● 去年の今頃,ダイソー版トラベラーズノートが出たんだけど,今年は表紙がダブルになっているA5カバーノート(A罫)が出た。
ダイソーのノートにはBUENONAとか,KORORUとか,ダイソー内ブランド的な名称が付いたのがあるんだけれど,これはBUENONA。
200円。2枚目の表紙にカードホルダーが付いていて,なかなか便利そうだ。
● が,ノートが取り外せない仕様。カバーにベタッと貼りついている。このまま保存しなければならないのが不便。っていうか,保存のことは考えていないっぽい。
となると,捨てメモしか書けない。メモの大半は書き捨てになるものだろうと言われれば,それはそのとおりかもしれないんだけど。
● というわけで,購入には至らず。ノートを差し替えられるようになっていれば,かなりヒキが強い商品だと思う。わずか200円なのに,この仕様はもったないと思ってしまう自分の貧乏性に呆れるわけだけども。
1年前に出したトラベラーズノートの改良版を出した方がよかったのではないかとも思う。ダイソー製品はロットがかなり大きいらしい。全国のダイソーで売るわけだから,それはそうだろう。チマチマと改良するより,大ロット一発で勝負する路線なのだろうか(このノートもたぶんワンロットで終わりだろう)。
● しかし,ダイソーにも各種の魅力的な製品が揃っている。雑誌のノート特集なとでいろんなノートの使い方が紹介されているが,そのすべてをダイソーの100円ノートでやることができる。
ノートは紙を綴じただけの単純な製品ではあるものの,綴じ方,リングやカバーの有無,表紙の硬さ,サイズ,罫線の種別など,主張要因,訴求点はいろいろある。いろいろあるが,それらのほぼすべてがダイソーで賄えるだろう。
● 紙質云々の問題はあるけれども,ダイソーノートは実用上支障のないレベルにはある。ダイソーだけで完結できる。
じつはそうしている人が多いのではないかと思っている。そういう人たちはインスタに画像を上げたりしないだけで。
したがって,既存のメーカーや文具店にとっては,ダイソーは脅威だろう。
● と思っているんだけど,実際のところはどうなんだろう。案外,そうでもないんだろうか。ぼくはずっとダイスキンで来ているからそう思ってしまいがちなんだけど。
棲み分けができあがっているんだろうかねぇ。ダイソーメインでいいという人と,ダイソーはヤダという人と。
● ダイスキンとモレスキンの例は,100円が2,000円を上回ることもあることを示す好例だと思うのだが,これほど劇的な例はさすがにそうそうない。
それゆえ,棲み分けの基礎はあるといえばあると思うのだが。
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