わる気もする。これもたぶん錯覚のはずだが。
 いやいや,ミミックを装着することによって,太さも重さも持ち加減も変わってくるわけだから,あながち錯覚でもないわけか。

● まぁ,安くないものだから,ガンガン使って元を取ろうと,貧乏性を発揮している。

2025年2月5日水曜日

2025.02.05 鉛筆筆箱をさらにバージョンアップ

● ハンドル式の鉛筆削りが使えなくなるまで短くなった鉛筆は,手回し式の Palette で削る。円柱状に削ってくれる。先端がシャープペンの芯のようになる。この形がどういうわけか好きだ。
 だったら最初から Palette を使えや,って? そうは行かない。短くなるまで使ったご褒美にしておきたいのでね。

● 鉛筆を出先にも持ち込もうと思って,色々やっているのだが,どうもうまく行かない。鉛筆シャープを持って行く方が話が早い,となってしまう。
 理由はひとつ。鉛筆削りの問題だ。携帯用の鉛筆削りがどうもなぁ。

● が,唯一,三菱の Palette を持って行けば解決しそうだ。
 Palette は厚みがあって,この缶ケースには・・・・・・押し込めば入らんわけではないが,ちょっと喧嘩するなぁ。トンボと三菱だけに。

● 結局,8900の缶ケースを使うのを諦めて,これを使うことにしました。メルカリで鉛筆を買ったときにおまけに付いてきた樹脂製のペンケース。
 外側に突起があって,ちょっとどうなのよと思わんでもないんだけど,これなら厚みがあって収納力が格段にアップする。人生には妥協が必要だからね。

● こんな感じです。この他に,補助軸も1本は入る。これで出先でも鉛筆をヘビーユースできそうですよ。
 メインは北星の9500を3本と Palette。クツワの携帯用ハサミ「カットン」も入れて,“貼る” にも対応。両面テープは別に持たなければならないが。
 ハイテックCコレトと修正テープも入れて,手帳にも対応。

● 結局,Palette の収納が鍵ということでした。いや,これで試してみないとわからないが,上手く行きそうな予感がする。問題はほぼほぼ解決できたと思うんで。
 早く試してみたいです。

2025.02.05 動画からテキストへの回帰

● 毎日が日曜日で,ほぼネット世界で過ごしているのだが,YouTube 動画の隆盛は峠を越えたような印象を受ける。テキスト回帰が本流ではないか。
 動画は情報を取るには時間がかかりすぎるということだと思う。それ自体でエンタテイメントになっていないと,なかなか見てもらえない。

● 文具関係だと,やはりシーサー氏の動画が優れている。よく,紹介するばかりで使っていないと批判されるが,彼の仕事は紹介することであって,使うことではない。彼は彼の仕事をしているだけだ。
 適度にアンチもいて,非常にいい状態なのではないか。が,いつまでもこの状態が続くわけではない。
賢明な人のようだから,そんなことはよくわかっているだろう。たぶん,次の手を模索していると思う。

● とにもかくにも,YouTube がつまらなくなってきた。テキスト回帰と言っても,𝕏 が面白くなったわけでもない。しばらく時間がかかるのだろう。

● ポストの99.9%はどうでもいいものだ。有り体に言うとゴミだ。ゴミはどれも似た形をしている。大真面目に床屋政談を続けていたりするわけだ。
 𝕏 で読むに値するポストを出せるのは千人に1人だろう。99.9%に属する者として思うのは,ネットは0.1%の人たちのためにあるものだなということだ。彼らはとんでもない推進力を手に入れた。99.9%の人間は推進するに値するものをそもそも持っていない。
 元々の能力差を百倍にも千倍にも拡大する装置がネットだ。残念だけれども,さよう観念するしかない状況だなぁ。

● 0.1%の人しか参加しないのでは,ネット “社会” は成立しない。99.9%が必要だ。その99.9%は噛ませ犬だ。何だかやるせないのだが,リアルはそういうことだろう。
 では,99.9%はネットで何をしているのか。ぼくもそうだが,言いたいことを言いっ放しにしている。わざわざ言うほどのことでもないことを言いっ放しにする。これでは噛ませ犬にしかなれないのも当然だと,自分を顧みて思う。仕方がないね。

● ただし,これはリアルのコミュニケーションの似姿でもある。どうでもいいこと,わざわざ言うほどのことでもないことをやり取りするから,コミュニケーションはコミュニケーション足り得ている。
 どうでもいいことではないことをやり取りしなければならない局面では,大なり小なり緊張を強いられる。場合によっては,胃が痛くなるような状況になるだろう。
 逆に,コミュニケーションに快を求めるのであれば,やり取りされる内容はどうでもいいものにならざるを得ない。

● したがって,0.1%と99.9%の違いは,ネット(SNS)にコミュニケーションを求めているのか,それ以外を目的としているのかによる,とも言えるのかもしれない。

2025年1月30日木曜日

2025.01.30 鉛筆の硬度表記

● 文具店の学用品売場の鉛筆は2Bが品揃えの中心。昭和原人はHBで育っているだろうが,今は2B。
 問題は,同じ2Bでもメーカー間で硬さ濃さに違いがある点。誤差の範囲ではすまない差異がある。ぼくの体感だと,北星HB=トンボ0.5B=三菱B。

● 硬度表示の基準になっている JIS は消費者保護のための表示制度ではなく,業界の自主基準だから,致し方がないのだけれども,少々以上に厄介なところだ。
 表示硬度が同じなら,どのメーカーの鉛筆でも同じ硬さだろうと思うのは当然のことだからだ。

● ところが,実際はそうではないわけだ。2B推奨は三菱鉛筆基準だと思うんですよ。
 軟らか芯が好きな人でも,北星ならBでとめた方がいい。トンボなら2Bもありかもしれないけれど。三菱なら2B,上等。

● このルーズさが許されているのは,第一に大人にはほぼほぼ関係がないからだろう。鉛筆は小学生しか使わないもの。硬度表示に問題があったとて,社会が受ける影響は軽微以下だ。
 小学生はむしろ,メーカーによる硬度の違いを楽しんでいるかもしれない。彼らの世界では,アルアルの1つとして楽しまれているのではなかろうか。

● が,学校側がうるさく言わない間はそれでよかったが,2Bを推奨するようになると,とにかく2B,2Bなら何でもいい,となったのかもしれない。
 一律ではなく,もう少しキメの細かい基準を学校側が作ってくれるといい。が,もしそんなことを言えば,各県の教育委員会は「鉛筆は三菱を使え」と言いだすか。

● 今後,硬度表記の問題は解決されるか。されない。こういうものは,業界に勢いがあるときでないとできない。
 唯一,可能性があるとすれば,三菱一強が今より強固になり,三菱以外のメーカーが三菱と違う基準を採用することができない状況になることだ。
 その可能性はないわけではないと思うが,そうなってしまった鉛筆業界が面白いかどうかは,また別の話。

2025.01.30 ダイソー御幸ヶ原店

● ダイソー御幸ヶ原店に来た。ら。ここにも Standard Products ができていた。宇都宮で2番目の Standard Products になりますかね。
 わが家からは東武よりだいぶ近い。これからは専らこちらになるな。

● Standard Products ができた分,元々のダイソーの売場は減ったわけだが,たぶん栃木県では最も広いダイソーなので,その点で問題は出ない。
 カートまで置かれてるダイソー店舗なんて,他に知りませんわ。

● ここの Standard Products がいつできたのかは知らないけれど,黒鉛のクラフツマンも並んでいる。売れた分の補充はしないが,新規開店の際には定量を置くことになっているらしい。
 2Bはすでに残っていなかったが,HBとBが2箱ずつあったので,少し小躍りしてお買い上げ。目下のところ,ぼくは北星HB至上主義者なのでね。

● ところで,何しにダイソーに行ったかと言えば,こいつを買うため。A5 6穴バインダーですな。
 これを10冊ほど買い込んできました。A5システム手帳の保存用バインダーにする。

● 去年から手帳をA5にした。で,去年1年で保存用バインダー2冊になったんですよ。本体はマンスリーで10数枚なんだけども,何でもかんでも貼って残すという “考えなし” をやってるもんだからね。
 たとえば,鉛筆シャープの袋まで捨てないで貼ってるわけですよ。今年は週間バーチカルにしたので,3冊必要になるかもしれない。

● ダイソーは商品の入替えが激しいので,在庫があるうちにとりあえず10冊と思ってね。保存用バインダーなんか百均で充分だからね。

2025年1月29日水曜日

2025.01.29 いくつかの鉛筆

● ここ10日間ほど,メルカリでポチリポチリとな。鉛筆の出物をね。今,計算したら計165本。6ダースくらいにはなったかなと思ってたんだけど,約14ダースになるんですわ。
 いえね,珍しい鉛筆だとか古い鉛筆だとかじゃないんですよ。あらかたは既に持ってるやつでね。何なんですかねぇ,これは。

● 安いから? それもあると思うけど,いくら安くても使えなければ費用対効果はマイナスの無限大ですよ。
 ヤフオクは遮断できてるんだけど,メルカリはいじっちゃってるんだよねぇ。
 もうやめます。今度こそやめます。もしやったら,殺されも文句は言いません。約束します,神様。

● それらの鉛筆が届き始めているんで,いくつかをご紹介。でも,いいですね。珍しい鉛筆だとか古い鉛筆だとかじゃないだすからね。
 三菱鉛筆のFirst-K。“First for Kids” ということは,幼児用なのだろう。が,幼児に使いやすいのは,大人が使っても使いやすいはず。

● 頭を丸めてあって,高級感もある。大人が使っても違和感は感じさせない。落ち着いた色合いで,仕事に使ってもおかしくないのではないかと思わせる。
 幼児用とか,生徒用とか,メーカーは工夫して出しているのだが,鉛筆に年齢による区分が必要なのかという気もする。公文の太軸三角にはなるほどと思うのだが,通常の太さの六角軸でそれが成立するのか。この鉛筆も,ユニスターを衣装替えしたものではないかと思う。使ってないので,断言は致しかねるが。

● “かきかた鉛筆” の範疇に属するものだろうが,かきかた鉛筆というのがこれまたよくわからない。9800や8900と何が違うのかね。
 昔,小学校のカリキュラムに「かきかた」があって,その際に濃いめの鉛筆を使った。それを “かきかた鉛筆” と呼んだ。その言葉が残ってるだけ? 硬筆書写用鉛筆なんて言葉もできてるけどねぇ。

● 黄色軸の消しゴム付き鉛筆。三菱2686と,キリン。キリンのは当時の郵政省のノベルティ(「郵便番号は正しくはっきりと」とある)。
 各鉛筆メーカーの軸の太さは,三菱>トンボ>北星 の順なのだが(ただし,製品シリーズによっても異なるし,時系列の変化もある),キリンのこの鉛筆は三菱より太い。

● 三菱2686はトンボの2558に対抗して出されたものだろうか。消しゴム付き鉛筆に関しては,三菱はトンボの後塵を拝し続けているんですかねぇ。
 現在の9852も2558に及ばない。9852もいい鉛筆ではあるんだけど。
 それよりも,北星の9606が販売店に置かれてないのはなぜ? 鉛筆界の七不思議の1つね。

● これも消しゴム付き鉛筆。左の青いのは郵便局のノベルティで三菱製。
 右の白いのは三多摩人権擁護委員協議会。メーカーは不明。三菱製より軸が細いからトンボかと思うんだけど,ま,わからない。
 どちらの消しゴムも,当然,石のように固くなっている。

● トンボ8900に代表される,軸色がオリーブグリーンの鉛筆。地球8800と9000。チェリーヨットの641。
 下の3本は8900の古めのやつ。8900が10円で買えた頃のでしょ。昭和30年代後半ですかね。

● 他にもいくつかあるんで,いずれ書き比べてみようと思いますが,比べてみても仕方がないか。
 ちなみに,9000のダース箱には ¥240 と印刷されているが,そこに98円の値札が貼られている。出品者様は1本8円で買われたのか。

● 蓮蔵院のノベルティ。9800版と8900版。蓮蔵院という名のお寺さんは全国にいくつもあるけど,これは愛知県春日井市の蓮蔵院と思われる。
 青雲の志に燃えるお若い方が買って,メルカリに出したものと思われますな。削っただけでほとんど使っていないが,そこについては詮索無用と言うべし。

● 地球鉛筆をあと2つ。9300(GOLD&BLACK)。地球で頭が丸まっているのは,これしか知らない。
 かきかた鉛筆のB。ダース箱の絵柄ではなく,“地球鉛筆” という書体の方に,はるか昔に通ってきた時代を感じるね。

● 太陽鉛筆。広島県相互扶助会のはメルカリによく出回ってますな。“まとめ売り” に含まれることが多い。
 ELITEⅡも然り。これは日本筋ジストロフィー協会のノベルティ。頭が丸まっていて,ひょっとすると太陽鉛筆のフラッグシップだったのかと思ってみるんだけど,フラッグシップをノベルティに回す・・・・・・普通にありますかね。

● パンダ柄の鉛筆。右の2本はアイボール(ジャノメ)。真ん中の2本は りぼん。左の1本は,パンダ柄ではないけれど,三菱。
 ランラン・カンカンの時代ですかねぇ。1970年代になりますね。半世紀も前ですよ。

● ちえの友鉛筆。これもメルカリによく出ている。ちえの友鉛筆㈱は現存する会社だけれども,自社で鉛筆を製造しているわけではないだろう。
 写真の3本の鉛筆も,軸の太さが違う。上の1本は細く,下の2本は太い。複数のメーカーに委託しているのだろう。それを同じ型番で販売している。

● 合格鉛筆もメルカリで潤沢に出回っているジャンル。右端の “さくらさく鉛筆” はサンスターが販売元になっていたと思うが,ひょっとすると国産鉛筆の中では最も高価なんじゃないかと思いますよ。
 ぼくが持ってるものの中では,青森で買った津軽塗りの鉛筆が最高値なんだけど,これはちょっと特殊だからね。

● 縁起物に分類していいと思う。縁起物なんだから,お金をケチっちゃダメと思うんですかね。売る方にすれば,けっこう美味しいジャンルでしょうよ。
 が,こんなものを買ってるようじゃダメだな。宝くじで金持ちになろうとするのと一緒で,愚民税を払っているようなものだ。しかも,自ら進んで。
 いや,それが人の心理ってものではありますよ。でも,人と同じことをやってちゃダメだっていうのは,こういう局面で強く妥当するんでしょうよ。

● カッコいい uni だと思ったら,日能研のノベルティ。出品者様は中学受験を経験されたんだろうか。
 Cavendish Road State High School の名入り鉛筆。オーストラリアのブリスベン近郊にある高校ね。留学生の受入れに熱心らしい。高校留学をするつもりで,説明会にでも行ったのかなぁ。
 で,東大鉛筆。たぶん,東大もうまく行かなかったんだろうな。

● 写真の鉛筆から以上のような失礼なストーリーを考えたが,これ以外のストーリーを紡ぎだすのは難しいでしょ。
 こんなストーリーとは全然関係ないところで入手した可能性が高いけれども。

● uni と MONO J のカッコいいやつ。今の MONO J は両切りピースだが,こちらは頭が丸まっている。昔はそうでしたっけ。
 三菱の9000番は逆で,昔は両切りだったが,今は頭を丸めているんだけどね。

● トンボの書写用鉛筆。芯は4㎜。硬度表記はなし。使ってみればわかることだが,4Bか6Bですわね。たぶんね。

● こちらはメーカー不明。右端のは硬度表記もなし。頭が丸まっていて,高級感はけっこうありますよ。
 軸の太さからして,MADE IN JAPAN だと思う。中華製感はあまりない。

● エジプト柄。いや,インカ帝国柄か。よくわからん。
 柄以外の表記は一切ない。軸の太さ,軸色から,日本製だと思う。こちらも頭が丸まっていて,早く私を使って,と誘ってくる。そう急くな,ボチボチな。

● 他にも,色々とポチったわけですよ。それらを収納庫に入れる段になって,深い絶望感が込み上げて来た。
 おそらくこれらの鉛筆を使うことなく,ぼくはこの世を去るであろう。

● もらってくれる人がいれば差しあげるが,鉛筆が欲しいなんて人は顕微鏡で探しても見つからないだろうし,仮にいたとしても,その人自身がすでに使い切れないほどの鉛筆を抱えている鉛筆マニアである可能性が高い。ぼくがゴミにするか,その人がゴミにするかの違いしかあるまい。
 ぼくは貪欲の罪で地獄に堕ちるであろう。南無,閻魔大王。

2025年1月28日火曜日

2025.01.28 測量野帳のヘビーユーザーはカウネット一択

● 先日,「おきなわ文具の博覧会 mini」で買った少女群像(?)シールを測量野帳に貼った。20種2枚ずつあるので,貼りがいがあったぞい。ワシの野帳が華やいだぞい。
 フエキくんのシールと百均で買ったディズニーシールも。まぁ,しかし。ワシゃあ,名探偵コナンのシールが好きじゃのう。

● その測量野帳を買うなら,現在でもカウネットが最も安い。以前より値上がっているのは,まぁ,仕方がない。
 送料が無料になるのも2,500円以上になった。以前は1,500円以上だったが,その恩恵を受けるには20冊以上買わなければならないのは以前も同じだった。

● ヘビーユーザーはカウネット一択。カウネットで164円で買えるのに,文具店で286円も出すこたぁないという単純な話。
 ただし,1冊使うのに半年かかるという人は,文具店で買った方が安くつくでしょうね。20冊もまとめ買いしたんじゃ,半分以上を使わないまま捨てることになるかもしれないもんね。

● 基本,人間は飽きる動物。飽きるというパラメーターを入れて将来を予測しないと,大損こくことがありますよ。
 将来の自分が現在の延長線上にいるとは限らない。というより,現在の延長線上にはいないと考えるべきですよね。

● 限定柄の表紙の野帳もひっきりなしに出ているけれども,こういうのに走るのはライトユーザーでしょうねぇ。286円のが700円にも800円にもなるわけだから,たくさん使うは人には経済的にもけっこうな負担になるでしょ。
 中身は同じなのに,何で2倍も3倍もするんだよ,ザケンなよと,ヘビーユーザーは思うでしょ。いや,そもそもそんな限定モノに気が行くことはないでしょ。

2025.01.28 0.3㎜の「鉛筆シャープ」を買う

● 地元のダイソーに行ったら,こんなのが売られていた。ホワイトボードカレンダーは “ほぼ日” の専売特許かと思ってましたよ。
 これを300円で売られてはなぁ。先日,ここで “スケジュールボード” を買ったので,このカレンダーは間送りましたけどね。

● ここに来たのは,コクヨ「鉛筆シャープ」の0.3㎜を買うためだつたんでした。0.3㎜は自分には不要と思ったんだけども,110円で買えるんじゃどんなものか使ってみるか,と思ったんでした。
 ダイソーでも置いてない店舗が多数。一回だけの入荷で次はないのかもしれない。田舎ゆえ売れ残っていたということかも。

● オレンズの0.2㎜はどうも相性が悪いようで,途中から芯が出なくなってしまったのだが,こちらはそんなことは起きようのないシンプルな構造。
 予めセットされている芯はBらしいのだが,折れることもなく快適に書ける。ぼくの体感では0.5㎜とさほど違わない。

● B罫ノートに文字列を書き連ねるにはやはり細い。ぼくなんか,ダラダラと書いてるだけだが,シャープペンを使うなら0.7㎜以上がいいという結論。あまり細いと,何と言うのか,安心感が脅かされるような感じ?
 慣れればどってこともないのかもしれないけど,敢えてこれに慣れたいとは思わなかった。

2025年1月27日月曜日

2025.01.27 鉛筆シャープと鉛筆

● 旅行にはコクヨの鉛筆シャープ鉛筆(0.7㎜)を持っていった。
 役に立ってくれた。これなら家でも鉛筆シャープを使えばいいじゃないか,と思ったほどだった。何を使って書いているかを忘れさせるほどに存在を主張しない。

● これは筆記具の雄と言うべきで,さすがにマイスターシュテュックだなとか,さすがに BLACKWING だなとか,さすがに・・・・・・と思わせてしまうのは次善でありましょう。
 道具は道具であることを感じさせないことをもって最上とする。

● が,鉛筆に復帰。やはりこの方がシックリ来る。削る手間があるのがいい。次に削るまでの間に確実に短くなっているのがいい。最後は物理的な存在を消してくれるのがいい。
 携帯用の手回し式の削り器で削るのがイヤだというだけだ。だから,出先には鉛筆シャープを持っていった。ちなみに,自宅で使っている削り器はいたって普通で,カールのエンゼル5ロイヤルだ。

● 手帳のリフィルも日数分持っていくのを忘れたので,Google カレンダーにメモしていた。そのGoogle カレンダーからも解放されて,紙の手帳に直接書込み。ストレスなし。たんに慣れてるだけのことかもしらんけど。
 手帳ではB罫1行に2行書き。何だったら3行書きもできる。基本的に小さな字を書く。人間の度量も小さいぞぉ。

● 結局,書く環境としては自宅が一番だ。どなたにとってもそうだろう。
 ぼくなんか,出かけても出かけた先で自宅でやっているのと同じことをやっている。だったら出かけないで家にいろよ,と自分に突っ込みたくなる。その方が良好な環境で “書く” をできるわけだかね。

● 逆に言うと,出先で自宅でやっているのと同じことしかしないのはダメだよ,ってことだよね。そこでしかできないことをやるべきなんですかねぇ。
 でも,観光とか買物とか,基本,興味がないんですよねぇ。小さいノートと鉛筆を並べて,自分がいる場所を世界の中心にするのが快感なんですよ。

2025年1月25日土曜日

2025.01.25 鉛筆を1週間で使い切る方法はないものか

● ただ今,出先。鉛筆ではなく,コクヨの「鉛筆シャープ」0.7㎜を持ってきている。使わないかもなぁと思いつつ買った「鉛筆シャープ」が,ことのほか役に立っている。
 230円(+税)の安価なシャープペンで,ターゲットは中高生なのだろうが,中高生にとって使いやすいものはロートルが使っても使いやすいのが道理だ。B罫に文字を書いていくにはピッタリだ。

● 0.7㎜芯なら,かなり長く出しても折れる心配はない。予めセットされている芯はだいぶ軟らかい。2Bだろうか(→ Bのようだ)。
 クツワの “ぷにゅグリップ” を装着して太さを加えている。軽くて滑らか。文字どおりの鉛筆シャープで,旅のお供の決定版。
 もっと高価な大人版もあるらしいが,中高生版でよろしいだろう。

● ひょっとすると,ぼくの筆記シーンはコクヨで足りちゃうかもしれない。
 あと,クツワが必要かな。大阪に本社を置くこの2社の製品で,万事を賄える。

● が,そうはさせじ。鉛筆シャープを使うのはあと2日でいったん終わる。鉛筆に戻る。
 早く鉛筆を使って,鉛筆が短くなっていく様を見たいものだよ。

● 測量野帳を月に3〜4冊は消費する。両面にびっしり文字列を埋めていく単純な使い方だが,量だけはけっこう書いている。
 でも,1本の鉛筆がひと月は保つ。1週間で使い切れる方法はないものだろうか。

● 年に50本使えれば,10年で42ダース(3グロス半)を消費できる。目に見える形で在庫を減らすことができる。
 ただ,それ以上に買ってしまっている可能性が高い。何だか憂鬱になってくる話だな。入るを制するのが第一なんだよね。

● と思ったら,こういう調査結果(?)もあるんだよね。1日以内というのは,おフザケだとしても,1週間以内が2割もいる。受験生だろうか。
 そうだとしても,ホントにそんなに使うのか。どれだけ勉強しているんだろう。

● いや,その前に「皆さんは一本使い切るのどれぐらいかかりますか?」との質問に,“1日以内” と “1週間以内” の2択しか用意していないのも,何だか不自然じゃないか。
 1週間以上かかるなんて眼中になかったよ,と言外で主張しているように感じるんだが,プロの作家でも月に1本らしいぞ(『趣味の文具箱』の昨年4月号)。

2025年1月21日火曜日

2025.01.21 50円均一の鉛筆

● TSUTAYA 那覇副都心店(ゆいレールの駅でいうと,おもろまち)に,鉛筆を税込50円均一で販売してるコーナーがあった。写真の13本を買ってみた。

● STABILO のHBとBを4本ずつ。青が Othello 282。赤が Opéra。芯先が不揃いだが,この状態で売られていた。
 STABILO はドイツのメーカーだが,生産国の表示はない。が,軸が国産鉛筆よりひと回り細い欧州仕様なので,おそらく MADE IN GERMANY かと思う。

● ただし,STAEDTLER も Faber-Castell も国産鉛筆より硬めで,HBなら国産にあてはめると2Hかそれより硬めのはずなのだが,これは国産のHBとほぼ同じ。
 ひょっとすると,日本を含めたアジアのどこかで生産されたものかもしれない。つまり,マレーシアに工場があるらしいから,そちらで生産されたものかもしれない。

● 消しゴム付き鉛筆が4本。STAEDTLER と RHODIA。STAEDTLER は丸軸で,RHODIAは 三角軸。
 硬度表記はないが,試しに書いてみたら,国産のHB並みの濃さはあった。消しゴムは STAEDTLER はまともだが,RHODIAは 使いものにならない。
 STAEDTLER の生産国は様々だが,これは MADE IN GERMANY。

● CARROT PENCIL と表記されている鉛筆。Designed by FRIEND KOREA とある。韓国文具ですか。

2025年1月20日月曜日

2025.01.20 那覇のイオンにて

● ゆいレール小禄駅前にあるイオンに来てみた。文具売場に “おみやげ品” のコーナーがあったんで,御当地測量野帳があるかと思った。
 けど,そんなものはなし。あるとすれば(もうないだろうけど)LoFt かなと思うんだけど,ゆいレールの駅からだいぶ離れているらしいので,行くのは諦めている。

● というか,LoFt で販売されたものはメルカリで入手してるんですよ。左の写真のは持ってる。県立博物館で販売されてるのも持っている。
 持っていないのは,右の写真のやつね。この2冊はあるんだけれども,他にピンクのやつがあるはずなんですよ。
 まぁ,持たないと命に関わることはないので,メルカリに出てくるのを気長に待つとしますよ。もう,だいぶ待ってるんだけどね。

● イオンのTOPVALU鉛筆。中華製だろうと思ってたんだけども,ベトナム製なんですね。
 トンボのOEMなんですかね。トンボは自社のフラッグシップを含めて,ほぼすべての製品の生産拠点をベトナムに移している。そのトンボが生産しているのかなぁ。
 もしそうなら,トンボ製の鉛筆を安く買えることになりますな。イオンが相手では,トンボは毟られるだけ毟られてると思いますんでね。

● イオン3Fには「くまざわ書店」が。防衛白書が書店に平積みになっているのを初めて見た。台湾有事は他人事じゃないんだろう。
 でも,ジュンク堂にはなかったんだよね。あったのに気づかなかっただけかも知れんが。