● 勉強でも仕事でもないプライベートを,なぜノートに書くのか。なぜ手帳を使うのか。
書くこと,(手帳を)使うこと自体が好きだからそうしている,という人がじつは多いのだと思っている。が,それだけだと話が次に進まないので,それ以外の理由を探してみる。
● 書くのはなぜかといえば,そうすることによって生活改善の拠点を作るためだろう。ふり返って手直しを加えるヨスガを作りたい。そのために記録を残す。
いやおうなくそれを意識させるのが,たとえばフランクリン・プランナーだったりするわけだ。ま,あまりに細かく設計されると手帳のレイアウトに振り回される結果になるかもしれないから,普通の手帳に自分の工夫を加えて使うくらいでちょうどいいのだろうと思っているが。
● ともかく,ふり返りのヨスガを作り,生活改善のトッカカリを得るために,人は手帳やノートにログを残したり,ToDo を書いたりするのだ(ということにしておく)。
しかし,十全にそれができている人はどのくらいいるのだろうか。
● 何の根拠もない推測にすぎないのだが,それができている人は必要以上にたくさん書いていないと思う。勇者は少なく書くのだ。それこそ,能率手帳1冊で1年分をまかなえる程度にしか書いていないのじゃないか。
頭の中で充分に濾過して,上澄みだけを手帳に書くということを,意識せずにやっているような気がする。
● ぼくなどはかなりの量を書く。とにかくゴミのようなことまで書き散らしている。
したがって,書くこと自体に時間を取られてしまって,その先のことをする時間がないということになる。あるいは,書くだけで満足してしまうというか。アホですな。
● 結局,最初に戻るのだけれども,書くこと自体が好きだからそうしているのだ。趣味人のひとりなのだ。ひとりというか,その典型ではないかと思っている。
結果,書くという行為で自足してしまうから,書くことによって生活は何も変わらない。
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