2023年9月29日金曜日

2023.09.29 ユニボールエアを買う

● いえね,欲しかったのはトラディオプラマンではなくて,三菱鉛筆のユニボールエアだったんですよ。
 それだけ持ってレジに行くのも気が引けたんで,抱き合わせにトラディオプラマンも買うか,と。いい客ですな。

● ボールペンなのに筆圧や筆記角度で字幅を変えられると聞いてね。不思議なボールペンもあったもんだと思ってさ。
 ネット情報によると直液水性でインクドバドバ系,というのもポイント。この代わり,裏抜けもけっこうあるよ,と。

● 直液水性のボールペンといえば,パイロットのVコーンを現在使用中。かなり気に入っていますよ。
 ユニボールエノのインクは顔料らしい。Vコーンは染料だから,両者のの違いはここと,ユニボールエアの価格がVコーンの倍の220円であること。インクの量が違いますけどね。

● 0.5㎜を測量野帳に合わせると,なるほど裏に抜ける。Vコーンは大丈夫なんだけどね。あと,滲む。標記幅よりだいぶ太くなる。
 ユニボールエアはB罫ノートには使用不可。

● 0.7㎜を便箋に合わせるとどうなるか。片面使用だから抜けてもいいんだけど,使用感などの問題ね。
 0.7㎜をコクヨの「書翰箋」に合わせてみたところ,裏抜けなし。滲みもなし。
 「書翰箋」の紙質の優秀さを感じてしまったのだが,0.7㎜を便箋で使うのは充分にあり。

● タッチは軟らかくてサインペンっぽい。プラマンやピグマのFINEよりは,ぼく的にはユニボールエアが好み。
 ただし,線幅を変えられるというところには過剰な期待を持たない方がいいと思う。

● けど,普通に文字を書くだけなら,Vコーンでいいんじゃね的な。
 大きめの文字を書くんでも,Vコーンノック(こちらはゲルだけど)の0.7㎜でいいかなと思った。

● というより,ユニボールエアは,自分しか読まない文字を書き連ねるためではなく,人に何かを伝える場面で,太くクッキリ書くための筆記具だといえるだろう。
 ぺんてるのサインペンと同じように使うのがいいかも。たとえば,学校の教師が答案の採点をするのに使うペンとしては,ユニボールエアの赤は最適なんじゃないかと思う。

● 丸善の売場ではユニボールエアはけっこう見つけづらいところに置いてある。一等地を占めているのは SARASA だったりエナージェルだったりする。Vコーンもだけど,直液水性はメジャーにはなりにくいようですな。
 ユニボールアイというのもあって,これも直液式のようなんだけど,どんな感じなのかい? こちらはスルーしたんだけどね。

2023.09.29 トラディオ・プラマンの逆輸入版を買う

● 7月末のこと。丸善の丸の内本店の文具売場を見ていたら,トラディオ・プラマンの限定カラーというやつがあった。

 買いませんでしたよ。価格は通常品の3倍超。その差は何なんですか。材質ですか,塗装ですか。

 てか,ぺんてるがフランスで生産したやつを逆輸入してるんですか。


● トラディオ・プラマンって,カートリッジが全体の8割で,カートリッジだけあればいいくらいのものだ。そのカートリッジも3倍する。

 誰が買うんだろうと思いましたよ。売れるから置いてあるんでしょうけどねぇ。世の中のことは不可解だ。

 にしても。中身は同じなのに,デザインと色で通常品の3倍の価格で売れるとしたら,ルックスって大したものなのだなぁ。


● その丸善本店の逆輸入版トラディオ・プラマンはこんなふうになってました。それなりに売れたってことでしょうかね。

 でね,国内版の3倍もするのに,1本買っちまいました。ピンクの方ね。赤がいいんですけどね。

 だったら,たっぷり残ってるときに赤を買っときゃよかったじゃんってことなんですけどね。いや,ここには最初から赤はなかったようですよ。


● 逆輸入版と国内版ではカートリッジの仕様が違うから,国内で売られてるカートリッジは逆輸入版では使えないよ,と聞いたような聞かなかったような。

 で,買う前に国内版のカートリッジをハメてみたんですが,これは問題なく使えますわ。


● 問題はそこではなくて,トラディオ・プラマンなんてそもそも使うのかってところなんですよねぇ。

 使うのか,俺よ。買っちまったんだから使えよ,わかったか,俺よ。



(追記 2023.10.01)

● 先日,丸善本店で買ったユーロ版のトラディオプラマン(左)と国内版のトラディオプラマン。これで価格差が3倍。フランスで生産して日本に輸入すると,そうなるわけね。姿形は全く同じなんだけどね。  文句があるなら買うなってことなんだけどさ。 ● ちなみに,プラマンは1979年の発売。インクは中綿式。トラディオプラマンは1993年の発売で,直液式。トラディオはカートリッジを交換できるというだけではないんですね。  にしても。ぺんてるにはロングセラー商品が多いですな。ぺんてるに限りませんかね。ロングセラー商品は各社持ってますかね。

● ユーロ版にはトラディオの万年筆もある。Amazon だとヴァーミリオン(朱色)が2,274円で買えるんだけとね。
 さすがに万年筆はね。使用中のものが3本あるし,インクを入れてないのが10数本あるので,これ以上買うのはゴミを増やす結果になりかねない。今あるものを使い倒すべし。

● というわけで,物欲を押し殺している。
 どんなものか使って確かめてみたいという理由で買ったものは,一度使っただけで気がすんでしまう。経験則でわかっているので。

2023年9月26日火曜日

2023.09.26 世界堂新宿本店

● 東京を代表する文具店といえば銀座伊東屋だと思っていたのだが,新宿には世界堂がある。画材店だと思っていたんだけど,通常文具も充実の品揃えらしい。しかも,定価販売ではなく,原則,割引き販売をしているようだ。
 では行ってみるかとなるところなのだが,新宿となると腰が重い。北関東の田舎者には山手線の西側,池袋,新宿,渋谷はとにかくカオスだ。上野,東京,品川とは一線を画している。あまり行きたくないところだ。
 が,たまたま東京にいるのだし,他にやることもないので,行ってみることにした。

● で,新宿へ。甲州街道を3丁目方面に歩いていくと,大きな看板が目に入るので,道に迷うことはない。
 噂どおりだった。昭和の大店の趣ね。カジュアルで敷居は高くない。文具はほぼすべて,ここで揃う。よほどの高級品志向か相当に尖った嗜好の持ち主以外は,ここで満足できるだろう。

● トラベラーズノートやモレスキンもあるけれども,そういうのが欲しい人はLoFtやハンズに行くだろう。NOLTYや高橋もあるけども,それが目当の人は丸善に行くだろう。
 何と言うのかな,ハミダシ者に相応しいというかね。孤高の文具好きが集まる感じ。

● あ,でも,ここでも外国人が多かった。日本文具は観光資源としても相当なもの。
 というか,彼らの国でも買えるんだろうけど,日本で買うと3分の1程度の価格になるのかな。

● 1階が文具売場で,2階以上が画材。上階になるほど画材成分が濃くなる。
 1階にはだいたい既視感があるものが並んでいるが,コレクトのメモパースがあった。これがあるところはそんなにないんじゃないか。改装前の伊東屋にはあったが,改装後は伊東屋でも見かけたことがない。

● 2階で,“描く” ための道具の中から “書く” ために使えるものはないかと探してみるのは楽しいんじゃないか。1日は無理でも半日は余裕で過ごせそうだよ。
 つけペン軸にオッと思うものがあったが,堪えておいた。

● FABER-CASTELL の12Bがあった。STAEDTLER に負けじと出したんですかね。
 Hi-uni の10Bを使っているので,STAEDTLER の12Bはどんなものなのか試してみるかと思ったこともあったのだが,YouTube にけっこう情報があるので,それらを見てわかった気になってしまった。興味が減退した。ぼくが “描く” 人ならまた違ったと思うんだけど。

● 3階以上には立ち入らず。ぼくが立ち入ってはいけないところのように思われたのでね。
 3階以上は絵を描く人たちの聖地ということにしておきたい。それ以外の人たちは立入禁止。

2023年9月19日火曜日

2023.09.19 コクヨのWPシリーズ

● 面白そうなのが出ましたな。何がというと,コクヨのWPシリーズ(ローラーボールとファインライター)。ネットで紹介されてるのを読んだだけなんですけどね。
 価格はそれぞれ4,000円程度になる。けっこうな高級品ですよ。

● 「ローラーボールは使用しているインクが万年筆と同じなので,インクの濃淡は出しやすい」とある。水性染料インクを使っているので,パイロットのVコーンと同じなのだが,Vコーンでインクの濃淡を出しやすいとは感じないんだが。
 いや,結果的に濃淡は出るんだけれども,狙って出すのはけっこう難しいという印象。

● 万年筆でも簡単ではないだろうけど。濃淡を意識してかなり使い込まないとね。
 Vコーンだとさらに難しい。書いている時点では濃淡はないので。もうひとつ,濃淡が出るまでに要する時間も万年筆より長くかかる。コクヨのローラーボールも同じじゃないかと思う。

● 紹介記事によると,「今や手書きは文字をたくさん書くというよりも,メモやラフアイデア,図やイラストなどを複合的に書くことの方が多いという状況を踏まえて,ペンを立てても寝せても書きやすいように作っている」とある。
 なるほどと思った。そうだよね。文字をたくさん書くんだったら,パソコンを使いますよね。

● ファインライターは,先代のPERPANEPのファインライターとは完全に別物ですな。先代はいわゆるミリペンに属するものだったが,今回のはペン先の強度を強化したサインペンのようなものですかね。
 それらの筆記具,ぺんてるの工場で作っているんですかねぇ。

● ところで,コクヨのWPシリーズをおまえは買うのかと問われれば,買いませんというのが答え。直液式の水性ボールペンなら,110円のVコーンで充分。基本,万年筆派なので,ボールペンはあまり使わないし。
 ファインライターはさらに使わない。トメ・ハネ・ハライの表現が得意と言われても,それが得意なのはぺんてるのプラマンやサクラのピグマファイン,呉竹のレターペンなど,他にもある。

● 結局ね,今回のコクヨの新製品もクリエイティブ系のできる人たちがお使いになるものという感じでね。横罫ノートに文字列を埋めていくだけの,ぼくのような人間にはあまり使い途がないような気がするんですわ。

2023.09.19 筆記具は人に従う

● 日本橋丸善を覗いてみた。丸善の販促ペーパーがあったのでもらってきた。
 表紙に「手にした瞬間インスピレーションがわいてくる,そんな筆記具体験はないだろうか?」とあるんですけどね。ぼくはないなぁ。ロクな筆記具を使ったことがないからだろ,と言われれば返す言葉もないんだけどさ。

● 高級だろうと高額だろうと高機能だろうと,筆記具は,基本,人に従うよねぇ。齢をとってもバカはバカ。モンブランを使っててもバカはバカ。
 ここは徹頭徹尾,冷徹だよねぇ。自分を顧みて,そう思いますよ。

● たとえば,著名な誰かさんが BLACKWING の鉛筆を使っているからといって,ぼくやあなたが同じものを使ってみても,ぼくやあなたには1ミリの変化も起きないとは,誰でもわかることだ。けれども,神頼みに似たあやかりたいという心理が働くことはある。
 それに近いことを言っているのかなぁと思ってみるんだけど,そうではなく,これは文字どおりに背中を押されるような筆記具体験はないかと言ってるんだよね。ぼくはないなぁ。

● ちなみに,このペーパーで紹介されているのは,丸善のオリジナル万年筆,三菱鉛筆のヘットストリームプライム,パーカーのジョッター,JOYAのノートカバーなど。高いのから300円程度の安いのまである。
 が,要は無駄遣いの勧めなんだよね。いや,それが悪いことだなんて思っていない。企業の広報やPRは畢竟するにそういうことだ。今のようにモノが家庭内や自分の手元に溢れている時代は,特にそう感じてしまう。しかし,それは社会の活力の源にもなっていて,無駄遣いを勧めない企業なんて存在価値がない。

● ぼくは買わないけどね。理由は単純で,胃袋の容量には限りがあるから一度に食べられる食物の量も限られるように,人の一生にも限りがあって,一生の間に使える筆記具にも限りがあるからだね。
 ぼくの年齢になると一生の終点が見えてくるというか,考えざるを得ないというかね。手元にある筆記具が,その限りを超えているのが明らかなので。これ以上持っても,限りを超えちゃっているんだから,意味がないわけだよね。

● 実際には,その限りを超えて生産され販売されていると思うんだけどね。だものだから,使われないで死蔵されている筆記具が大量にあるだろうし,まだまだ使えるものがこれまた大量に廃棄されていると思うんだけどさ。そこが筆記具の悲しさというか。
 もちろん,使われることを前提としていない,工芸品あるいは芸術品的な筆記具もあるわけだけど。

2023年9月17日日曜日

2023.09.17 Vコーンに「ぷにゅグリップ」を

● パイロットのVコーン,かなりいいんだけど,グリップが細いのが難。鉛筆ほどではないけどね。

 着脱可能なグリップがあるといい。もしくはホルダー的なもの。伊東屋のペンジャケットのようなド太くてド重いのじゃなくて,ピグマホルダーのようなものがあれば。


● つっても,そんなものをわざわざ出すほどには売れてないだろう。

 Vコーンってそれなりに大きめの文具店に行かないと置いてなかったりするからね。


● んで,鉛筆用の「ぷにゅグリップ」(クツワ)を半分に切って装着してみた。それなりに良くなる。

 が,鉛筆よりはやや太いので,着脱がけっこう大変。実用にはならんね。見ため的にもね。


● ところが,「ぷにゅグリップ」にミニサイズがあるのを知ったんで,買ってきた。

 Vコーンに装着するとこんな感じ。上記のとおり,着脱はけっこうきつめ。繰り返しているうちに「ぷにゅグリップ」が伸びてくれればいいんだが。

 見ためはだいぶ改善されるので,とりあえず使ってみることにする。


● まぁね,伊東屋のペンジャケットがVコーンにも使えるのであれば,それでもいいかと思わぬでもない。使えるかどうか,誰か人柱になって試してみてくれないか。

 でも,そんな大げさなものより,補整は最小限の方がスマートでしょ。しばらく,これで試行してみますわ。



(追記 2023.09.19)


● ミニグリップを装着した状態で3時間ほど使ってみた。結論は,装着すべし。

 着脱は面倒だが,グリップを太くした方が楽だ。少なくとも,文字を書き続けるという使い方なら,その面倒さを引き受けてもお釣りが来る。


● が,Vコーンの細さが限界かもね。これよりもちょっとでも太いペンだと,着脱の面倒さに負けそうだ。

 けれども,Vコーンはこれによって常用筆記具に昇格。ミニグリップと一緒にペンケースに入れておくことにした。

2023.09.17 鉛筆を使うときにはグリップが必須

● 上からHi-uniの10B,FABER-CASTELLの9Bと8B,MONOの6B,北星クラフトマンペンシルの6B。
 大きめの日本語を書くんだったら,6B以上がいい。小学生の子どもたちも,原稿用紙の升目いっぱいに文字を書くのであれば,6B以上を使うのが吉。消しゴムで消えにくいのがやや難ではあるが。

● 日本語を書くというのは,どうしても毛筆に還る気味合いがあって,柔らかめのタッチが合うようだ。
 小さい字を高速で書くのであればHBが勝るかもしれないが,その場合はそもそも鉛筆じゃない方がいい。今は明治の御代じゃないのだ。それに相応しい筆記具は他にいくらでもある。

● ちなみに申せば,鉛筆の正しい持ち方というのをぼくは信じない。“正しい” と名乗るものは,たいていの場合,どこか胡散臭いものだ。
 そんなものに気を取られるのは時間の無駄。そんなものの習得に時間を費やせるほど,君の人生,長くはないぞ。

● もうひとつ。鉛筆はデフォルトで使うな。地獄を見るぞ。
 必ず鉛筆グリップを装着して太さを補ってやること。鉛筆が短くなったら,補助軸がその代わりをしてくれる。
 “描く” 場合はこの限りではないかもしれないが,“書く” のであればこれは必須。正しい持ち方を憶えるより,百倍は大切なことだ。


(追記)

● 宇都宮東武百貨店の文具売場で,Hi-uni の9Bと8Bを購入。特段の必要はなかったんだけどね。
 芯の太さが9Bと8Bではかなり違う。8Bと7B,6Bの間にはそんなに差がない。

● Hi-uni の10Bと9B,8Bの区別がぼくにはつかない。ナンタルチア。
 いずれも快感を覚えるほどになめらかで,黒さの違いもわからん。色覚の解像度が恐ろしくお粗末君。っていうか,ホントにわからないよ。

● クツワのぷにゅグリップにミニサイズがあったのね。知らんかったよ。
 ソニックのキュポットグリップも買い増しておこう。鉛筆には必須だからね。

● ぷにゅグリップ,ミニより普通サイズの方が使いやすい。言うまでもないですかね。小学生ならなおのこと,普通サイズがいいと思う。
 国産六角軸に合わせているので,STAEDTLER にはユルユルだ。けど,FABER-CASTELL にはどうにか使える。