若い頃は,調子こいてモンブランとかの高い万年筆を使ったこともあった。老境にさしかかった今は,そういうものに対する憧れや幻想は持っていない。
● PLAISIRで充分だと思う。Preppyはキャップが割れやすい。その割れやすいキャップの根本に予めテープを巻いて使っていた。そうしてPreppyを使うのでもいい。
自分にはそれで充分というのが自己診断。
● インクはブルーブラックに限る。同じブルーブラックでもメーカーによって色に違いはあるが,そうした細かい違いは気にしない。ざっくりブルーブラックに分類される色ならOKだ。
ボールペンはもとより,万年筆でも黒が主流になっているやに思われる。コピー機の普及が原因だろうか。コピーを取るなら明らかに黒がいい。黒化(?)は会社や役所で始まって,家庭にまで広まった現象ではないかと思っている。
鉛筆の黒はいいんだけれども,万年筆やボールペンの黒は書いたあとの印象が重くなりすぎて,ちょっと敬遠したい。墨汁の黒と同じで,汚いなと思ってしまう。今はそうでない黒インクがあるのかもしれないけれど。
職場では低粘度油性の黒をメインに使っているけれども,プライベートでそれを使うのはイヤだ。
強調のために少し使うならありだと思うんだけども,基本の色にはできない。ボールペンもブルーブラックがいい。
● ので,ボールペンは,ブルーブラックが用意されているゲルインクボールペンから選ぶことになる。
ぼくが持っているのは三菱のSignoとゼブラのSARASA。理由は手に入れやすいから。
● 10月25日。宇都宮ララスクエアの落合書店文具売場でSARASAの0.5mmを購入。普通にメモを取るのに,0.7mmだと線の主張がやや強すぎる。
で,少し使ってみたんだけど,0.5でも普段使いには少し太すぎるかなと思えた。
● なので,今日,紀伊国屋書店の文具売場でSARASAの0.4mmと0.3mmを購入した。結果はというと,???という感じ。
0.5と0.4の間にはかなりの隔たりがある(0.4と0.3の差はあまりない)。0.4では少し細すぎる。0.45はないものか。
便箋で手紙を書くなら0.7でいいだろうし,手帳に使うなら0.3で決まりなんだけど,ノートやメモ帳に書くとなると0.5を使うことになるか。
● それと書き味。0.4では硬くなりすぎる。書き味が硬いということは,少し書くだけで疲れるということ。
SARASAのヌルヌルヌラヌラの快感を味わうには0.7くらいがちょうどいいんだよね。細くなればヌルヌルヌラヌラが損なわれるのは理の当然。太さ(細さ)と書き味のアンビバレンツ。
やはりメインはPLAISIRであり続けそうだ。
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