形状は昔のモレスキンのボールペンを思い出させるな。あのチャチいボールペンね。
● モレスキンのは樹脂だったが,こちらはアルミ。高級感もあるようだ。価格は14,850円。
買ってくださいね,皆さん。ぶっちゃけ,こんなのはバカが買うものだと思ってるんですけどね。
● ぼくもバカの端くれとして買ってもいいんだけれども,それならもうひと踏ん張りして,THE ZEBRA を買う方がいいんじゃないか。
いや,もちろんどちらも買いませんけどね。ぼくはバカのみならず貧乏でもあるので。
● THE ZEBRA はともかく,BLACKWING のこのボールペンは誰が買うんだろうかな。正直,買うやつの顔が見たい。
いえね,そこまで言ってしまうと言い過ぎもいいところだと思うんですけどね。何を買おうが自由ですからね。
買物は憲法が認めている基本的人権の最も重要なものですから。講学上,買物基本権と呼ばれてますな。買物基本権が日本国憲法第13条「幸福追求権」の中核をなすものでもあることは,もはや常識でありましょうよ。
● ただねぇ,ぼくはモレスキンと BLACKWING は大嫌いなんですよ。過去に存在して今は消えてしまったものを復活させて,そのことを売りにしてるようなところはね。
消えたものは消えたままにしとけよ。なんで復活させるような浅はかな真似をするんだよ。
● 特にモレスキンは復活させられる側の了解なんか取ってないからね(現実的に不可能だったろう)。実体が「フランスのトゥール市にある小さな家族経営の会社である製造業者が」作っていた「小さな黒いノートブック」(モールスキン)にどれだけ似ているのか知らないが,名前のみならず,“伝説” までまとわせて,恥ずかし気もなく復活させて儲けている。
要するにパクリだ。しかも,品質はかなり粗悪だ。こんなもの,チャトウィンは使わなかったろうよ。
そんなのをありがたがって使うバカがたくさんいるわけだ(非常に具合の悪いことに,ぼくも使っているのだが)。世界はバカで充ちていると慨嘆したくなろうというものじゃないか。
● BLACKWING は名称使用についての法的問題はクリアしているらしい。しかしねぇ,名前とルックスが同じだと言っても,現在の BLACKWING は日本製ですよ。おそらく,軸の塗装や消しゴムの取り付けまで日本でやってますよ。日本で完成品にしている。
オリジナルの BLACKWING はエバーハード・ファーバー社の純然たる MADE IN USA でしょうよ。日本製で復活させるようなことはせずに,アメリカの多くのセレブに愛された BLACKWING ここに眠る,としておいた方が良かったろうよ。
● おそらく,今の BLACKWING もそんなに長く命脈を保つことは難しいと見るが,品質と書き味はそのままに,BLACKWING ではない別のブランドとして世に問いなさいよ。
日本の鉛筆メーカーに生産を委託する(下請けに出す)のは全然かまわないから。そんなのはどうでもいいんで,BLACKWING の名前にぶら下がるのはやめなさいよ。