2025年9月13日土曜日

2025.09.13 鉛筆は持ち歩くには不向きな筆記具なんだが

● 鉛筆って,鉛筆だけではすまない。キャップ,補助軸,ぷにゅグリップ(これは不要な人が多いだろうけど),鉛筆削り,なんかが必要になる。なかなか手間がかかる。
 外に持ち出すには向かない筆記具だ。万年筆やボールペンならそれ1本で完結するんだけどね。

● そこを何とかしようという工夫が,主に補助軸側から提案されているが,それで1本の鉛筆を外に持ち出そうとする人はほとんどいないと思う。
 鉛筆は1本で使うものじゃなく,集団にして使う方がいいからだ。外では特に。ので,鉛筆を持ち出すには筆箱が必須。

● ということは,鉛筆は即応性に欠けるということだ。パッと取り出してサッと書くというのができにくい。少なくとも,ノック式のボールペンのようなわけには行かない。
 それをしようとすれば,鉛筆を裸でポケットに入れておくしかないわけだ。

● 寝転がって書く人は少数だろうし,エベレストの頂上や南極や宇宙空間で書く人はほぼ皆無だろうから,そうしたところでも問題なく書けるという鉛筆の特性は,ほとんどの人にとってはどうでもいいことだ。
 そのうえで,それでも鉛筆を使いたいと思わせる,鉛筆の誘引力の源は何なのか。

● 数は少ないだろうけど,鉛筆を単体で持ち歩いて,とにかく鉛筆で書きたいという人はいるはずだ。
 だからこそ,クリップ付きの補助軸も登場するのだろうけれども,そんなことまでして鉛筆を使いたいと,鉛筆の何が思わせるんだろうか。

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