2024年6月29日土曜日

2029.06.29 立派でもなく,高尚でもなく

● 5日間ほど東北をフラフラしてきた。今までは一箇所滞在型というか,同じホテルにずっと泊まって,あまりホテルから出ないパターン。
 だから,いつも家でやっていることをホテルでやることができた。測量野帳に鉛筆で何かを書くのも継続できた。で,それがけっこう快だったんだよね。

● 周遊型になるとそんなことはしていられない。野帳と鉛筆は持って行ったんだけども,一度も野帳を開くことはなかった。
 で,それで困ることなんか何もないわけですよ。

● 月に3冊の野帳を使うほど何かを書いているんだけど,そんなことしなくたって全然いいわけね。ムダなことをしているわけですよ。
 結局,これは暇潰しのためだったんだな,と。他に潰せる手段があるなら,必要ないものだ。

● ま,大抵のことはそうでしょうけどね。仕事だってそうかもしれん。
 人生は死ぬときまでの暇潰し,とはよく言ったものですよ。

● 帰ってきたら,いそいそと野帳を開いているんで,この先も続けることになる。
 けれども,これって立派なことでも高尚なことでもないという,当たり前すぎることをあらためて思ったんでした。たったそれだけの話です。

● 以下,別の話。
 滞在型なら荷物はホテルに置いて身軽に動けるけれども,周遊型だと常に荷物を抱えての移動になる。古今の旅行心得集ができるだけ荷物を少なくしろと言っているのは,まことに理由がある。
 ぼくの場合,周遊型で最も厄介なのは手帳だ。今年からA5サイズのシステム手帳に替えたのだけども,これを持って出る気にはならない。だから,置いて行った。

● 旅行中のチケットや包装紙なんかを手帳に貼ってアルバム様にしていくのが好きで(そのためにはある程度大きさがあった方がいい。それがA5に替えた理由のひとつ),手帳とハサミと両面テープは必須。
 ところが,手帳を持っていかないのだからハサミと両面テープも不要。その代わり,保存用のクリアファイルをひとつ持っていった。

● 手帳に貼る作業は帰宅後にしたんだけれども,こういうものは現地処理の方が何かと都合がいい。
 そのために,大型手帳をを持ち歩くべきか。少々悩ましいところだ。

● そういうときのために,測量野帳やトラベラーズノートがあるんじゃないかという意見もあると思うが,こういうものは手帳の方が向いているのだ。時系列で日常と一緒に綴じ込むのがいい。
 そのためにシステム手帳を使っている。

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