ワンフロアでこれだけ広いLoFtは初めて。同じフロアに三省堂書店が入っており,UCCのカフェもある。書斎派なら余裕で半日は過ごせるだろう。
● 宇都宮のLoFtでは,ほぼ日手帳の売場に足をとめる人がいない。ああいうものは都会人のものなのかと思ってもみたのだが,ここでも同じなのだった。
今あるのは4月始まりのものだ。今が売りどきのはずだと思うのだが,ほぼ日のコアなファンは発売から短時日の間にあらかた動いてしまうんだろうか。
それとも,パイオニアだったのがこの分野(1日1ページ)の巨人になって,業界大手の挑戦を受ける立場になり,苦戦を強いられる局面に至っているんだろうか。
● 川崎の丸善と同じで,あまたある手帳売場の中で,多くのお客さんが足をとめて商品を手に取っているのは,NOLTYと高橋のところだ。
今もNOLTYや高橋を使っている人なんでしょうね。だから,またNOLTYか高橋から選ぼうと決めているんだろう。30~40代の女性が多いんだけど。
● EDiTの週間レフトタイプとほぼ日weeksにはスケジュール欄に時刻メモリ(数字)は入っていないが,2つ点を打って3等分にしている。(EDiTは数字も印字)。
午前,午後,夜間と分けているのだろう。そうしておけばおおよその時間がわかり,たいていの場合はそれで充分だ。うまいやり方だ。
● 文具店でみかけるコクヨのこれがLoFtにもある。あなたを今より,私らしく。
どういう意味? と戸惑わせるのも狙いのうちですか。俺,オマエらしくになんか,されたくねーぞ,と,つい思っちゃうんですよ。
● 商品ではなくお客さんを見るという楽しみ方がある。小中学生の女子のグループが多かった。新学年,新学期が近いせいでしょうかね。
小学生女子がロルバーンを見て,あっ,ロルバーンだ,可愛い,というのを聞くと,オォっと思う。小学生がロルバーンを知っていてもおかしくないし,ロルバーンってそんなに高くはないから使っていても驚くにはあたらない。だけど,それにしてもさぁ。
● 買物カゴにポンポンと入れていくのは20代前半と思しき女子。新生活が始まるのかね。これから大学生になるのではなさそうなんだが。
もうちょっと悩んだりしなよ。とか,余計なことを思った。
● 30年ほど前,週に1日か2日,大宮に通うという生活を5年ほど続けたことがある。そのときに,一度だけここに来ている。三省堂で書籍を1冊買ったことを憶えているから。
そのときにLoFtもあったのかどうかはまったく記憶にない。その頃は,文具に特段の興味はなかったから気にもしなかった。