鉛筆らしさのひとつは,芯と軸の完璧な一体感。補助軸がしっかりホールドして,補助軸と鉛筆を一体のものにしてくれないと,鉛筆が死ぬことになる。
● ぷにゅグリップやキュポットグリップに違和感を覚えるようになったのも,それらと鉛筆の間に隙間ができてしまうからだ。
● 第2は重すぎないこと。鉛筆の軽さを損ねるほどに重くては,使えたものではない。補助軸の中にはそういうものもある。
● これは好みの問題になるだろうが,存在感が大きすぎる補助軸も困る。鉛筆を押しのけて自分が主役になるような補助軸は願い下げだ。
補助軸は鉛筆の補装具にすぎない。補装具の過剰な存在感はしばしば下品に通じる。
● いわゆる工房系の補助軸は,だいたいがこれに当たる。
存在感があるのにさり気なさを保っているのは,ぼくの知る限り,ミミックを以て唯一の例外とする。
0 件のコメント:
コメントを投稿