2021年10月7日木曜日

2021.10.07 自分にメールするアプリ

● 4年前に「一流の男のデジタル活用術」(2017.08.27 宝島社 880円)というムックを買ってるんですが。一流の男に憧れる三流の男が買いそうなタイトルのムックね。

● その中で,成毛眞さんが Captio というアプリを推奨している。どういうアプリかと言うと,自分宛てにメールするアプリ。
 とても単純なアプリで,「文章を入力して送信ボタンをタップすると,自分宛にメールする」だけ。このアプリで,思いついたことは何でも入力して,自分にメールで飛ばします。(中略)受信したメールは件名で振り分けて,メールアプリの Captio 用フォルダに入るようになっています。そうすれば,自分がこれまで書いたメモはすべて,そのフォルダに入っていることになる。(p3)
● ただ,Captio は iOS 対応のアプリで,Android にはないっぽい。で,ずっと忘れていたんだけども,Android にも似たようなアプリはないかと探してみたら,その名も「自分にメール」というアプリがあった。 
 文章を入力して送信ボタンをタップすれば自分にメールが届く。単純明快で紛れがない。で,インストールしてみた。数ヶ月前のこと。

● が,今日,アンインストールした。一度も使ったことがないので。たぶん,これからもないだろう。
 なぜ使わないかといえば,Google Keep にメモするからだ。自分の中から出てきたものは Google Keep に入れて,ネットで拾ったものは LINE の「Keep メモ」に入れておく。
 自分が書いたメモはすべて Google Keep にあるから,そこに散らばっているメモを見ていけばいい。「自分にメール」はしなくていい。

● どちらを選ぶかは好みによると言ってしまいたいのだが,ぼくの場合はメモする頻度が低い。ので, Google Keep ですんでいるのであって,頻繁にメモする人は「自分にメール」の方がいいのか(わからんが)。
 ほとんどの人がメールアプリは G-Mail であろうから,あの構造の中で見ていくのが見やすくていいという人もいるだろう。データはすべて G-Mail に集めて,G-Mail をデータベース管理アプリにしてしまうのがいいのかも。

● 毎日が日曜日で友人もいないから,ぼくは G-Mail もあまり使っていない。仕事で使うこともなければ,プライベートで使うこともほぼないわけでね。
 ので,G-Mail の便利さをよくわかっていない可能性がある。けど,まぁ,どちらを使ってもそんなに差はないでしょ。

2021年10月6日水曜日

2021.10.06 堤 信子 『旅鞄いっぱいの京都・奈良~文房具と雑貨の旅日記』

書名 旅鞄いっぱいの京都・奈良~文房具と雑貨の旅日記
著者 堤 信子
発行所 枻出版社
発行年月日 2012.04.20
価格(税別) 1,500円

● まずは,京都と奈良の和文具・和雑貨が紹介される。商っている店舗も。封筒,便箋,千代紙,懐紙などなど。
 そういうものを常用するという人は女性であっても少ないだろう。その分,書籍としてはエッジが立つというか,とんがるというか。

● 次に,普通の文具店。普通といっても,デザインショップ,セレクトショップに限られる。他にはないという特徴を備えたところ。
 アンジェ河原町店がトップに登場。「私は昔から男性が好みそうな渋い事務文具系に惹かれます。そんな男前文具にたくさん出会えるのがこのお店」「お店の文具担当マネージャーが独自のルートで仕入れるという,デッドストックの万年筆や,タイヤの溝の深さを測るノギス付きのドイツのペンなどの独特の品揃え,その巧みなセンスにはジェラシーさえ感じてしまう程」(p35)と著者は絶賛している。

● アンジェは上野駅構内と東京駅前のKITTEにも ANGERS bureau を展開しているので,この2店には行ったことがある。特に上野駅のアンジェは上野で降りれば必ず寄ることになる。
 が,ここでデッドストックの万年筆を見た記憶はない。河原町の本店とは趣を異にしているのだろうか。

● 神社仏閣のオリジナル文具も紹介されている。一筆箋や万年竹筆,栞など。きりがない。
 骨董市・古本市に出されている文具や雑貨も紹介しており,最後は「旅日記や手紙を書きたくなる喫茶店」を紹介して終わる。
 京都・奈良だから当然といえば当然なのかもしれないが,ノスタルジックを前面に出して,静かにしっとりと文字をしたためましょうという内容。

2021.10.06 文具の多くは女性に訴求しているが・・・・・・

● 某文具店。置いてある商品の多くは女性に訴求している。色であったり(パステルカラーが流行りなんですかね),用途であったり(たとえば,手紙を書くための便箋や一筆箋)。消費は女性が担っておりますかなぁ。文具に限らずね。
 消費が旺盛ということは生活の仕方や生き方に
勢いがあるということだ。誰が見ても,今は男性より女性に勢いがあることに異論はないと思うが。

● ではあるのだけれども,女性に訴求した商品を男性が使うこともあるだろうし,逆に男好きのする文具を好む女性も少なからずいるんじゃない
かと思う。スマホでも今は亡きBlackBerryを好んだ女性がいたように(今でもBlackBerryを冠した製品があるにはあるけど,往年のBlackBerryとは別物で,OSはAndroid)。
 で,率からいえば,女性側に越境する男性よりも,男性側に越境してくる女性の方が多いだろ
う。勢いの差がそのまま出ているというか。

● で,男好きのする文具の代表がマルマンの Mnemosyne ではないかと思っているのだが,これを好む女性がかなりの数,いるはずだ。
 でもって,こうした男勝りの製品を好む女性って,かなり恰好いい。もし,お嫌じゃなければ友だちになってください。

● Mnemosyne って,確かな品質をうかがわせる外見が魅力。製品の顔は黒。色使いを抑えて,シンプルにノーブルに。
 要するに,ハンサムなんだよね。ハンサムなんだから女性に届くのは当然でしたか。

2021.10.06 測量野帳の棚卸し

● ノートを大量に抱えてしまっている。ダイスキン,モレスキン,Campus,無印ノート,ツバメノートなどなどだが,数からというと測量野帳もけっこう多い。
 右の写真のとおりだ。左上から時計回りに,KOKUYO ME シリーズ(1冊),バウハウス(2冊),無印の野帳(4冊),AMAZING GINZA(6冊),レギュラー製品の LEVEL BOOK(18冊),ミッキーの絵柄(5冊),レギュラー製品の SKETCH BOOK(2冊),メトロ(2冊),ビジネスカラー(4冊),旅する野鳥(1冊)。

● 他に,カウネットで買った再生紙使用の LEVEL BOOK が20冊ある。梱包を解いていないまま。計65冊になる。野帳ではないけれども,同じラインで作られていたのではないかと思える横罫ノートも2冊ある。
 測量野帳は薄いので,3年もあれば65冊を使いきるかもしれない。順調に消費できるときには月に2冊ほど使えると思うので。それゆえ,在庫がいくらあってもそうそう慌てることもないんだけどねぇ。
 とはいえ,これだけあると,何でこんなに買っちまったんだっけなぁと考えるわけだ。ま,使いますけどね,使いますとも。

● 測量野帳と言いながら,測量の現場で使われるよりも,それ以外の,測量とは関係のない事務作業とか,研究の実験データを記録するとか,勉強に使うとか,要するに普通のノートとして使われる方がずっと多いと聞く。
 その場合に使われるのは SKETCH BOOK が9割以上であろうから,測量野帳の中でダントツに売れているのは SKETCH BOOK ということになる。博物館や美術館のミュージアムショップでその館独自の野帳が売られていることがあるが,それは必ず SKETCH BOOK だ。

● ところが,どうもぼくは方眼に苦手意識がある。悪評高い横罫の方が使いやすい。文字しか書かないからだ。文字というか,文章しか書かない。
 図解とか箇条書きとかチャートとか,ことごとくぼくには無縁のものだ。ひたすら文章を書いている。

● 地味というか面白味がないというか。大げさに言うと,“書く” ことの可能性を試していないというかねぇ。
 ともあれ,そういう次第なので,ぼくは LEVEL BOOK の愛好者だ。左ページの縦線を無視して,横罫ノートとして使っている。ほんと,面白味のない使い方しかしていない。

2021.10.05 鉛筆を使うようになったよ

● 「リュウジのバズレシピ」や「けんますクッキング」の動画(You Tube)を見ながらレシピをメモするときに,紙片に鉛筆で書くという,鉛筆の使い途を無理やり作ってみた。
 ホワイトボードにメモしてスマホのカメラで撮ってスマホに取り込んでいたのを,紙にメモしてスキャンしてスマホに転送するというやり方に変えた。どっちにしても,料理するときにはスマホを見ながらやる。

● このやり方の方が,メモリを喰わない。ホワイトボードに書いてスマホのカメラで撮影すると3MBになってしまう。紙に書いてスキャンなら70KBで収まる。レシピの数はどんどん増えていくので,容量は小さい方がいい。
 というわけで,このやり方を継続。ので,鉛筆もずっと使い続けることができる。目下のところはトンボ8900のHBを使用中。上の写真の短い鉛筆は30年前に使っていたものだ。
 短くすると,トラベラーズカンパニーのブラスペンシルや,ファーバーカステルのパーフェクトペンシル(KIDSですが)のリフルに使えるので,鋭意,短くしていきたい。

● 当然,紙の方も必要になる。メモブロックというかメモパッド。宿泊したホテルからガメてきたものや,メルカリでノートを買ったときにオマケでもらったものがあるので,まずそれを使っていこう。
 っていうか,これを使い切ったときには,もうこれ以上レシピを溜めても仕方がないや,となるかもしれない。とても作りきれないよ,って。

● スマホがなかった昔は,こういうのは紙に書いたままで保存してたわけでしょ。京大型カード(B6)に書いてカードフォルダに並べておいたんですかねぇ。
 ぼくはカードには馴染めなくて終わったけれども,パソコンやスマホを使うようになってからは,デジタルカードを作っているようなものだな。

● このブログにしても,結局は1枚のカードに書いているようなものだ。デジタルの場合はカードの判型が融通無碍というか,どんなに長い文章であっても1枚のカードに保存できるのが特徴だ。
 しかも,絶対に散逸しない。分類する必要もない。全文検索をかけることができるからだ。溜めておくだけでいい。

● アナログで書いたものもスキャンすればデジタルになる。こちらはJPGで保存しているから検索はできないけれども,タイトルを付けておけば50音順に並べてくれるし,タイトルの検索はできるから,紙の時代よりは便利になっているのは間違いない。
 デジタル化の恩恵って大きいよねぇ。いろいろ言われるけれども,ではパソコン以前に戻れるかと言い返したい。戻れないよね。

2021年10月5日火曜日

2021.10.05 トラベラーズカンパニー 『TRAVELER'S notebook トラベラーズノート オフィシャルガイド』

書名 TRAVELER'S notebook トラベラーズノート オフィシャルガイド
著者 トラベラーズカンパニー
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2021.09.25
価格(税別) 1,600円

● 「旅行をするように毎日を過ごすノート」ってかっこ良すぎ。が,トラベラーズノートは人を選ぶだろう。文具店で現物を手にとってみたが,これは自分には使いこなせないと思った。
 トラベラーズノートの志向するところには全面的に賛成だし,年に1回発行される「TRAVELER'S TIMES」も読ませてもらっている。ので,お礼と応援の気持ちをこめて(?)ブラスペンシルは買ったけれど,本体には手を出さず。

● そのトラベラーズノートの公式ガイドブックが出たらしい。読んでみたい。普通のノートでも使える技がいくつもありそうだしね。
 で,先月の28日に宇都宮市内の書店を3つ回ったけども(暇だからできる),そのいずれにもなかった。ちょっと早すぎたのか。が,SNSには入手したよと言う人がたくさんいるんだが。
 今月の3日にまた行ってみた。手帳売場に置いてあるか,ない。仕事術・ノート術のコーナーにあるか,ほぼ日手帳の公式ガイドはあるけど,トラベラーズノートの公式ガイドはない。

● やっぱりないのか。で,諦めて旅行ガイドのコーナーに行ってみたら。こんな感じで置いてありました。1冊だけ。
 そっか,ここに置くか。気づくべきだった。と,いったんは反省したんだけど,ここに置くか,普通。置かないだろ。いくら何でもこれはないだろ。

● ともあれ。速攻で買って読んだ。
 以下にいくつか転載。
 見た瞬間にかっこいい!って一目惚れ。さらに「日常を旅する」というオンセプトを聞いて,これだ!と思いました。僕の最愛の車で相棒のジムニーに通じる言葉だったから(p42)
 トラベラーズノートユーザーがユーザーになった動機って,こういうことなんだよなと思うんだよね。ぼくもそこは共感するんですよ。けど,こうして人が語っているのを聞くと,なんだか浅さを感じてしまうのはどうしてだろうか。
 トラベラーズノートが変わらずに大切にしていることのひとつに「自分たちがワクワクするかどうか」という軸がある。作る人が心から楽しんでいるからこそ,訪れた人にその熱量は伝わっていく。(p99)
 ちょっと風変わりで面倒なこのノートは,たぶん世の中のすべての人に好きになってもらえるようなプロダクトではないかもしれない。だけど,そんなノートを好きだと言ってくれる人がこの世界にいるんだということを知って,一気に仲間が増えたような気分になった。(p104)
 過去を振り返ればワクワクしたり,感動したりするだけでなく,悩むことだってあったし,生み出して作り上げるための身を削るような苦しみも,たくさんあった。(p105)
 トラベラーズファクトリーも遊びを本気でやったからこそ実現できた(p107)
 このノートの一番いいところは自由。その分,完璧ではないかもしれないけど,余白や手間を楽しんでもらえたら嬉しいです。そこに旅と同じ楽しさを感じます。(p107)
 言葉が通じなくても,トラベラーズノートを使っていることで友人のようにコミュニケーションをとっている方もいますよね。(中略)このノートが好きな人同士は,いいなと思うものが言葉がなくとも通じ合えるというか。(p107)
 受け入れてくれる人はひょっとしたら100人に1人くらいかも(中略)100人に1人という割合を無理に2人へと増やそうとするのではなく,海外にトラベラーズノートが広がっていくことで,僕たちに共感してくれる,まだ会ったことのない100分の1人に出会えるのだと,ワクワクとした希望が湧きました(p137)
● 自分には使いこなせないと思ってトラベラーズノートは見るだけにしているのだが,このあたりを多少掘りさげてみよう。なぜ手を出さないか。理由は3つある。
 第1。自分の手には負えないだろうと思っているからだ。あのノートを手なづけるのはけっこう厄介そうだ。たとえば表紙が皮でグニャグニャするから,立って書くのはできなくはないが,快適ではない。

● 第2。ノート本体の他に,周辺機器(?)が揃っている。各種リフィルは当然として,ブラス鉛筆,ボールペン,万年筆といった筆記具があるし,ペンケースや消しゴムのスリーブまである。素材は真鍮で統一してあって,なかなか以上にお洒落だ。
 使え終えたリフィルを保存しておくためのバインダーも用意されている。ページクリップもあり,付箋もある。そうした製品群に取り込まれそうなのがイヤだという気持ちがある。
 同じことを iPhone を使ったときに感じた。何とはなしの閉塞感。Apple が用意した世界にいれば安全で快適だけれども,その外に出られないもどかしさみたいなもの。
 トラベラーズノートのユーザーの多くは Apple 好きなんじゃないかという気がするのは,そうした共通性を感じるからだ。ぼくは Apple より Google を良しとする一派だ。iPhone ではなく Android。iPad より Chrome Book。

● 第3。どんなノートでも「旅行をするように毎日を過ごすノート」になり得る。製品が使い方を誘発するということはもちろんあるのだとしても,畢竟すれば使う人の問題だ。
 コクヨの Campus ノートでも百円ショップのノートでも,それを「トラベラーズノート」として使うことはできる。むしろ,そうした方がその人の個性が光るとしたものではないか。汎用性を備えたものを尖った用途に使うのがいい。


(追記 2022.03.06)

 最近,ミリペンに凝っている。この本の目次の前にある口絵の中に,トラベラーズノートに何かを書いている最中の写真がある。ミリペンタイプの極細サインペンを使っている写真が2枚あってね。
 そのペンが,ぼくがいくつか持っているミリペンタイプのペンのいずれでもない。ちょっと気になっている。いや,気になっているだけで,そのペンがどんなメーカーのどんな製品なのかを突きとめようとまで思ったわけではないけれど。

2021年10月2日土曜日

2021.10.02 日経WOMAN 2020年5月号-最高の毎日がはじまる! ノート術

編者 藤川明日香
発行所 日経BP社
発行年月日 2020.04.07
価格(税別) 627円

● 9月30日で緊急事態宣言が解けて,地元の図書館も昨日から営業再開。今日行ってみたが,待ちかねた感はそんなになかった。
 平日なら年寄と子育て中の専業主婦しかいないのだが,今日は土曜日だ。にしては,ちょっと少ない。専業主婦はいるが,男性の年寄が少ないのが意外だった。
 田舎の図書館はほとんど常連さんばかりだと思うのだが,常連さんの一部がコロナによる閉館に慣れてしまったんだろうか。

● 正直のところ,何の根拠もなく9月30日まで緊急事態宣言を延長してしまったことは,為政者の人権感覚の欠如を疑わなければならないくらいのものだ。休業を余儀なくされ,仕事をしたくてもさせてもらえない人たちが多数いることを踏まえての決定だったのかという意味だ。
 もうとっくに事実上のゼロコロナ状態に至っている。マスクをしないで酒場をハシゴしても,グループでカラオケに行っても,コロナに感染する状況ではない。3密を避ける必要もなく,ソーシャルディスタンスを確保する必要もない。
 この状態がいつまで続くのかはわからないけれども,今はどうしたら感染できるのか教えて欲しいくらいの状況だ。どんどん外に出られてはいかがか。

● 図書館とインターネットがあれば,「健康で文化的な最低限度の生活」を維持するのに,そんなにお金は要らない。読む,見る,聴くといった,インドアの受動型の趣味の持ち主なら,インターネットにアクセスできる環境と図書館があれば,他に必要なものはないと言ってもいいくらいだろう。
 たとえば音楽だ。クラシックしか聴かないという人がいると思う。そういう人は,県内で最も大きいCDショップに行っても,欲しいCDに出会える確率はゼロに近い。TSUTAYAとかBOOK-OFFでも同じだ。
 最も品揃えがいいのは公共の図書館であるはずだ。ならば,図書館でCDを借りて,自宅のパソコンでリッピングして聴くという方向に向かうことになる。音源を確保するのにお金は要らない。

● 毎日が日曜日のぼくにしても,毎日が日曜日になったのは昨年4月からなので,つまりコロナのパンデミックと重なったので,図書館に出向いたのは数少ない。コロナ以後は緊急事態宣言が出るたびに休館したし,開いていてもできれば来ないでくれ的空気があったから。
 ではあっても,税金で支えて頂いてありがとうと思っている。自分が気づかないところで税金の恩恵に与っていることが多々あると思うのだが,公立図書館は意識できる恩恵の最たるものだ。

● 以上は長過ぎる前置き。久方ぶりに図書館を訪れたので,雑誌をひとつ読んできた。「日経ウーマン」の昨年の5月号。「最高の毎日がはじまる! ノート術」の特集。
 この時期に「最高の毎日がはじまる」というのはなかなか辛かったかもしれないけれど,まぁ仕方がない。編集作業はずっと前にはじまっていたのだろう。

● 特集の最初に登場するのは樺沢紫苑さん。手書きの3つの効能を解説している。
 第1に,チャンスを呼び込む。なぜなら,手書きで書いていると注意のアンテナが立つから。
 第2に,毎日を効率化できる。なぜなら,書くことで忘れられるから。目の前のそのことに集中できる。
 第3に,いい習慣が続きやすい。なぜなら,変化が目に入るから。レコーディングダイエットが典型例。

● 目新しいことではない。すでに多くの人が同じことを言っている。
 けれども,時々は思いだして,自分を手書きに留めおくようにする必要がある。少なくとも,ぼくの場合にはある。手書きに厭いてしまうことがないわけではないので。

● そのあとは,いろんな人の具体例が紹介される。私はこんなふうに書いていますというのを,実際のノートを公開して,それぞれが語る(記者のインタビューに答える)。
 が,その紹介は斜め読みですませた。自分のやり方は自分で編みだすしかない。人のやり方を参考にしようとすると,参考になるより足を引っ張られてしまうことの方が多いのではないか。

● が,昔はわりと熱心に読んだものだ。どんなノートを使っているのかにも気を引かれた。合格体験記を読むのが好きな受験生がいると思うのだが,ぼくはかなりの年齢までその尾っぽを引きずっていた。
 けれども,雑誌のこうした特集記事を読むこと自体を止めてしまえるところまでは至っていない。ただ,昔はこの種のものを見かけると片っ端から買っていたが,今はこうして図書館ですますことが増えてはいる。

● ところで。入館するときにサーモ体温計が37.2°を表示。普段より1度高い。コロナに感染したか?
 気温が上がったところを黒のトートを肩から提げて歩いてきたものだから,サーモが熱を吸ったトートにも反応したんだと思いますわ。冬には33.3°と出たこともあって,俺は死んでるのかと突っ込みたくなったこともある。
 正直,サーモ体温計ってアテにならないよね。みんな,そう思ってますよね。わかっていて設置しているということは,(いちいち測る手間はかけられないってこともあるんだけれども)それでもいいやってことだよね。要するに,あんまりシビアに考えていないよね。いや,ぼくもそれでいいと思ってるんだけどさ。