高畑文具王,きだてたく,他故壁氏の3人による解説鼎談もあって,年間を通して最も読み応えがあるのが,12月号。
● そのベスト文具30を見てまず感じるのは,学習用具が多いこと。「ウカンムリクリップ」(サンスター)と「本に寄り添う文鎮」(コクヨ)が,1位と2位。
下敷きや付箋,ノートがランクインしている。「カジュアルバータイマー」(キングジム)も学習用具に数えていいかもしらない。
● 30の文具の中で,ぼくが買ったのはひとつもない。ただし,ウカンムリクリップには興味がある。たぶん買うと思う。使うかどうかはわからないけどね。
本を開いておくのには,昔からあるペーパーウェイトを使っている。便利だからそうしているというよりは,惰性から抜け出せていない感じね。ウカンムリクリップに置き換えようと思います。
● ウカンムリクリップについて,文具王らは次のように発言している。
高畑 この形を作って「ウカンムリ」って呼んだ人がすこい。
きだて 「ウカンムリ」っていう名前にすることによって,「本の上にこうやって付けるんだな」っていうのが分かる。そういう使ってるビジュアルまでイメージさせる名前なので,本当にすごいと思ったよ。
● ぼくは使っていないが,11位にコクヨの「キャンパスフラット気持ちがいいノート」が入っている。例の情緒的な議論を喚起した製品ね。
コクヨが先行者の特許を侵しているはずがない(と思う)。いかに零細業者といえども,ひとつの特許で一生安泰と思うのが間違っている(思っていないだろうけど)。冷徹なのが世の中だ。アイディアじたいは法的保護の対象外なのだし。
● コクヨのすごいところは,安価に量産することを可能にしたことだ。これはもうコクヨの独壇場だろうな。
が,ぼくは使っていないし,使うつもりもない。文字列しか書かないからだ。普通の昔からあるキャンパスノートで何の不満も感じないわけですよ。
● あと,A6しか使わないのでね。A6のフラットはなかったよね。
誌面を大きく使う人にはかなり便利なものだろうけど,自分には無用の長物と,使いもしないのに,思い込んでますよ。
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