2014年11月30日日曜日

2014.11.30 ダイスキンを使い終えた

● 赤いダイスキンを29日に使い終えた。6日に使い始めたので,使用期間は24日間。今までで最速。ダイスキンだとなぜだかたくさん書ける

● 筆記具はもちろんPreppy(細字)。ダイスキン1冊でカートリッジを2本消費する。

● こうしてダイスキンを使っていると,横罫でいいなと思う。方眼とか無地とかじゃなくて横罫。文字を文章の形で書くだけだから。
 書き方に工夫を加える余地はあるのだろうとも思う。が,思うだけで,具体的に何かを試みてみようとは思っていない。こういうところは怠惰な方だ。特に困っていることもないのだから,工夫の余地があるとしても,今のままでいいじゃんと考えちゃう方だな。
 要するに,現状変更を嫌う保守主義者。

● 次は黒のダイスキンを使う。同じノートを続けて使うのは,初めてのこと。ダイスキン+Preppyに何も問題を感じていないんだから,自然っちゃ自然な選択。300円システムで行こう。

2014年11月29日土曜日

2014.11.29 ダイソーの手帳とカレンダー

● ダイソーからもいろんな手帳やカレンダーが出ていますな。B6ダイスキンタイプの手帳は見開きマンスリーにメモページ。
 潔くていいんだけど,ぼくは手帳とメモ帳は分けたいと思っているので,この手のものは使わない。手帳にメモページがあるのは邪魔だと思ってしまう。

● もっと小さくて薄いのもある。マンスリーに1ページ1週間のウィークリーが付く。手帳はこれで充分だな。
 スクラップ機能をノート(メモ帳)に回して,奥野宣之さんが『情報は1冊のノートにまとめなさい』で説くところを実践すれば,手帳は予定を書いておくだけでいい。予定を書いておくだけなら,ダイソーのこの小さい手帳で充分。
 これって,ぼくだけじゃなくて,ほとんどの人にあてはまるのじゃないか。

● 手帳を使うと生産性があがるとか,時間の使い方が上手くなるとか,甚だしきにいたっては夢が叶うとか,そうした幻想を持ちがちだけど,それって本当にあることなのか。
 手帳はひっきょうスケジュール帳だ。予定の備忘録だ。そこから先の細かい段取りは,手帳を使ってやる人もいるだろうし,使わない人もいるだろうけれども,基本は脳内性能で決まるのであって,手帳を使うか使わないかは,たいした問題じゃないように思う。
 あんまり手帳に期待しない方がいいんじゃないかなぁ。そこを期待しすぎるから,手帳を使えない自分というイメージができてしまって,かえってストレスになったりするんじゃないの。

● カレンダーもいろいろある。ぼくとしてはできるだけ記載スペースが多いものを選びたい。これは職場に置いておく。メンバーの行動予定を書いておくために使う。
 なくてもいいものだとは思うんだけど,あると助かることもあるのでね。

2014年11月28日金曜日

2014.11.28 極細Preppyを新入社員に進呈した

● Preppyを新入女子社員に見せて,最近,極細が出たんだよという話をした。オレンジダイスキンを使ってくれている新入社員。
 したらば。Preppyってずっと探してるんですけど,ほんっと,ないんですよね,という。

● さよう,しかり。じつにこの極細Preppyは宇都宮の文具店をいくつも探したんだけど,どこにもなかった。なので,わざわざ東京まで買いに行ったのだと自慢(?)してやった。っていうか,そういうふうに話を作っておいた。
 実際に買ったのは東京じゃなくて川崎だったし,川崎までPreppyを買いにいったわけじゃない。用事は別にあって,ついでにPreppyも買ってきたわけなんだけど。

● が,それじゃ面白くないからね。300円の極細Preppyを買うために,4,000円の電車賃をかけたんだよ,と。ゆえに,これは手間と時間がかかった貴重なものなんだ,と。
 えぇぇってなものですね。

● 話を作っただけでは申しわけないと思って,その貴重な1本を彼女に進呈することにした。
 えぇっ,そんなものいただけません,というところを,しいて受けとってもらった。自慢の代償だね。彼女ならほんとに使ってくれるだろうし。
 ダイスキンといいPreppyといい,自分のシンパが増えるのは,領分が広がるようで,気分がいいね。いいものだから,使ってほしいよ。

2014年11月27日木曜日

2014.11.27 やはりPreppyが第一筆記具

● いや,やっぱりPreppyですね。ここは動かせない。ダイスキンにはPreppy,これがぼくの合い言葉っていいますかね。
 ただ,極細Preppyへの興味は失せてきた。使用中の細字がダイスキンのB罫には合うから。

● ゲルインクはプラチナカートリッジのブルーブラックより色が濃いから,線の細さを濃さで補うことができる。が,同じカートリッジで線だけ細くなると,手帳にはいいかもしれないけど,ダイスキンに書くには細すぎるというか弱すぎるという印象になるかな,と。
 ま,相当以上に無理してつけた理屈ですけどね。

● ともかく,ダイスキンとPreppyの組合せはとてもいいので,どうしてもこれで安定しようとする。平衡点に向かう。
 そうなると,このブログに書くことがなくなる。安定を極めた結果のネタというのもあるのかね。

● 新しいことをやれば必ずネタは出るんだけど,新しいことをやり続けるのも辛いし,ネタを作るためにそうするのは本末転倒だと思う。
 要するに,ネタはあらかた出し尽くした感がある,もう何も書くことないよ,ってことなんだけどね。こういうことももう何度も書いているな。

2014年11月26日水曜日

2014.11.26 PreppyかSARASAか

● SARASAの書き味は素晴らしい。が,Preppy(万年筆)で書いたものは,紙に刻んだっていう印象になるのに対して,SARASA(ゲルインクボールペン)で書いたものは,インクが紙に載っているという趣になる。
 だからPreppyがいいということではなく,このあたりは好みの問題。気になるならないには個人差があるだろう。

● ダイスキン+Preppyの組合せはとてもいいので,ダイスキンにはPreppyという命題(?)がぼくの中では前提になっている。
 なので,今もPreppyを使っているんだけど,SARASAの書き味が懐かしいんだよねぇ。官能的なまでにヌラヌラで滑らかでねぇ。
 試しにダイスキンにもSARASAで書いてみると,0.5㎜のゲルは0.3(細字)の万年筆よりも線が細いんだね。ともあれ,SARASAで書いてもまったく問題はない。

● どうしようかなぁ。SARASAを第一筆記具に格上げしようかなぁ。そうなると,シグノの0.5㎜(特にキャップ式)も試したくなるな。

2014年11月24日月曜日

2014.11.24 Seriaを丹念に見てあるく

● Seria製品でお世話になっているのは,まず“システムバインダー6穴 B6(バイブル)サイズ”。保存用バインダーね。1年分のリフィルがピッタリ収まる。
 ずっと供給を続けてくれているので,助かっている。ゴソッとまとめ買いをしている。あと6冊ある。バイブルサイズのシステム手帳をあと6年間使い続けるかどうかは不明だけど。

● 次はセリスキン。A罫と方眼を1冊ずつ使っただけだけど。スマホのスタンドも3つ買った。自宅と職場においている。あとひとつは予備。
 ボールペンもSeriaで何度か買った。シグノとSARASA。

● が,それら以外はまったく買ったことがない。なので,Seria(MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店)を時間をかけて覗いてきた。といっても,メインは文具売場。
 ダイソーもそうだけど,まぁ,ないものはないというくらいに何でもある。

● 付箋を2つ買ってきた。コクヨの“Tack memo 付箋ミニサイズ”の横幅をさらに半分にしたもの。それが800枚。本を読んでいて気になったところに貼るのが,付箋の唯一の使い方なんで,この極細サイズの方がいいかなと思いまして。
 安いのはダイソーの方なんだけど,そちらは200枚のブロックなんですよね。かなり分厚い(だから鞄に入れておくとブロック割れを起こす)。こちらは50枚でひとつのかたまりになっているので,そういう心配もないだろう。

● でも,文具で買ったのはそれだけ。スケッチブックとかスクラップ帳とか,ぼくは使わないし,ファイル用品も要らないしな。

● SeriaにはコクヨのCampusA6もある。100円だとすると文具店の方が安い。ついでに買っていくお客さんがいるんでしょうね。置いておけば売れるのだろう。

● あ,でも,食品売場でミル付きブラックペッパーを買った。便利ですね,これ。量的にもちょうどいいし。これで100円は嬉しいかも。
 中に入っているブラックペッパーの質はどうなんだということになるんだけど,ぼく,かなりのバカ舌だから。全然,気にならないレベル。

2014年11月23日日曜日

2014.11.23 久しぶりに無印良品のお店を覗いてきましたよ

● 宇都宮パルコ7階にある無印良品の主に文具売場をね。無印では“開きやすいノート”を使ったことがある。在庫も5冊ほど持っている。

● “滑らかな書き味のノート”というのもあるんですな。“開きやすい”は中紙96枚なんだけど,“滑らか”は72枚。価格も300円に対して250円(A6の場合)。
 それ以外は同じですか。“滑らか”も開きやすいし,“開きやすい”も滑らかに書けるからね。
 両方とも表紙は厚め。“開きやすい”の方ががっつり固いけど。

● “滑らかな書き味ハードカバーノート”もある。文字どおり表紙がハードカバー。96枚で700円とちょっとお高い。
 モレスキンポケットよりも縦長。ゴムバンドはついていない。

● “手のひらサイズポケットノート”はコクヨの測量野帳とうりふたつ。っていうか,測量野帳そのもの。違うのは表紙だけ。価格も同じ180円。
 セリスキンの5㎜方眼に対して,こちらは3㎜。まるで別物だね。
 ごっそり買っていこうかと考えたんだけど,思いとどまった。ぼくは横罫で間に合う使い方しかしてないからな。

● 食品売場もついでに。無印の“あおさせんべい”,旨いですな。100円。3つ購入。無印で一番お世話になっているのは“タコ足カルパッチョ”だと思う。
 東京駅構内にあるお店でこれを買って,電車の中でこっそり食べる。これでビールを飲んでもいいし,それだけ食べるのもいい。
 その“タコ足カルパッチョ”はなかった。ので,“イカ足カルパッチョ”をお買いあげ。180円。

2014年11月22日土曜日

2014.11.22 モレスキンvsダイスキン 2

● ぼくはモレスキンよりダイスキンの方が質がいいと思っている。粗悪なのが1,700円(ヨドバシ価格)もして,良質な方が100円。
 にもかかわらず,1,700円の粗悪品が生き残っている。生き残っているというレベルじゃなくて,一定の勢力を保持している。

● どうしてなんだかわからない。「日経WOMAN」の11月号は手帳特集だった。モレスキンユーザーが登場してて,使用済みのモレスキンの写真が掲載されている。写真でも裏写りがハッキリ出てて,こういうものを使っていてストレスにならないのかと,余計な心配をした。

● 雪崩をうってダイスキンに移行してもおかしくないような気がするんだよねぇ。
 そうならないのは,ダイスキンが百均で売られている商品だからですか。百均に対する拒否反応があるんですか。オレは百均製品を使うような人間じゃない,とか。

● 文具雑誌でもモレスキンはたいてい取りあげられている。提灯がついていることが多い。最近,そうじゃない雑誌をひとつ見かけたんだけど。
 実際に使ってみればわかるはずだよなぁ。このあたりが不思議でねぇ。

● でも,ブログをザッピングするとモレスキンの品質劣化を憂える声,多数。ダイスキンを是とする意見の人もいる。そりゃそうだよなぁ。いなかったらおかしいよ。
 とはいえ,モレスキン大好きという声も多数。

2014年11月21日金曜日

2014.11.21 Preppy:細字 vs 極細 2

● 細字を使ったり極細にしてみたり。ずっとそれを続けることになるかもしれない。細字には細字の快感,極細には極細の快感。
 普通は用途に合わせて使いなさいよってことになるんですな。ところが,こちらの用途はひとつしかないのでねぇ。
 どちらか1本しか使えないとなれば,たぶん極細を選ぶんじゃないかと思う。汎用性はより細い方にある。

● が,ダイスキンには細字がしっくりくるのは確か(ぼくの場合)。B罫に合うというのもさることながら,ダイスキンの紙質に合うというか。紙から受ける抵抗感が気持ちいいのは細字の方だ。

● 自分が小さめの字を書くことをあまりいいとは思ってなくて,できればゆったりめに書きたいと思っている。それも細字を手に取る理由のひとつだ。
 細字の方が文字列が安定するようでもある。
 以後も,ノートはダイスキンがメインになるはずだ。とすれば,細字の方がやはり主たる筆記具であり続けることになるかなぁ。

● でも,せっかく買った極細も使ってみたいわけでね。要は,それだけのことなんですけどね。

● ちなみに,欧米製品の細字はどういうシチュエーションでも太すぎるように思う。インクを大量に使わせようという陰謀が裏に隠されているんじゃないかと思うほど。
 もちろん,アルファベットを対象にしているペンと漢字を書くことを想定しているペンとの違いなんだろうけどさ。

2014.11.21 気になる手帳 2

● ディスカヴァー21からは,“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”のほかに“DISCOVER DIARY”も出ていますな。
 1日1ページの“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”に対して,こちらは見開き1週間のウィークリー(レフトタイプ)がメインになる。A5サイズでたっぷり書ける。

● メモノートが別冊で付属するのが特徴。もちろん,本体と一緒にカバーにはさんで持ち歩ける。A5サイズなんだから,使い切ったら市販のノートで代用できるだろう。
 メモは別冊主義のぼくとしては,ここの得点は高い。

● なんだけれども,本体にもメモページがどっさりある。付属ノートがあるんだから,本体のメモページは不要だろう。
 と,ぼくは思うんだけど,それは違うんだろうな。メモも本体に書いて,付属ノートは特殊な用途(たとえば住所録)に充てる人が多いのだろうね。

● “DISCOVER DIARY”を使う人ってかなりの書き魔だろうね。どんな人が買うんだろうな。
 ぼくは“DISCOVER DAY TO DAY DIARY”と同じ理由で,採用見送りなんだけど,これを手帳として使う人には,勝手にシンパシーを感じる。

2014年11月20日木曜日

2014.11.20 Preppy:細字 vs 極細

● 極細を使うと自ずと字が小さくなる。そうしないと一文字がスカスカになりそうだ。C罫なら間違いなく極細のものだろうけど(っていうか,極細を使いたいがためにC罫ノートを用意するなんてことをやりそうな気がする),B罫なら細字がいいようだ。しっくり書けるような気がする。
 線は(用途にもよるが)細ければ細いほどいいといった単純なものではないようだ。普通にメモを書くなら,細字が適当だ。というのが,当面の結論。

● 極細はでも,イリジウムポイントの微細さといい,よく作ったなぁと思わせる。これで300円とは恐れいる。
 長く書いていて疲れないのも,極細の方かもしれない。

● 日経アソシエの付録についていたペンケースを持ち歩くようになった。そうなると,手帳にもノートカバーにもペンホルダーが付いていることを重視しなくなった。
 手帳にはハイテックCコレト(黒,赤,緑,青)を使っているんだけど,4in1とかじゃなくてもいい。単色を4本持ち歩いたってかまわない。極細Preppyを4本。

● が,ハイテックCの0.3㎜は極細Preppyよりさらに線が細い。ここがハイテックCの身上で,手帳の狭いスペースにゴチャゴチャ書くには,やはりハイテックCが適当か。
 手帳にはメモノートほどたくさん書くわけではないので,いちいちキャップをはずしたりはめたりが面倒でもある。

● となると,極細Preppyは使う場面が限られてくるか。

2014年11月19日水曜日

2014.11.19 クロスのローラーボールに使える互換リフィルがあると嬉しいんだけどね

● だいぶ前のことなんだけど,ヤフオクでシェーファーのローラーボールをゲット。
 かなり安かった。一度でも使ってしまえば,経済的な価値はガクッと下がってしまうんだな。使い倒すところまで使えれば,それが一番でしょうね。

● テキトーにいじっている最中に,シェーファーにノック式シグノのリフィルが装着できることを発見(っていうほどでもないか)。
 が,その後,サイトを見ていたら,世の中にはエキスパートがいるもので,こういうことを体系的にというか網羅的に調べている人がいるんだね。いるんだなぁ,どういう世界にもすごい人が。

● クロスのローラーボールに使える互換リフィルがあると嬉しいんだけどね。上記のサイトにもそれは載っていない。ないんですかね。
 シェーファーにしてもクロスにしても,とにかく線が太すぎて,常用にはまったく適さない。封筒の宛名書きにしか使えないんじゃないかと思う。
 これに,国産のリフィルを入れて使えれば,それなりに活用できるかもしれない。

● とはいっても,ではシグノのリフィルをシェーファーに入れて使うかって問われると,たぶん使わないかもな。少なくとも,今までのところ,そういうことはしていない。
 結局,軸もシグノのままの方が使いやすいってことなんですよね。透明プラスチックでいかにもな外見なんだけど,使いやすい。

● たとえば,不動産会社の社員が成約にこぎつけて,顧客と契約書を取り交わす。そういうときにシグノを使えるか。それは無理だろう。モンブランの万年筆なんぞを使うだろう。なぜなら,それは儀式だから。儀式には儀式用の筆記具がある。
 そうした儀式を別にすれば,100円のシグノを人前で使うときに,臆するような局面があるか。おそらく,ないな。
 シェーファーとクロス,捨てちゃおっか。

2014.11.19 デスクペン vs 極細Preppy

● 極細Preppyの線の細さは,プラチナのデスクペンと同じ。シャープな文字が書ける。これならたしかに手帳にも使えそうだ。
 このシャープな印象を良しとするか,ちょっとどうかなと受けとめるか。

● ともあれ。だとすれば,デスクペンじゃなくてPreppyを使った方がいいね。
 まず,安い。Preppyはデスクペンの半分以下の価格。

● 書きやすい。デスクペンはある程度の時間書いていると,指から染みだす汗で軸が滑りやすくなる。指が知らず知らずのうちに,下に動いてしまう。
 デスクペンの軸はプラスチックなのに加えて,先細りの形になっているので,どうしてもこの現象が起こる。
 Preppyもプラスチックだけれども,デスクペンほどには滑らない。ずっと同じところを持っていられる。

● 三番目は,Preppyのインナーキャップだ。放置しておいても,放置前と同じ状態で書き始めることができる。この安心感はやっぱりポイントが高い。

● してみると,極細Preppy,相当に秀逸ではないかと思う。使いこんでみるとまた別なところが見えてくるのかもしれない。
 昨日,当分は細字を使い続けると書いたんだけど,どうかな。極細に行きそうな気もしてきたな。

● ヨメに勧めてみようかとも思った。彼女,ハイテックCコレトを仕事で使っていて,すぐにインクがなくなってしまうとこぼしていた。極細Preppyに替えればだいぶ長く使えるようになるだろうし,ランニングコストも安くなるんじゃないか。線が細いのだから,インクの消費も少ないはずだ。
 極細は3色しかないけれども,カートリッジさえ買えば,緑も青も使えるんだろう。

2014年11月18日火曜日

2014.11.18 極細Preppyもかなりいい

● アトレ川崎の有隣堂で購入できた極細Preppy,当然使ってみた。
 カートリッジを装着して数秒後に使えるようになった。インクの出も最初からスムーズ。これが普通なんですか。

● “細字”のときはなかなかインクが降りていかなくて,書けるようになるまでにまる1日を要した記憶があるんですけど。
 以後も,インクの出が悪くて,文字もかすれがちになるし,まったく書けない状態になることもあって。いったんは使用を諦めたくらいで。よくなったのはひと月ほども経ってからだった。
 今回の極細は,そういうことがまったくなし。買った直後から問題なく使える。

● 極細と細字との違いは歴然とある。当然,線が細い。紙から受ける抵抗も,その分,小さくなるようだ(理屈では逆のはずだが,体感はそんな感じ)。サラサラ書けるのは極細の方だ。
 抵抗の多い少ないに対する好き嫌いは,人それぞれの好みでしょうけどね。

● キャップもしっかりと固く閉まる。細字はもっと緩い。よくいえば片手で操作できるほどにスムーズだ。
 もっとも,細字ももともとはそうだったのかもしれない。半年以上使ってきて,軸に固定する突起がやや摩耗してきたのかもしれない。

● 新デザインの細字は買わなかった。デザインが変わったといっても,軸とキャップの塗装部分が増えたといった程度の変化なので,わざわざ買ってみるほどのことでもないな,と。

● 極細を使ってみると,うん,いいね,これからはこちらを多用することになりそうだ,と思う。が,その後に細字を使うと,やっぱりこれでいいかな,と思う。
 当面,ただ今使用中のダイスキンは,最後まで細字で行ってみようと思ってますけど。

2014.11.18 加藤昌治『考具』を読んで

● 企画マンにとってはバイブル的な存在になっていると思われるこの本を読んだんですけどね。発散と収束,行きつ戻りつ,ビジュアライズなど,なるほどなぁと思わせる記述のオンパレードなんですけどね。
 まず紙を1枚用意すること,とあるわけですよ。綴じてあるノートじゃなくて,独立した1枚の紙。ここが出発点。
 ノート,特に横罫,は不可というわけです。この時点で文章化する必要はないのだし,左上から書きだす必要もないのだから,というわけです。

● ぼくは横罫のダイスキンに最初から文章で書いている。たしかに,アイデアを出すためには書いてないものなと思いましたね。
 ぼくが書いているものは,基本,備忘録。日記のようなものだ。それをあらためて知ることになった。ぼくのような人間は事務屋にしかなれないのかねぇ。

● 発想技法としてノートを使うことは,これからもないと思う。ノートを書いているのは,書いてスッキリしたいっていうのが第一で,第二に,その結果としてログが残せるってことだ。
 理想は頭の中身をそっくり外部化したいってことなんだけど,そんなことは不可能だよなぁ。

2014年11月17日月曜日

2014.11.17 極細Preppyは買わないことにした・・・・・・けど,買った

● 宇都宮では買えなかった極細Preppy。16日に川崎に行ったんですけどね。川崎ロフトに行けば,絶対あると思うんですよ。駅のすぐそば。行こうと思えば,サッと行けるわけですよ。

● でも。極細Preppyは買わないことに決めた。決めたといったら決めた。だだ今使用中の細字一本で行く。行けるところまでこれで行く。
 予備もあるんでね。当分は行けるでしょ。

● 冷静になったわけですよ。要らないもんね。ダイスキンのB罫には細字がピッタリ合うんだもんね。
 そうですよ。要らないのに買うことはないですよね。

● そうであっても試してみたいね,極細Preppy。極細だとどんな文字になるんだろ。線がもっと細くなるんだから,漢字もきれいにかけるようになるかもしれないな。今より小さな字を書くことになるのかね。それはそれでいいかもね。
 細字と極細を交互に使ってもいいよね。

● 結局,買いたいわけだよね。本音はね。でも,極細を買って,それをメインに使うことになると,今使っている細字をないがしろにするようで,そこが引っかかるよ,と。馴染んだ女房を捨てて,若い女性に走るような気がするよ,と。
 しかも,同じPreppyなんだから,姉から妹に乗り換えるようなものじゃないか。ちょっと抵抗があるよ,と。

● でも,交互に使えばいいと思いついた(?)ところで,購入決定だよね。捨てるわけじゃない。両方,面倒看ちゃうんだから。
 両方満足させる程度に使いこむ自信はあるし。

● というわけでね,川崎ロフトに行っちゃいましたよ。ところが。ロフトにもなかったんですよ,新型Preppy。ロフトでも扱ってないんですねぇ。
 で,アトレ4階の有隣堂に行ってみました。ブルーブラックの極細が2本残っていたので,その2本をお買いあげ。
 というわけで,やっとのこと,新型Preppyの極細を買えましたよ,というお話でした。

2014.11.17 大量の文章を書かなければならなくなったら

● このブログのネタ(といえるほどのものか)はノートに書いたものから拾うことが多い。たまに頭からダイレクトにパソコンに移し換えることもあるけれども,その場合は記憶に残らない。下手すると,書いた本人も忘れてしまうことがあるかもしれない。
 ということなので,ポメラのようなデジタル入力器機を使ってみようとはまったく思わなくなっている。

● けれど。ぼくが売れっ子の作家になったとしたらどうか。その場合でもポメラを使わないでいられるか。
 相当量の文章を期限付きで書かなければならないことになったら,ノートにいわば下書き,ラフスケッチ,梗概を書いてから,パソコンで打つということをするだろうか。
 とにかくキーボードを叩き始めるってことになるのではないか。キーボードを打ちながら考える。たぶん,そうなるかも。

● そういう状況でもノートを使えていたら,それはそれですごいけど。あえて大きなノートではなく,小型のダイスキンを使って。半月で使いきるような感じで。そういうのに憧れるけど。

● いや,逆ですかね。そうなると,かえってノートが手放せなくなるんですかねぇ。ノート&ペンの機動性がいよいよ輝きを放つってことになるんだろうか。
 ま,そういう状況になることはないので,これ以上,妄想に浸るのはやめておくことにしよう。

2014年11月16日日曜日

2014.11.16 道具は選ぶこと,選びすぎないこと

● ダイスキン+Preppyの300円システムが順調だ。ダイスキンだとたくさん書ける。ひょっとすると,このダイスキンも今月中に使いきれるかも。この調子がいつまで続くかわからないけどね。

● ダイスキンだから書けるのか。Preppyだからか。どっちにしても,道具の影響は大きい。
 ペンと紙があればいい,何でもいい,というのはカッコいいけれども,自分に合うものがあるようだ。弘法大師クラスになれば格別,普通の人はある程度の試行錯誤をいとわず,自分に合うものを探した方がいいようだ。

● でも,探しすぎないことも大事だろうね。最も合うものを探しあてるというところまで突きつめると,試行錯誤で半生が終わってしまいそうだ。
 過ぎたるは及ばざるがごとし,とはじつにどうも真理であるなぁ。

● 実際,ぼくにしたって300円システムよりいいものがあるに違いないのだ。しかし,それを探そうとは思わないな。大変そうだから。
 突きつめないで,これならいいかというところで落ちついた方がいいみたい。落ちついたうえで,チョコチョコと別なのを使ってみるのはいいと思うけど。

2014.11.16 文具は庶民の娯楽

● ぼくのこのブログの特徴は,登場する品物が安物であることだ。ダイスキン,セリスキン,Preppyがその代表。ほかにも,シグノやSARASA,ジェットストリームなど,100円台の商品だし,ダイソーじたいがしばしば登場する。

● 文具はもともと安く楽しめる庶民の娯楽だと思うんだけど(車とか旅行とかに比べるとね),その中でもモレスキンやロディア,モンブラン,パーカーといった定番(?)に走らず,百均で売っているものをメインにしている。
 意図してそうしているわけじゃなくて,そういうものしか使っていないから,自然にそうなるわけだ。

● 実際,文具を使う楽しさというのは,それらの製品でほぼ十全に味わい尽くせるものだと思っている。
 製造技術の進歩とメーカーの努力で,安物買いの銭失いは過去のものになった。価格と品質は必ずしも比例しないようでもある。

● 高級品は雑誌やムックでながめれば充分だ。たまに,文具店で実物を見る。しかし,買わない。
 文具店には申しわけないけれども,消費量じたいは多い方だと思うので(たとえばPreppyしか買わないけれども,カートリッジインクはそれなりに消費している),そこはそれで勘弁してもらいたい。

2014年11月15日土曜日

2014.11.15 Preppy,初めての越冬

● Preppyが壊れるとすれば,キャップの閉じの部分だろう。キャップの内側に突起がいくつかあって,それが爪になって軸を押さえるようになっているんだけど,この部分が摩耗するとキャップがキャップじゃなくなる。
 冬の低温期にここに異常が発生しやすいんじゃないか。そこを乗り切ることができたら,あと1年はもつだろうと期待してしまう。

● 万年筆はPreppyで充分だ(ノートはダイスキンで充分)。個人的には高級万年筆を使う人の気が知れないと思っているんだけど,求めるものが人によって違うんだろうな。わずかな差違にこだわる人もいるだろうし。
 が,ぼく的には,今まで使ってきたどの万年筆よりもPreppyが使いやすい。世にある高級品は何なのか

● ぼくはたまたまノートとペンにそのことを感じているんだけども,分野分野でそういうことがあるんじゃないかと思う。

2014.11.15 ダイスキンを1ヶ月で使いきるのが理想だけど

● ダイスキンの中紙は96枚,192ページ。これを1日6ページずつ書いていって,1ヶ月で使いきるあたりを理想だと思っている。
 が,なぜそれが理想なのかは説明できない。ただ,1ヶ月も使っていると飽きてしまうってのがある。次のノートを使いたくなる。

● かといって,あまりに早く使い終えると,冊数ばかりたまってしまう。
 書いたのを読み返すことはあまりない。それでもそのノートを使っている間は,前のページを何とはなしに見ることがある。その効果って意外にバカにならないんじゃないかと思う。
 そこがアナログのいいところで,パソコンやスマートフォンで書いてしまうと,その保存先が端末のハードディスクであれクラウドであれ,意図して見に行かないと見えなくなってしまう。意図して見に行くなんて,まずやらない(ぼくの場合は,だけど)。つまりは書き終えたと同時に,ブラックボックスに入ってしまうのと同じだ。

● で,薄いノートだと,その「何となく見返す期間」が短くなってしまう。そのあたりの兼ね合いだ。
 96枚というのは,なかなか絶妙な解答になるかもしれない。もっとも,さらに枚数を増やすとなると,強度を保つことが難しくなるのかもしれない。
 もうひとつ。これ以上に厚くなると書きづらくなるね。特にページの後半=下半分に書くとき。

● 表紙の薄い普通のノートでも,デスクでしか使わないのであれば,何の問題もない。が,持ち歩くとなると,表紙がよれてしまったりする。それを避けるためにカバーを付けて使うと,カバーと中紙の間に段差ができてしまって,下敷きが欲しくなる(そこを解決したのがコクヨSYSTEMIC)。
 その点,ダイスキンやセリスキンのように固い表紙のノートは,下敷きなしに快適に書ける。表紙がよれることもない。

● このハードな表紙で中紙が96枚ある小型ノートが100円というのは,なかなか以上にすごいと思う。ダイスキンを1冊売ると,ダイソーはいくら儲かるんだろうか。
 販売経費をできるだけ抑えて,薄利多売で勝負というのは推測できるんだけど,これで粗利はどのくらいなんだろうね。

2014年11月14日金曜日

2014.11.14 ダイスキンは上下に余白がある

● この間まで5㎜方眼のマス目に1行を収めていた。ダイスキンのB罫に来ると,ずいぶんゆったりとしているなと思う。わずか1㎜の違いなんだけど,比率では20パーセントほど違ってくるんでね。
 ダイスキン1ページに書く文字数は,方眼セリスキンより確実に20パーセントは少ない計算になる。
 実際のところは,もっと少ないだろう。ダイスキンは上下に余白があるので。

● つまり,ページ全体に罫線が引かれているわけではないってだけのことなんですけどね。ダイスキンに限らない。コクヨのCampusもそうだし,そういうノートの方が多いと思う。
 しかし,“余白=ゆとり”で,この余白がわりと安らぎをもたらしてくれるように思える。

● ならば,ページ全体に方眼が印刷されていても,上下に余白を作るように書けばいい。でも,どいういうわけか,それができない。ページ全体に罫線が引かれているモレスキンでもそうだった。
 そこが方眼なり罫線なりの心理的効果(拘束性)なのだろう。ここにも書けるぞと訴えてくるわけだ。

● こういうのはあくまで慣れだ。すぐに慣れて,何も感じなくなる。っていうか,もう感じなくなっている。
 ただ,何も感じなくなってからも,ページ全体から受ける視覚の印象が脳内になにがしかの影響を与え続けるのではないかとも思う。

2014.11.14 コクヨのTack memo 付箋ミニサイズ

● ぼくは本に線を引いたり,書きこみをしたりってことをしない。借りた本は当然そうだけれども,購入した本も同様。読み終えたら「BOOK OFF」に持っていこうと思っているわけじゃないけれども,何かきれいなままにしておきたい感じ。
 なので,気になったところには付箋を貼っておく派だ。

● 付箋は本を読むときの必需品として鋭意愛用中。っていうか,本を読むときにしか使わないですね,付箋って。付箋にメモを書くことはない。
 というわけだから,小さいサイズの付箋を使っている。

● この分野のパイオニアは住友スリーエムってことになるんだろうけど,ぼくはコクヨのTack memoを使っている。といっても,これを使い始めたのは比較的最近のこと。
 というのも,これ,5,000枚で1,800円するのでね。同じサイズの付箋をダイソーで買えば,1,000枚で100円なんで。

● で,2,000枚(つまり200円分)ほどダイソー付箋を使ったんですよ。デスクで使う分にはダイソー付箋で問題ないでしょうね。貼ってはがして捨てるだけだからさ。
 ところが鞄に入れて持ち歩くと,ブロックが割れてしまうことがある。粘着力にムラがあるんでしょうね。それ以上に,1ブロックが200枚になっているせいだな。

● それがけっこうストレスだったりして。そんなに高いモノじゃないからってんで,コクヨ製品に替えてみた。
 さすがにシッカリしてて,ダイソー付箋で感じたストレスは皆無になった。わりと多めに使うんで,コストがどうかなとケチくさいことをときどき考える程度。
 っていうか,家で使うときはダイソー付箋を使ってるんですよ。外にでるときに鞄に入れるのはコクヨ。セコく使い分けてます。

2014年11月13日木曜日

2014.11.13 質を求める前に,まずたくさん書くこと

● そのためには,ペンとノートをいつも携行すること。
 書くときの環境を変えてみること。
 普段の行動の環境じゃなくて,書くときの環境を変えてやればいい。
 それだけで意外に書ける。家ではそんなに書けないものだ。
 外に出る。カフェで,ファミレスで,図書館で。
 大勢の人がいるところで,誰もいないところで。
 椅子とテーブルがあるところならどこでも。

● ペンを持ってノートに向かい,しばらく耐えていると,何かしら書くことが出てくる。
 ただし,質の問題は別。前に出たものが性懲りもなくまた出てくることも多いと思う。が,出ることは出る。

● そういう小さな工夫で,汲みあげられる水量は増えるかもしれない。
 書くほどに書くことが出てくる。そういうことってたしかにある。
 温泉も汲みあげるのをやめると枯れるっていうけど,たぶん,それは温泉に限らない。

● 繰り返すけど,質は別だ。
 でも,量を経ないで質に至ることはない。
 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる,で行くしかない。
 いきなり,一発必中などあり得ない。

2014.11.13 新型Preppy,まだ買っていない 3

● 某日,ヤボ用があって,済生会宇都宮病院に行った。ので。その帰りに,近くの福田屋ショッピングプラザに立ち寄った。
 3階に文具店が入ってるんですけどね,その文具店を覗くためですな。新型Preppyの極細がないかというわけです。

● 上野文具の支店。この時期は手帳を中心に商品をレイアウトしている。その手帳売場には目もくれずに,筆記具コーナーに直行。
 で,なかったわけですよ。SARASAが76円で売られていて,オレは百均で買っちまったよぉと嘆くのが関の山っていうかね。

● なんだか,幻になってきたなぁ,新型Preppy。無理して新型極細を買うな,このまま細字を使い続けよ,っていう神様の声なのか。実際,細字で何の問題もないんだけど。
 でも,買えないと気になるねぇ。

● 東京に出ないとダメかね。300円の新型Preppyを買うために,4,000円の電車賃をかけるか。

2014年11月12日水曜日

2014.11.12 あまりにシリアスなものは

● メモノート(ダイスキン)には何でも書く。憂さの捨て所だ。グチもこぼすし,人の悪口もぶつけている。
 あとで読み返したときに楽しく読めるようにいいことしか書かないなんて,そんな気遣いは自分に対してしていない。そもそも,読み返すことなんか想定していない。
 であればこそ,どこかに落として,誰かに拾われて読まれてしまうとまずい。人の悪口が書いてあるんだから。その人に知れたら,まぁ,ちょっとね。

● 困ったことも書くし,嬉しかったことも書く。何でも書く。
 備忘録的なことも,TODO的なことも,やってみたいと思ったことも,何ということのない思いつきも。
 打合せの内容も,奥さんに言われたことも,お昼に食べたラーメンが旨かったことも。

● ところが,ホントに自分が試されるような事態が発生すると,それを書くことは難しい。書くことじたい,辛くなる。書くことから逃げるようになる。
 別のどうでもいいことを延々と書いたりする。あとになってから書く。あるいは,あとになっても書く気にならず,結局,書かないままで終わったりする。
 そういうときは,手帳も空欄の日が続く。

● そういうときこそ,きちんと書いておくべきなのだと,頭では思う。が,本当にシンドイときは書けなくなる。
 弱いのか,それが自然なのか。

● 逆にいうと,普通に書けているときには,たいしたことを書いていないのだろうと思う。たいしたことじゃないから書けるのだ。
 だから書くまでもないことなのだ,とは思わないけど。

2014.11.12 手帳の大きさはストレスの大きさ?

● 小型手帳の代表が能率手帳だと思っているんだけど,野口晴巳『能率手帳の流儀』(日本能率協会マネジメントセンター 2007年)によると,能率手帳も出た当時は大きいと思われたらしい(能率手帳が店頭販売されるようになったのは1958年のこと)。
 もっと小さいのが普通だったとなると,ほんとに予定をちょこっと書いておくくらいのことしかしてなかったんでしょうね。

● 以後,手帳は大型化の一途を辿ってきたと言いたいんだけど,画期になったのは1980年代後半からのシステム手帳ブームでしょう。
 あの大きさと分厚さ。革バインダーのものものしさ。これは手帳じゃないだろと思いましたよ。

● 今は綴じ手帳でもA6とかB6がたくさんありますもんね。スケジュールも細かく書きこめるようになった。バーチカルタイプとかさ。
 最近は1日1ページタイプも珍しくない。手帳というより日記帳。

● 大きくなり,分厚くなり,書くスペースが増えた。何でなんだろうね。
 何でなんだろうねって,必要があるからそうなってきたわけですよね。たくさん書かざるを得なくなってきたんでしょ。それだけ入り組んだ仕事が多くなってきた。
 サービス産業がメインストリームになったからですよね。農業でも工場でもサービス産業化が進行してますもんね。

● 脳のキャパを超えた段取りや根回しが必要になった。たくさん書ける手帳を使わざるを得なくなった。
 これって,イコール,ストレスの増加ですよね。手帳の大きさはストレスの大きさの象徴のような気がするな。

● 昔は楽だったんだろうな。ノンビリしてたんだろうな。
 そりゃ車を持てる人なんかいなかったから,最寄駅まで数キロか十数キロを自転車に乗らなくちゃいけなかったし,洗濯も手でやり,ご飯も薪で炊いていたんだから,時間がないのは今と同じだったろうけど,体を使っていれば使った効果が眼前に見えるんだからね。
 そもそもが効果なんてあるのかないのかわからないものに対して,手帳を使って段取りを考え,効率化を追求するのよりは,健康的かもな。

● 仕事のかなりの部分がさ,仕事を増やすための仕事になってないかなぁと思うこと,あるもんね。
 過度な厳密さを求めてみたりさ。そのために会議や打合せをやっちゃったり。同業他社の動向を気にしすぎてみたり。人は人でいいじゃん。
 ブレーンストーミングの真似事なんか,何だよ,あれ。そういうものまで手帳でスケジュール化しないといけないんだもんなぁ。

● でもね,そういうのを楽しめるヤツっているんだよな。嬉々としてやるやつ。迷惑だよなぁ。
 大きな手帳を使うことをステータスだとまで思ってる人はまさかいないと思うんだけど,ひょっとしたらいわゆる管理職の中にはいるか。A5とかB5の卓上型の手帳に,部下の予定まで書きこんで,それが自分の仕事だと思っている馬鹿。

● 人間は楽をしたい生きものだってことに異論はないんだけど,時間の空白を埋めないではいられない生きものでもあるんだな。
 空白のままにして,その空白を空白のままに楽しめれば,もっと楽になれるんだと思うんだけど,難しいよね,これ。

2014年11月11日火曜日

2014.11.11 ほぼ日手帳の「マミタス」

● 贈答品にしようかと思ってね,買うつもりでいたんですよ,マミタス。

● 人気があるんですね。9月に販売が開始されて,すぐに品切れになったらしい。ほぼ日のサイトには,10月から再販するという告知が載った。10月になると11月4日から再販するという告知が載った。
 で,11月4日になると,完売した,再販しない,という告知が載った。

● どうなっているのだ。瞬時に売れちゃったのかねぇ。
 9月7日に,ほぼ日の「LIFE is...」展に行ってきた。場所は渋谷ロフト。そのときはあったんだよねぇ。買っときゃよかったよ。
 って,もう遅いねぇ。何とかの後知恵ですよ。そのときは,手帳を贈答に使うなんて考えてなかったしね。

● ひょっとすると,裏事情的な何かがあったのかもしれないね。だとしても,何だかなぁという感じが残ってしまったな。

2014.11.11 コクヨのSYSTEMICは素晴らしい

● 某日,SARASAの替え芯を買っておくかと思って,宇都宮のヨドバシ(の文具売場)へ。替え芯は64円。2本買った。が,これだけをレジに持っていくのはちょっと気後れする。
 ので,ほかに買うものはないかなぁとしばらく店内をウロウロした。来年の手帳は買ってあるし,ペンももう充分にあるしなぁ(Preppyがあれば買うんだけど,残念ながらここにもない)。
 で,目に入ってきたのが,コクヨの SYSTEMIC。

● この製品のことは知ってましたよ。あまたのブログで好意的に紹介されているしね。
 ただ,ノートカバー,すでに持ってるんですよね。しかも,3つ。で,あまり使っていない。ノートはダイスキンですから。

● でも,ほかに買いたいものもないしなってわけで,買ってみた次第です。要するに,あまり積極的な動機ではなかったわけですね。
 買ったのはベーシックタイプのA6サイズ。税込みで487円。今まで買ったノートカバーの中で最安。しかも,ダントツに。

● 昨年6月からノートを使い始めているんですけど,ずっとA6サイズ。メモ帳ですからね。アイデア出しとか発想支援のために使っているわけじゃないですから。ゆえに,モバイル性重視。
 だからカバーも当然,同じA6になるんだけど,それを3つも持っているのはなぜかというと・・・・・・。

● ま,それは省略して(つまるところは衝動買いだ),なぜそれらを使わないかっていうと,カバー内側のノートの表紙を差しこむポケットが途中までしかないので,そこでカバーとノートの間に段差ができてしまうわけですよね。
 この段差が不快感を作る。下敷きが欲しくなる。

● ところが,SYSTEMIC はその段差ができない構造になっている。「ノートの表紙を固定する内ポケットが深く設計してある」んですね。
 しかも,その “内ポケット” がプラスチックなので,下敷きの役割も果たす。ハードカバーのようになる。立って書くことも問題なくできるだろう。

● ノートが1冊付いてくるので,さっそくPreppyで試し書き。もちろん,何の問題もなかった。紙質はさすがのコクヨ・クオリティー。
 ダイスキンより滑りがある。なめらかに書ける。ダイスキンはちょっと紙がペン先に抵抗する。その引っかかる感じがいいと思っているんだけど,このすべりもなかなか快適だ。
 「いい」はひと通りじゃないですな。いくつもの「いい」がある。

● 2冊のノートを収容できるというのがウリなんだけど,1冊にしておいた方が書きやすいようだ。が,これならA6サイズのCampus手帳とノートを一緒に持ち歩ける。そうした使い方にはかなり魅力を感じる。
 表紙にもポケットが付いていて,「筆記具や付箋など,ノートと一緒に利用する頻度の高い小物がまとめて収容でき」る。しおりも2本付いている。ゴムバンドも。
 じつに痒いところに手が届いている。安くて使い勝手がいい。これだけ使い勝手のいいノートカバーはそうそうないだろう。

● しかし,何といっても,カバーとノートの間に段差ができないのがいい。しばらくダイスキンを離れて,コクヨ・ユーザーになってみるか。この段差があるんで,ダイスキンに行ったってところもあるんで。
 見事な製品だ。ここまで使いやすければ,見た目の高級感などどうでもいい。

2014.11.11 道具を空気のような存在にしたいんだけど,なかなか・・・・・・

● ノートであれペンであれ,モノを使うときの心得として,そのモノを慈しむことは必要だと思う。安い品物をラフに雑に扱うのはかまわないけれども,その場合であっても,そのモノに対する慈しみ(のようなもの)は持っているべきだと思う。現に役に立ってくれているのだから。

● でも,同時に,道具としてのモノは空気のような存在であってほしい。道具を使っていると意識させないようであってもらいたい。
 空気のような存在であるためには,道具として欠けるところがあってはいけない。使い勝手の良さは空気であるための必要条件だ。

● ノートに関しては,ひとつを使い始めたとたんに,次は何を使おうかと考えちゃう。けど,そういうことは頭に浮かばないのが理想だ。次は何を使おうかなんていうのは考えないでいたい(ただね,その時間がけっこう楽しいわけだよね)。
 それはつまり,使用中のノートを空気にしきれていないことになるから。ダイスキンに道具として欠けるところはないと思うので,これを空気にしきれていないのは,使用者に問題がある。

● たんにノートにペンで何かを書くという作業も,やりようによっては修行になる。わざわざ修行にする必要もないと思うけど。

2014年11月10日月曜日

2014.11.10 新型Preppy,まだ買っていない 2

● 正確に言うとですね,買いに行ったんだけど,買えなかったってことなんですよね。
 行ったんですよ,わざわざね,上野文具本店に。でも,なかったんだよなぁ,Preppy。
 東武宇都宮百貨店の文具売場にも行ったんだけど,やはりなかった。パイロットのカクノとかはあるんだけどね。
 ぼくが欲しいのはPreppyなわけで,それ以外は要らないんですよ。

● この間もPreppyに黒インクを入れて使ってみようかと思って行ったんだけど,やはりなかった。仕方がないからPlaisirを買ったんですけどね。
 そのときは,新型Preppyがもうすぐ出るんで,在庫を整理したのかなぁと思ったわけですよ。でも,新型が出たあともないんですよぉ。
 新型の極細は300円。これをわざわざネット通販で買うのもなぁ。東京に出向いた折りにでも買えばいいかなぁと思うんですけどね。

● 栃木に住んでることの悲哀ってほど大げさではないんだけどもね。ひょっとすると,あるのに,ぼくが見つけられなかっただけかもしれないんで。

2014年11月9日日曜日

2014.11.09 新型Preppy,まだ買っていない

● 新型Preppyの極細,じつはまだ買っていない。手帳で使うことはないので(手帳にはHI-TEC-C),使うとすればダイスキンでってことになる。
 が,今まで使ってきた細字で足りる。現に,只今現在も細字を使っている。ダイスキンのB罫には細字がピッタリのような気がしててね。

● Preppyがたいていの文具店に置いてあるのであれば,さっさと買ったのかもしれないけれども,ぼくの知る限り,この近くだと宇都宮の上野文具まで行かないといけない。
 そこがちょっと億劫でもある。上野文具って,JR駅からけっこう離れているんでねぇ。

● 極細がどんな具合なのかは,使ってみないことにはわからない。ま,いずれは買うと思うんだけど,ぜひにというほどでもないんだな。

● そのPreppy,ぼくはブルーブラック1本しか持っていないんだけど(予備は買ってある),多色展開でいくつも持っている人が多いんですかねぇ。そうじゃないと500万本も売れないような気がするね。
 細字は全部で7色だったか。まとめて買っても1,500円ですむんだからね。

● ぼくは,でも,ブルーブラック1本でいいぞ。あとは,あまり使わないと思うけど,赤くらいかな。その代わり,ブルーブラックは使いまくるぞ。
 使いまくる。その結果として使いつぶす。古い人間は,そういうところに美学を感じてしまうんですかねぇ。

● 使いまくるということはつまり,それ以外のものは使わないってことになるわけだ。
 今は細字を使いまくっているんで,極細に替えると使いまくり中の細字が浮いてしまうんだよなぁ。

2014年11月8日土曜日

2014.11.08 ダイスキンのもうひとつの偉大さ

● セリスキンに黒の万年筆を使うと裏に写ってしまった。Plaisirの細字だと,抜けるといってもいい状態になった。滲みもかなり出てしまった(ブルーブラックならそういうことはないんだけど)。

● で,ダイスキンはどうなんだろうと思って,まずデスクペン(極細)で試し書き。結果,裏写りも滲みもまったくなかった。
 Plaisirは人にあげてしまったのでぼくの手元にはないんだけど,その人に貸してもらって,こちらも試し書き。滲みはあるものの,裏にはギリギリで写らない。

● 実際には,ダイスキンに黒を合わせることはない。ブルーブラックしか使わない。黒だとどうかなんてどうでもいいんだけど,それにしてもたいしたものだな,ダイスキン。
 しっかりとノート用の紙を使っているという印象だね。

● こうしたところに手抜かりがないというのは,製品への安心感につながる。長く使っていこうと,あらためて思いましたよ。

2014年11月7日金曜日

2014.11.07 赤いダイスキン

● 初めての赤いダイスキン。自分在庫が最も多いのが,この赤。
 表紙の色が違うだけで,中身は同じなんだから,使い勝手は今まで使ってきたオレンジや黒と何も変わるところはない。まずは快適に使っている。

● でも,表紙の色ってバカにしちゃいけないですね。中身が同じなんだから,色なんて何でもいいだろっていうのはNGですな。
 色の好みは人それぞれなんだろうけど,このダイスキンの赤,ぼくはなかなかいいなと思っていてね。もともと赤じたいが好きなんですけどね。

● だから,赤をごっそり買いためたんだろ,って? それは違います。
 色は関係なく,ダイスキンは見つけ次第,あるだけ全部買っておけ,ってなものでしたよ。たまたま,赤が多かっただけなんです。

● 実際に使ってみると,赤が自分的にはしっくりくる感じがして,何だか気分がいい。
 たぶん,ダイスキンの赤と黒,これからも使っていくんだろうなと思いますね。

2014年11月6日木曜日

2014.11.06 方眼セリスキンを使い終えた

● 使い始めたのは10月9日。使い終えたのは11月5日。28日間でセリスキン1冊を使いきったことになる。64枚だから,こんなものですか。
 結局,方眼を活かすことはできなかった。横罫ではなく方眼ならではの使い方っていいますかね,それが現れることはなかったですね。

● ぼくの凝り固まったスタイルが揺らぐことはなかったってことだけど,自分から揺らそうとは思っていなかったからね。方眼が揺さぶってくれるかもと思っていただけで。
 要は,メモだもんな。あるいは雑記。スタイル云々をいうのは,それじたいが大げさかも。

● で,次は何を使うか。B6とかA5とか,判型の大きなノートを使ってみようかとも考えたんだけど,結局はA6ダイスキンを選んだ。在庫がドッサリあるんだもんね。
 黒ではなく,目先を変えて赤にした。赤は初めて使うんだけど,ダイスキンの赤はそんなに悪い色じゃないと思いますよ。

● ペンもPreppyに戻した。ダイスキン+Preppyが自分のホームだなぁと思う。快適だ。ずっとこれでいいやと思う。
 なんだけど,使っているうちに浮気したくなる。なんか飽きちゃう。別なものを使ってみたくなる。で,またダイスキンに戻る。その繰り返し。

2014年11月4日火曜日

2014.11.04 ノートをなくしたら

● ノートに何でも書く。となると,怖いのはそのノートをどこかに落としてしまうことだ。戻ってきたからいいというものではない。ノートの核は紙ではなく,そこに書かれた文字にあるからね。
 それを読まれてしまえば,ノートが戻ってきたとしても意味がない。ずっと戻らないよりはマシという程度だ。

● ネットから流出するのに比べれば,拡散範囲はずっと狭いだろうけれども,これまたそういう問題ではない。
 落とす場所は自分の生活圏のことが多いだろう。拾って読む人がいたとして,自分に近しい距離にいる人である可能性が高くなる。名前を書いておかなくてもあの人だとわかってしまう場合もあるだろう。
 自分のことしか書いていなければまだいいけれども,人のことまで書いていた場合,少々困ったことになる。

● 落とすかもしれないことを前提にして,自分のことしか書かないようにする? それはできない相談だ。人を罵りたいことは,ぼくの場合,しょっちゅうある。短気浅慮な方だから。
 その都度,リアルに罵っていたんでは現実世界は立ちいかない。ノートに叩きつけるように書いて発散している。
 それを誰かに読まれたらまずい。かなり,まずい。

● 他人を登場させるときは仮名やイニシャルにする? そんなことをしたんでは,発散効果が大いに減殺されてしまう。
 その種のものは別冊にしておいて,自宅から持ちださないようにする? それも難しい。そのようなものを自宅で書くことは少ないからだ。大部分は職場で発生するわけだからね。

● 何かを書きつけているときに,まったく関係のないことを,何の脈絡もなく思いつくことがけっこうな数ある。内容によってノートを替えるわけにはいかないのだ。

● 厚いノートじゃなくて薄いノートを使うのはひとつの対策かもしれない。薄い分,盛られる文章量も少なくなる。万が一,落としてしまっても,被害は小さくなる。
 しかし,その1冊に読まれちゃいけないことが書かれていたら? えてして,そういうものではないか。

● 落とさないことが一番で,今のところ落としたことはないんだけど,考えつめるとどうしたらいいのか,かなり悩ましい。
 単体で持ち歩かないようにはしている。必ずカバンに入れている。カバンは毎日持って出るので,忘れれば身体が気づく。単体で持ち歩くと,つい忘れることがあるかもしれない。
 加えて,定位置を決めておくこと。カバンに入れるときには深いところに収めること。そのくらいか。

● かなり危ういことをしているんだな。その意識は持っていないといけないね。

2014年11月3日月曜日

2014.11.03 SARASAはインクの減りも早い

● SARASAの書き味にはすこぶる満足しているんだけど,インクが減るのも早い。ひょっとすると,セリスキンを使い終えるときに,ちょうどインクもなくなっているかもしれない。
 0.5㎜だと目に見えて減っていきますね。スルスルと減っていく。

● もっとも,インクが早く減るのは歓迎するところだ。全部使いきって新しいリフィルを装着するときの気分はなかなかだからだ。
 この気分は手帳に使っているハイテックCコレトでしか味わったことがない。別の筆記具でも味わってみたいものだ。

● Preppyでカートリッジを交換するときにも,同じ快感を味わえますね。コンバーターよりもカートリッジをぼくは好むんだけど,その理由のひとつはここにありそうだ。
 使いきった感を味わえるということ。1冊の本を読み終えたときよりも,こちらの方が満足感が大きいんですよ。

● 子どもの頃から一度やってみたいと思って果たせないでいるのが,鉛筆をギリギリの短さになるまで使ってみたいってこと。これは見果てぬ夢で終わりそうだ。もう鉛筆をメインの筆記具にすることはないだろうからね。

2014年11月2日日曜日

2014.11.02 モレスキンを消極的に紹介している文具雑誌

● 晋遊舎が発行している「MONOQLO 2014年11月号」なんですけどね。モレスキンの紙質にダメだしをしている。
 モレスキンを批判的に紹介している記事って,(あったのかもしれないけれども)ぼくは初めて目にした。提灯記事じゃない記事が出るのは,けっこうなことだと思う。

● ぼくは1冊使ってみて,もういいやと思ってるんだけど,リピートして使う人も当然いるわけでしょ。それがどうもわからない。あの品質であの価格なんだから。
 自分にはわからない良さがあるのかと,時々,弱気になったりもするんだけど(っていうのは文章の流れでそう書いただけで,実際にはない),あの品質ではそれもちょっと考えずらい。

● さらにわからないことは,モレスキン人気が日本に限った現象ではないらしいことだ。
 日本で販売されているのだけがあの品質ってことではないのだろう。どの国で買っても同じなのだろう(価格は日本とはかなり違うらしいのだが)。
 にもかかわらず,各国で売れているのだとすると,世の中には理屈では説明のつかない事象もあるのだと,思考を停止させる以外にない。

● 以前のモレスキンはそんなじゃなかったらしい。モレスキンは以前の遺産で食いつないでいるということか。

2014年11月1日土曜日

2014.11.01 システム手帳バインダーのこと

● システム手帳はもうずいぶん長く使っている。20年以上。最初はA5サイズから入って,バイブルサイズに移り,以後は行ったり来たりを何度か繰り返し,今はバイブルサイズで安定している。
 最初に買ったA5バインダーはけっこう高価なやつ。その頃は“システム手帳バインダー=高価”っていうイメージがあったですかね。
 薄型。分厚いのは最初から敬遠した。われながら慧眼でありましたよ。
 使いつぶした。1年分のスケジュールリフィルは入らないから,直近の3ヶ月分を入れていた。持ち歩くことを考えると,それしかないかな,と。

● その後もファイロファックスやアシュフォードのものを買ったんだけど,案の定,どこかに眠っちゃってる。最初に買ったのを使いつぶしたあとはA5を使わなくなってしまったのと,リングが大きすぎたのが原因。
 ブランドに惹かれて,慧眼を失っちゃいました。世相に乗ってブランドものを買うと,だいたいは後悔することになるね。

● バイブルサイズの最初のバインダーは,奥さんにもらったもの。8割引で買ったと言ってたな。薄型のBindexでかなり気に入ってたんだけど,さすがにくたびれてきた。リングがきっちり閉じなくなった。
 ので,ポール・スミスのやはり薄いのを買って,今は3年目。
 でもね,バイブルサイズもほかにけっこう買っちゃってるんですよね。ファイロファックスも買ったけど,人にあげた(迷惑だったかもしれない)。ほかにも,眠っているのがある。どうも外国製とは相性が悪い。

● 最近は,革以外の材質のものがたくさんある。地味ながら技術が進んでいるんだと思う。
 文具店を覗いてみると,1,000円程度で使えそうなものがある。PILOTで出してるやつとか。充分だな,それで。

● 中身はずっと能率手帳だ。週間見開きのレフトタイプ。はやりのバーチカルはぼくには無縁。理由は単純。バーチカルを使わなければならないほど,混みいったスケジュールは抱えていないからだ。
 バーチカルだと,スケジュールだけしか書けない(書けなくはないけれども,書きにくい)。たぶん,スカスカになるだろう。

● レフトタイプなら右ページを自在に使える。まず貼ることに使う。新聞の切抜きを縮小コピーした貼ったり,出かけたお店のショップカードや割り箸の袋を貼ったり。ぼく,そういうことがわりと好きなタイプでして。
 食べたものをメモしておくこともできる。読んだ本や聴いた音楽のタイトルもメモしておく。

● 貼ったりメモしたからといって,何がどうということはない。何の役にも立たない。そもそも,手帳を読み返すことがほぼない。
 でも,やっておかないと落ち着かない。それがルーティンになっているからだ。