2022年1月31日月曜日

2022.01.31 豊洲の有隣堂

● ららぽーと豊洲の有隣堂。つい先日,You Tube チャンネル「有隣堂しか知らない世界」を知った。
 ブッコローのツッコミと切り返しの速さと上手さに感心する(中の人はテレビ関係の経験者だろう)。登場頻度の高い岡崎弘子バイヤーのトボけた味わいも面白い。チャンネル登録して過去の動画を一生懸命に見ているところ。
 伊勢佐木町本店にも行ったことがあるのだが,有隣堂といえばアトレに入っている本屋という印象。You Tube のおかげで近しいものに感じられる。

● ちなみに,今まで見た動画の中で面白かったのは,地球儀と地図,ガラスペンの回だ。地球儀は「ほぼ日のアースボール」を売場担当者は取りあげていたのだが,地球儀を製造している渡辺教具製作所の社員の話が面白かった。
 ぼく一個の目下の見方を述べると,アースボールのスマホと連動して様々な情報を盛り込むという行き方も面白いのだが,地球儀の肝はそこではない。情報などそんなに取れなくてもいいのだ。
 たとえばサッカーのワールドカップで日本がカメルーンと戦うことになったときに,カメルーンってアフリカのどこにあるのだろうと確認するために地球儀はある。モノとしての地球儀を愛でるというつき合い方もある。

● 地図の回では,ブッコローが Google Map の利便性を遠慮なく昭文社の社員にぶつけていたのだが,紙の地図の売上は明らかに減っているはずだ。書店での専有面積を見ればわかる。
 けれども,ぼくは地図も買う方だ。ぼくの旅行先はほぼ東京なので,東京の地図は3つ持っている。細かいところを見るのは Google Map に敵わないのだが(まさかゼンリンの住宅地図を持ち歩くわけにもいかない),行きたい場所の周辺との位置関係を知るには紙の地図に限るのだ。昭文社の社員は俯瞰性という言葉を使っていたが,まさにそれ。スマホで見る Google Map ではそこが上手くいかない。こちらの(Google Map の)使い方に問題があるのかもしれないけれど。

● ガラスペンの回では,ガラスペンよりもインクの多種多様なことに驚いた。インク沼という言葉は知っていたし,同じ黒でも微妙に色合いが違ういくつもの黒インクがあることも知っている。『美しい万年筆のインク事典』なんていう書籍も出るくらいだから。
 でも,自分には無縁の世界だと思っていた。だってノートに文字を書くだけなのだから。ブルーブラックだけあれば足りる。
 それは今でも変わらないのだけど,面白半分に手をだすとヤバいぞとも思っている。インク沼にハマってしまう恐れなしとしない。

● ちなみに,ガラスペンではなくボールペンを取りあげた回で,“黒寄りの黒” という言葉が出てくる。ジェットストリームよりもアクロボールの方が“黒寄りの黒” だというふうに使われる。
 黒に関しては,“黒寄りの黒” ではない方が好みだ。黒なら薄味の黒の方が好ましい。黒は重さを感じさせるからだ。文字をビッシリと書くので,ページが黒で埋まることになる。ノートが重くなったように感じる。

● ブッコローをあしらったジェットストリームが販売されている。4&1の多機能ペン。当然,有隣堂でしか買えない。が,それを買うところまでは行かず。
 手帳にはハイテックCコレトを長く使っている。それを代替させる予定がないというかね。

● 有隣堂でも目立つのがキャリング用品。ひと頃,言葉だけ流行ったノマドワークが,コロナで生命を吹き込まれた感じですか。色んなメーカーが色んな製品を出してますな。
 個人差はあると思うんだけど,ノマドでは仕事ができないという人もけっこうな数,いらっしゃるでしょうね。仕事をするならこの場所じゃないとダメだという人。

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