トラベラーズファクトリーにも外人サンが屯していて,トラベラーズノートも世界に認定されているんだなぁと思った。
買って帰りたくなったけれども,税込み3,300円とあってはヒョイヒョイと手を出せるものでもない。必要性を熟考。結果,虚しく帰る。
● ANGERS にはぺんてるの P-209,207 が置いてある。シンプルで安価な製図用シャープペンってことになるっぽいのだが,国内では廃番になっていて,海外向けのを逆輸入しているらしい。
当然,諸々の経費が上乗せされるから,少々お高くなる。
● Smith にもあったと思った。意識高い系の店で置きたくなるものなんだな。
ぼくは,もしシャープペンを使うならコクヨの鉛筆シャープ(もちろん廉価版)がいいと思っているが,クリップがないとシャープペンとは認めてもらえないんだろうか。
ひとつ探しているのは,奥様にいただいたエルメスのノートカバーにハマる判型のノート。測量野帳よりわずかに小さければいい。これはエルメス純正というわけには行かないのでね。
サイズはたぶんピッタリだと思うが,問題は無地,C罫,3.3㎜方眼の3冊セットであること。
● C罫なんかいらねーんだよと言っても,自動的に付いてきてしまう。とりあえず買ってはきた。
ま,このノートは地元の文具店にあるんですけどね。判型の視点で見たことがなかったので,眼には入っていても脳細胞まで届くことがなかった。
● で,ここまでやって,これは申し訳ないけれども,奥様にお返ししようと思う。
エルメスのノートカバー自体が書くための道具として設計されたものではない。使いづらそうだ。
● 君が使いなさい。こういうものはモノで自分に付加価値を付けようとする,頭の毛が3本足りない者が使うものだ。
ぼくが使うより,君に使ってもらった方が,エルメスも歓ぶと思うよ。
コピー用紙を使えるようになるのが,何というのか憧れでしてね。分不相応なものを買ってしまったかもしれんのだが。
● スタンダードプロダクツはマロニエゲート(ユニクロがあるとこね)の6階にある。ここに行ったのは明確な目的があって,北星のクラフツマンのHB,B,2Bを買うため。
前に12硬度セットと6Bを買ってたんだけども,ぼくが使うのはHB〜2Bがメインになる。
5本分の値段で6本買えるんだからね。箱で買って,モリモリ使いなさいってことね。
● もう一点。バラで買うと,バーコードシールが1本ごとについているので,剥がさなきゃきけない。
それ自体が手間だし,剥がしたあとにベットリと糊が残ってしまう。けっこうベトベトしてヤなものだ。箱買いが吉と存ずる。
● 1本110円は三菱鉛筆でいえばuniに相当。
uni と比べてどちらがいいかの話になれば,明らかにクラフツマンが勝るというのがぼく一個の結論。Hi-uni と比べても勝負になる。
● しかし。文字しか書かないぼくにとっては,ダイソーで4本110円で売られているアイボール製の鉛筆で充分なんですけどね。
1本110円もする鉛筆は,然るべき人に使ってもらえばいいよなぁ,と思わないでもない。然るべき人はいくらでもいる。
● 最後は伊東屋。相変わらず,外人サンで混んでいる。通路を歩くのも難儀するほどだ。4階と5階を覗いただけで終わった。
伊東屋は間違いなく東京の観光資源のひとつになっていると思う。日本文具は世界に冠たるものであることもわかる。
(追記 2020.06.13)
できれば,もう少し厚みがあるといいのだが,まぁこれでよろしかろう。
● エルメス純正のリフィル(ノート)を買える人は,純正をお買いになるとよろしい。
純正以外に使えるノートはいくつかあるはずだが,たぶん,これが最安値なのではないか。
● この状態にして,家人に返却した。彼女はぼくに使わせたかったらしく,すこぶる残念そうだった。気持ちが痛んだ。
けど,このあたりの価値観(?)の違いは如何ともしがたい。ぼくは,これを使う気にはどうしてもなれない。
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