編者 平戸佳奈
発行所 宝島社
発行年月日 2016.02.21
価格(税別) 780円
● 手帳での遊び方を女性に学ぼうというわけで,2冊目がこれ。
● 手帳を2冊使いしてる人が多いことに驚いた。ほくは公私合わせて1冊にしろと教わった。ダブルブッキングを避けるため。
オン用とオフ用に分けてる人が女性に多いのだとすれば,その理由は一つしか考えられない。オフがオンと同等かそれ以上に重いからだ。
共稼ぎで子供がいる場合,どうしたってそうなる。もし,女性が男性と同じ働き方をしたら,大半の家庭は崩壊してしまうだろう。
● ダブルブッキングを戒めるのだって,オンがオフより上位にあることを前提にしてるっぽい。つまり,男性の働き方を踏まえてのもの。
女性はそういうことにかかずらってはいられないのかもしれない。むしろ,仕事ごときにプライベートを侵食されたくないと思っているのかも。
手帳を1冊にしたのでは,休日に手帳を開いただけで,仕事のことが目に入ってくる。そんなの,やだ,ということなのかもしれない。
● ライフログという言葉も出てくる。それをノートや手帳でやるのは当然にしてあり。というか,学習用のノートは別にして,ノートや手帳って究極はそのためにあるような気がする。
が,これはデジタルツールに任せた方がいいかも。デジタルに任せてしまうという手はあるなぁ,と。
TwitterやInstagramやFacebookをそのために使う。SNSをコミュニケーションツールとして使うのではなく,(何なら非公開に設定して)ライフログを溜めていくために使う。“いいね”やコメントやフォロアーの数などどうでもいいと割り切る。もちろん,ブログを使う手もある。
スマホ全盛の今,いちいち写真をプリントアウト(たいていの場合,縮小印刷)してノートに貼るより,直にSNSにあげてしまった方が楽というかタイムセービングになるというか。
● しかし,現状ではデジタルツールにも不満はある。過去の任意の1日,あるいは連続する複数日を取り出して表示させることができない。10月6日の投稿やツイートのみを串刺しにして表示させることができない(ひょっとしてできるのか)。
一覧性では紙のノートや手帳に分があるし,パラパラとめくっていける効用は思われている以上に大きい。
● 実際,長男の育児日記をブログにしていたと語る人が登場している。6年続けたけれども,ほとんど見返すことはなかったらしい。ので,次男のはノートに書くことにした,と。これはわかる気がする。
ただし,ノートなら見返すかどうか。ここは彼女に訊いてみたいところだ。育児日記はたぶん,書くこと自体に意味があるとも思うのだけど。
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