安価といっても9500には9500固有の良さがある。
8900だから絵になるので,MONO100だったらオイオイオイってことになる。
● 鉛筆で知的さを演出しようとするなら(黒田さんは演出しようとしたわけではないだろうが),普及品の方が効果的。
北星ならクラフツマンより9500。トンボなら MONO100 より8900。三菱なら Hi-uni より9800。
● 万年筆ならモンブランのマイスターシュテュックを持たせればいいのだろうが,鉛筆は安い大衆品の方がよろしい。
なぜかと言うに,鉛筆はすべてが大衆品になっているからだろうか。だったら,正真正銘の大衆品の方がアピールする,と。
● 大人が鉛筆を持つのは,そもそもがミスマッチだからか。リアルではあり得ないパターンだから,それだけで訴求できる。
だったら,Hi-uni でも MONO100 でもよさそうなものだが,誰もが子供の頃に使ったことがあって,それを記憶に留めているであろう大衆品の方が射程が広いし確実だ,ということなんだろうかな。
● たとえば,Faber-Castell のパーフェクトペンシルを持たせたら,どうやっても底の浅いウスバカにしか見えないだろうし,BLACKWING でもキワモノ感が出てしまう。
こういうものは保守に徹した方がいいんだろうね。昔からあるものがいい。鉛筆はその形がとうの昔に出来上がっているから,保守のストックはたんとある。
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