● 東武宇都宮百貨店の5階文具売場でもらってきた。12月号はBun2大賞の発表が恒例のこと。 第1位(大賞)は学研ステイフルの「Write White」。ホワイトボードノートだ。「アイデアを書き出したり,オンライン会議で使うなどテレワークで使用することを想定して開発したもの」とメーカーは語っている。
“ブング・ジャム” の鼎談では,ウェブ会議をするのにB6サイズがすごく良く(ウェブカメラにボードと顔が一緒に映り込むぐらいの画角),ホワイトボード型のノートでB6を出したのは「Write White」が初めてらしい。
● ぼくもB6サイズの「Write White」は買った。買って1年経つのだけど,一度も使っていない。リモートワークもウェブ会議も隠居の身には関係ない。だとしても,まったく使わないとはこれいかに。 試し書きはしている。付属のマーカーの極細ぶりは鼎談でも語られているのだが,他にはない特長だ。マーカーだけの販売はしないのか。
● 第2位は「ジェットストリームエッジ3」。ボール径が0.28mmのボールペンの3色タイプ。単色のジェットストリームエッジは買ったが(これまた一度も使っていない),3色ペンはぼくには不要。4色なら手帳用にハイテックCコレトを使っているけど。 デザインを褒める人が多いらしい。「まず目的があって,その達成のためなら多少おかしな形になってもいいや,的な発想」という指摘が鼎談ではされている。
● 6位にコクヨの鉛筆シャープ。9位はゼブラの SARASA R。
他故さんが「実は俺,サラサクリップって書き味があまり得意じゃなかったんだよ。でも,サラサR は大好きなの。全然違うペンだと思ってる」と発言している。
SARASA R はまだ使ったことがない。従来の SARASA の書き味も好きなので。それと,ゲルインクは0.5mm以上の方がヌルヌルヌラヌラ感が味わえる。0.4mmになると書き味が少し固くなる。でも,SARASA R も買うことになるでしょ。1本100円なんだから。
ちなみに,SARASA R のリフィルは販売されていなかったと思う。ゲルインクボールペンのリフィルは規格が統一されているので,三菱のユニボールワンのリフィルを SARASA R で使うことはできるのだが(たぶん)。
● 11位は「PG-METAL350」。ぺんてるが「ちゃんとした製図用シャープペンとほぼ同じような機能を持ちながら,350円という価格で」出したシャープペン。
「製図用シャープペンを使っていると,賢そうに見えるでよ」と言うんだけど,本当かね。
● 12位がパイロットの「S30」。木軸のシャープペン。3,000円ほどのお値段。「最近特に中高生の間で,軸が木でできているシャープペンが人気」なのであるらしい。
自分はといえば,シャープペンは使わなくなった。唯一,無印の「1日1ページノート」を6年連用日記として使い始めて2年目になるんだけれども,昨年と今年の間に2mmのシャープペンで区切り線を引くのに使っている。
● 20位が「#手帳はんこ部」。手帳用のスタンプらしい。鼎談ではバレットジャーナルの流行がもたらしたものと分析。
「美しく手帳を仕上げるのって実はものすごい技能がいるから」これは「手帳書けない人のコンプレックスを上手く利用した商品」だろうという。
● 29位は「かんたん ちぎりえde コラージュ」。「ちぎり絵って仕上がりがわりとコントロールしづらいんだよね。だから,思ってたよりずっと意外性のある結果になるのがすごく面白くて」と言うんだけども,これから流行るんだろうかねぇ。
● 高畑文具王の連載。今回のテーマはプチ高級ボールペン。「300円前後で,オリジナルに比べたら2倍前後の価格ではあるものの,決して高級品ではなく」「材質や仕上げ,ちょっとした仕組の向上によって,筆記感や見た目にグッと高級感を出してきた」製品。「オリジナルの時点で既に多くのファンを獲得している優良製品だというところも見逃せない」。
「口金を金属にすることで低重心化を高級感を演出する」のが共通項であるようだ。
● 具体的な製品として,ユニボールワンF,サラサナノなどがあがっている。ユニボールワンFは買っているけど,例によって使っていない。
サラサナノについては,「サラサの極細芯の弱点である,紙面に引っかかるような感覚を和らげるために・・・・・・」とあるのだが,サラサクリップの 0.3mm をぼくも使ったことがある。「紙面に引っかかるような感覚」はサラサに限らず,極細芯に共通する弱点なのだろうと思っていた。