● 夜,東京駅に行ってみた。なぜ? 東京駅地下街(グランスタ丸の内)にあるトラベラーズファクトリーも覗いておくことにしたのだ。
去年の7月に,ここでブラスペンシルを買った。2,000円の鉛筆だ。正直,後悔している。まったく使っていない。
っていうか,後悔するとわかっていながら買ってるんだよね。見るだけじゃ悪いし,とも思うしさ。
● もう何も買うつもりはないんだけど,覗けば何かは引っかかってくるのがトラベラーズファクトリーというものでしょ。今回は消しゴムのスリーブが気になった。
やはり真鍮製で,トンボの MONO がピッタリ収まるという。700円。
● いったん見送ったのだが,どうにも気になる。引き返して買っておこうかと思った。鉛筆のときもそうだった。いったん見送りながら,結局,買ってしまったのだ。
しかし,MONO には紙製のスリーブ(しかも,消しゴムが割れないようによく考えられたもの)が付いてくるのだし,そもそも鉛筆を使うことがないのだから(特に,外で使うことは皆無),消しゴムのスリーブを買ってどうするのだと自分に言い聞かせて,どうにか振り切った。
● それが正解なのは最初からわかっているのだが,後ろ髪を引かせるのが,トラベラーズファクトリーの不思議な魅力だ。
ぼくは基幹商品のトラベラーズノートも使ったことがないのだ。それでも,鉛筆を買ってしまった。消しゴムのスリーブに引っかかるのだ。
場の空気というのがあるのだと思う。トラベラーズファクトリーに集まるのはトラベラーズノートのコアなファンなのだ(たぶん)。それゆえ,場の温度が熱くなるのだろう。
● スタッフ(若いお嬢さん,2人)はアルバイトなのかもしれない。が,自身もトラベラーズノートの熱心なユーザーなのだろう。
売手も買手もそういう人しかいないのだから,何とはなしに買わせる空気ができあがるのだと解釈している。
0 件のコメント:
コメントを投稿