書く時間を作るのが目的。書くのは手段ではなく,目的だ。コンサートを聴きに行くのや観劇と同じだ。それ自体が楽しみになる。
● だから,その楽しみを味わうのにふさわしいノートが必要だ。百円ショップにあるような安物ではなく,特別感のあるノートがいい。特別感とは言わないまでも,ちょっと上級なのがいい。
そういう人が女性を中心に増えているのだろうと思うのだけど,実際のところはどうなのだろう。
● 文具ユーザーの大宗である児童・生徒が激減しているのだから,大人に「ノートとコーヒー」の方向に行ってもらわなければ,メーカーも販売店もやっていけなくなる。
筆記具メーカーを中心に海外に販路を求めてもいるのだが,紙製品のメーカーはどうなのだろうか。
● その「ノートとコーヒー」のコーナーにレッツのノートがあった。カッコいい。買わないけど。
っていうか,ぼくに使われたんじゃレッツが不憫でしょ。こういうものは,それを使うに相応しい人が使えばいいんですよ。
と言っても,そんなに高いわけじゃない。モレスキンより安い。しかも,Made in China じゃなくて,イギリス製。ゴムバンドはないけれど。
● でも,ぼくはダイスキンをずっと使ってきた。今年はコクヨの測量野帳を使っていこうと思っている。よく言えば,質実剛健。普通にいえば,高級品志向がない。わりと量を使うので,安いものじゃないと困る。測量野帳は言うまでもないが,ダイスキンにしたって,品質に問題はないからね。
で,そういうノートを使っていても,「ノートとコーヒー」的なものには惹かれるわけだよね。傍らにコーヒーを置いて,書く時間を作ったとして,そこで使うノートがダイスキンであっても,まったく無問題だと思いたくなるわけね。
それに次ぐのがスピーカーなんだけども,空間造形力(?)は圧倒的にタイプライターが強い。大したもんだな,タイプライター。初期のMacintoshもなかなかですけどね。
● 後刻,アトレ川崎の Smith にも行ってみた。ここにも「ノートとコーヒー」のコーナーはある。Smith では全店で同じようになっているのだろう。
が,並んでいる商品は違う。川崎の Smith にはレッツノートはない。このあたりは店の裁量を認めているんだろうか。
● コピー用紙とかを挟んで使うクリップボードが半額になっていた。立ってでも書けるから,業種によっては重宝する。A4とA5の2種。色は3種。赤がやはり気を引く。
買うとすればA5。A5のコピー用紙はダイソーで買ってある。ビシバシ使う準備は整っている。
● これを使っている自分をイメージして,その自分に惹かれるというところがあるんだな。しかし,バインダーを左手で持って,右手で何事かを書いていくという状況に自分が立つことはないだろう。
持てば無理やりにでも使うだろうか。使わないな。なら無駄遣いはやめなきゃな,ということになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿