2024年6月10日月曜日

2024.06.10 東京で文具店巡礼

● まずは東京駅で降りて,トラベラーズファクトリー→丸善本店→ANGERS 丸の内店。
 トラベラーズファクトリーにも外人サンが屯していて,トラベラーズノートも世界に認定されているんだなぁと思った。

● ANGERS にあったオリエンタル産業㈱の鉛筆。F〜10Bの12硬度。くわっ,カーボン鉛筆の復活か。
 買って帰りたくなったけれども,税込み3,300円とあってはヒョイヒョイと手を出せるものでもない。必要性を熟考。結果,虚しく帰る。

● ANGERS にはぺんてるの P-209,207 が置いてある。シンプルで安価な製図用シャープペンってことになるっぽいのだが,国内では廃番になっていて,海外向けのを逆輸入しているらしい。
 当然,諸々の経費が上乗せされるから,少々お高くなる。

● Smith にもあったと思った。意識高い系の店で置きたくなるものなんだな。
 ぼくは,もしシャープペンを使うならコクヨの鉛筆シャープ(もちろん廉価版)がいいと思っているが,クリップがないとシャープペンとは認めてもらえないんだろうか。

● 銀座に移動して,銀座 LoFt→スタンダードプロダクツ→伊東屋。
 ひとつ探しているのは,奥様にいただいたエルメスのノートカバーにハマる判型のノート。測量野帳よりわずかに小さければいい。これはエルメス純正というわけには行かないのでね。

● LoFt にこれならというのがあった。エトランジェ ディ コスタリカ NIPPONIA というやつ。
 サイズはたぶんピッタリだと思うが,問題は無地,C罫,3.3㎜方眼の3冊セットであること。

● C罫なんかいらねーんだよと言っても,自動的に付いてきてしまう。とりあえず買ってはきた。
 ま,このノートは地元の文具店にあるんですけどね。判型の視点で見たことがなかったので,眼には入っていても脳細胞まで届くことがなかった。

● で,ここまでやって,これは申し訳ないけれども,奥様にお返ししようと思う。
 エルメスのノートカバー自体が書くための道具として設計されたものではない。使いづらそうだ。

● 君が使いなさい。こういうものはモノで自分に付加価値を付けようとする,頭の毛が3本足りない者が使うものだ。
 ぼくが使うより,君に使ってもらった方が,エルメスも歓ぶと思うよ。

● 銀座LoFt ではもうひとつ,コクヨの CLIPNOTE 。A4の紙片を25枚まで挟んでノートに仕立てることができる。
 コピー用紙を使えるようになるのが,何というのか憧れでしてね。分不相応なものを買ってしまったかもしれんのだが。

● スタンダードプロダクツはマロニエゲート(ユニクロがあるとこね)の6階にある。ここに行ったのは明確な目的があって,北星のクラフツマンのHB,B,2Bを買うため。
 前に12硬度セットと6Bを買ってたんだけども,ぼくが使うのはHB〜2Bがメインになる。

● 2Bだけ6本入りの箱(550円)が品切れ中。ので,バラで買ったのだが,バラだと1本110円なので,箱買いするのがお得。
 5本分の値段で6本買えるんだからね。箱で買って,モリモリ使いなさいってことね。

● もう一点。バラで買うと,バーコードシールが1本ごとについているので,剥がさなきゃきけない。
 それ自体が手間だし,剥がしたあとにベットリと糊が残ってしまう。けっこうベトベトしてヤなものだ。箱買いが吉と存ずる。

● 1本110円は三菱鉛筆でいえばuniに相当。
 uni と比べてどちらがいいかの話になれば,明らかにクラフツマンが勝るというのがぼく一個の結論。Hi-uni と比べても勝負になる。

● しかし。文字しか書かないぼくにとっては,ダイソーで4本110円で売られているアイボール製の鉛筆で充分なんですけどね。
 1本110円もする鉛筆は,然るべき人に使ってもらえばいいよなぁ,と思わないでもない。然るべき人はいくらでもいる。
 
● 最後は伊東屋。相変わらず,外人サンで混んでいる。通路を歩くのも難儀するほどだ。4階と5階を覗いただけで終わった。
 伊東屋は間違いなく東京の観光資源のひとつになっていると思う。日本文具は世界に冠たるものであることもわかる。


(追記 2020.06.13)

● エトランジェ ディ コスタリカ NIPPONIA をエルメスカバーに装着。ぴったりハマる。
 できれば,もう少し厚みがあるといいのだが,まぁこれでよろしかろう。

● エルメス純正のリフィル(ノート)を買える人は,純正をお買いになるとよろしい。
 純正以外に使えるノートはいくつかあるはずだが,たぶん,これが最安値なのではないか。

● この状態にして,家人に返却した。彼女はぼくに使わせたかったらしく,すこぶる残念そうだった。気持ちが痛んだ。
 けど,このあたりの価値観(?)の違いは如何ともしがたい。ぼくは,これを使う気にはどうしてもなれない。

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